時には、旅の日常

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秋の青森・津軽&函館巡り-04~海辺の温泉にて美食に舌鼓 黄金崎不老ふ死温泉

2015-10-30 01:08:53 | 東北/日本
 青森・津軽路の日本海沿岸ドライブの初日は、この日の宿泊地である、黄金崎不老ふ死温泉までやって来ました。

 <<秋の青森・津軽&函館巡り-03>

 十二湖から再び海岸へと戻り、夕暮れの色を帯び始めた日差しの中を、海辺の一軒宿まで車を走らせます。

 晴れていれば、日本海へ沈む夕陽の絶景を楽しめたはずの部屋からの眺めは、あいにくの空模様となりましたが、豊かな北の海の恵みをふんだんに味わう夕食を堪能。
 旅の1日目を締め括り、2日目の朝には、海辺の露天風呂の野趣溢れる風情を満喫しました。



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 深いコバルトブルーに染まる青池と、ブナ林の散策路とを、束の間楽しんだ十二湖を後にして、この日の宿泊地へと向かいます。

 青池に最も近い有料駐車場は、かなりの台数の車が駐車することができる、十分な広さを備えていましたが、遅い時間(17時近く)ということもあってか、この時は駐車している車も少なかったです。



 十二湖から海岸へと戻る、下り坂の道路の先には、日本海の海原が再び見えてきました。

 水平線と低く垂れ込めた雲との、僅かな隙間の空の色は、既に日暮れの彩りを放っていました。
 その彩りを反射していた海面もまた、夕暮れ時の黄金色に染まりつつあります。



 日本海沿いを走る国道101号線は、併行するJR五能線と何度か交差します。

 正面の丘の上には、風力発電の風車が。

 17時を過ぎて、北国の空は、急速に暮色を濃くしていきます。



 この日は、海辺の一軒宿である、黄金崎不老ふ死温泉に宿泊です。
 十二湖からは、30分弱程の行程でした。

 一軒宿といっても、日本海へ突き出た丘陵上に渡る建物は、中々の規模を誇ります。
 宿の背後にも、大きな風車が立っていました。



 海辺の温泉宿…ということで、部屋からは、目の前いっぱいに広がる日本海の大パノラマを、心ゆくまで楽しむことができます!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 ちょうど日没時であったようで、天気が良ければ、この水平線へと沈みゆく夕陽の絶景を眺めていられたのでしょうが、この日はあいにくの曇り空。
 辛うじて淡く染まった様子を、どうにか眺められたに留まりました;

 それでも、目の前がすぐ海というシチュエーションには、心が昂ぶりますね。

 この後、温泉で旅の疲れを癒やしてから、お楽しみの夕食タイムです♪
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 お待ちかねの夕食タイム。
 セッティングされている小皿類からだけでも、生唾を飲み込んでしまいますw

 北国の海の幸を、これより味わうことに!



 やはり、最初に運ばれてきたのは、お造りでした。
 見るからに、新鮮で美味しそうな刺身たちが、食欲を激しく刺激します。

 刺身は、確か、マグロにブリにキンキン(キンキ)…であったかと。。。
 献立を記した紙を持ち帰るのをうっかり忘れてしまい、何の刺身であったかは、うろ覚えです;



 地ビールをいただいてみました。

 田沢湖ビール、でしょうか。
 「ブナの森」と銘打っています。
 この周辺一帯は、白神山地に限らず、ブナ林が広がっていたのでしょうね。



 小鉢です。
 夢中でいただいていたので、何であったか、憶えていません(爆)



 こちらは、アワビの和え物、でしょうか。
 歯応えのあるアワビの美味しさを、噛みしめながら味わいます。



 アワビとはまた異なる歯応えで、これまた美味しいサザエ。
 大きな身に詰まった旨味を、じっくりと感じながらいただきました。



 サザエと同じ皿に、小皿ごと載せられていたもの。

 献立を忘れたことが、悔やまれます><



 焼き魚も、キンキン(キンキ)でした。

 キンキといえば、煮付けの美味しさが知られていますが、脂の乗った身は、焼いても感動的な旨さ!
 皮まで、美味しくいただきました^^



 キンキンと共に、この食事のメイン級と思われる、アワビです(^г^)

 まだ生きていたアワビを、陶板焼きにしていただきます。
 陶板が据えられたコンロに着火した瞬間、アワビが「ビクッ」と一瞬、身を縮めるのが分かりました。。。
 蓋をして蒸し焼きにして…素晴らしい歯応えと滋味の虜となりました!

 いただくことはおろか、目にする機会も滅多にないアワビを、ステーキよろしく豪快に味わう…この上なく幸せなひとときですね。

 深浦町の豊かな海に、感謝です!



 ご飯も、宝石のような輝きも眩い、イクラご飯。

 口の中で、イクラが弾けるプチプチ感と、広がる濃厚な風味の虜となっていましたw



 深浦町の名物にもなっている、「つるつるわかめ」のお吸い物。

 ワカメの緑色をしているので、茶そばのようにも見えます。



 透き通るような、ワカメの緑色がとても美しく映える、つるつるわかめ。

 確かに、ワカメの風味がダイレクトに広がります。
 口当たりも、商品名の如く、ツルツルと素敵な感覚。
 美味しく平らげます。



 鍋ものも、シッカリといただきます。

 ここにも、キンキンや、カニ等の海の幸がてんこ盛り。
 それぞれの身だけでなく、エキスの滲み出た出汁の旨味を、じっくりと堪能しました。



 デザートは、あっさりとシャーベットを。
 お茶は、自分で注いだものですがw



 ここは青森県…ということで、もちろんリンゴのシャーベットです!

 仄かな色合いの、正にリンゴを彷彿とさせるシャーベットは、スッキリとした美味しさで、素晴らしい食事のトリを締めてくれました。

 疲れた体を癒やす温泉と、北の海の豊かな恵みを味わい尽くす素敵な地産地消の夕食に、身も心もすっかり満足して、床に就きます。
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 一夜明けた、旅行2日目の朝。
 雲が多いものの、この先は晴れてきそうな空模様。
 夜中は、ほぼ一晩にわたり、かなりの雨脚で雨が降っていた(かなり大きな音を立てていました)ので、回復しつつある天候に、胸を撫で下ろしました。

 このエリアも、津軽国定公園内とのことで、海岸には照明等の施設を取り付けることができないらしく、夜は宿の背後にある燈台からのサーチライト以外には、一切の灯りがない世界…文字通り漆黒の闇で、恐い位でした。

 画像右下に、露天風呂の湯船が写っています。



 部屋からの眺めのパノラマ。
 夕景も素敵でしたが、朝の清々しい日本海の眺めもまた、最高です!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 海に向けての景色は、朝は背後から日光が当たる順光となるので、空や海の色も、綺麗に写ってくれます♪



 せっかく来たのですから、この温泉の露天風呂にも入ってみることに!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 このとおり、波打ち際ギリギリの所に湯船を設えた、野趣溢れる露天風呂です^^
 照明がないため、夜間はかなり早い時間に閉鎖となってしまうので、朝風呂で入ってきました。
 時には波飛沫も浴びる程の間近に海を眺めながら、湯に浸かる気分も、乙なものですね♪

 これ程海に近いので、台風等で海が荒れると、この露天風呂、湯船が壊れたり、水没したりしてしまいます(完全に海中となってしまった写真が館内に掲げてありました);



 朝食はバイキング形式ですが、やはり、美味しそうな干物や焼き魚等の皆さんが誘惑してきますw

 洋食のものもありますが、ここは和食を選択します。



 宿の自家製という、イカの塩辛。
 イカの内臓の濃厚な風味が、色々な調味料等で和らげられることなく、ダイレクトに伝わってきた、ワイルドな美味しさ。
 クセもそのまま感じるので、好き嫌いが分かれそうな塩辛でした。
 因みに私は…もちろん、その個性の強い風味の虜に!
 素晴らしくご飯の進む逸品を、心ゆくまで堪能しました。

 朝食の後、宿をチェックアウトし、海辺のドライブを再開します。

 <秋の青森・津軽&函館巡り-05>>



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2015-11-04 23:59:21
母の実家は一歩庭に出ればそこは海…だったので、部屋から海が見える景色は子供の頃から見飽きるほど眺めていたのですが、久しぶりに富山で海の見える温泉宿に宿泊し、海を見ながらのんびり温泉につかる快感を知りました。
お食事の内容を覚えていらっしゃらないというのは、taろうさんとしては珍しいことですが、きっとそれほど感動的な美味しさだったのでしょうね。
お魚は勿論美味しそうですが、つるつるわかめに興味津津。
良いダイエット食品になりそう。
自家製塩辛、朝からお銚子を頼みたくなってしまいます!
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タヌ子さん。 (taろう)
2015-11-05 20:28:33
海の広がっている風景、というのは、どこか心安らぐ気持ちを呼び覚まされますね。
この温泉は海辺の一軒宿(かなり大規模ですが)、湯船のすぐ脇に波打ち寄せる、野趣溢れる露天風呂につかった朝風呂の気分は、格別でした!
全く私としたことが…;豪華な食卓につい夢中になってしまい、意識が完全に食べること「のみ」に行ってしまいました(爆)
本当に、日本海で揚がるものの美味しさのレベルを、改めて噛み締めた、極上の夕食でした!
つるつるわかめ、わかめがツルンと喉を通り過ぎる食感が、病み付きになりそうですw
わかめを麺状にしたのは、いいアイデアだと思いました^^
宿自家製のイカの塩辛、口にした瞬間に嵌まりました!
仰るとおり、お酒の素晴らしいアテになりそうでしたが、この後すぐに運転の予定であったので、泣く泣く?大盛りご飯の友としました。
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