時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

晩秋の四国瀬戸内巡り-4~小豆島・寒霞渓<2> ロープウェイで空中散歩

2013-01-13 17:56:15 | 四国/日本
 小豆島の景勝地である寒霞渓(かんかけい)を訪れ、紅葉に彩られた絶景をロープウェイからの空中散歩で堪能しました。

 見頃を迎えた紅葉で美しく彩られた絶壁の谷間や、山の中から海へと至る、雄大な裾野を上から眺め渡した景色は大変個性的な、小豆島独特の風景として印象に残りました。

 <寒霞渓>

 <地 図>

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


 出迎えの紅葉に目を奪われた紅雲亭駅からロープウェイに乗って、寒霞渓の空中散歩が始まりました!

 ロープウェイは、出発するとすぐにぐんぐん高度を稼いでいきます。
 見る見る眼下には、紅葉のパッチワークが広がりだしました!



 谷間を埋めた、色とりどりに染まった紅葉の木々が披露する美しい眺めに、ゴンドラの中では息を呑むような感嘆の声が上がりどおしでした^^

 ゴンドラ側面の窓が開くことが分かるまで、しばらくの間雨で濡れた窓越しに撮影したため、以後の画像には水滴も写り込んでしまいましたorz



 岩場の隙間からこぼれ落ちるように生えている木が、色を変える滝のようにも見えます。
 京都の庭園で見る紅葉の美しさとはまた異なった、ダイナミックな山の紅葉が目新しくて、色彩豊かな美しい景色に目が釘付けでした!



 こうしたカラフルな風景は、テレビ等の画像ではこれまで目にしてきましたが、実際にこの目で眺めるのは久しくなかったことで、実に感動的な眺めでした。



 ゴンドラから、出発した紅雲亭駅方向の眺めです。
 紅葉が谷から山肌まで一面に覆っていることが分かります。

 連なった山の向こうには、海までもが見渡すことができました。



 晴天時には、きっと輝くような紅葉が楽しめたのでしょうが、こうして雨交じりの天候の風景もまた、山に掛かる雲等、晴天時とは別のしっとりとした情緒を感じさせてくれました。



 所々で露出している岩場のすぐ傍を通過、迫力満点の眺めです。



 小豆島といえば、映画「二十四の瞳」のロケ地や、特産品であるオリーブ等、どちらかといえば穏やかなイメージを想像していましたが、瀬戸内海に浮かぶ島で2番目の広さを誇る島内に、これ程のスケールの大きな荒々しい自然を有していたとは、正直驚きました!

 周りの眺めは完全に山の中のそれであるのに、このゴンドラのように、少し高い所からは海まで見渡せる(もちろんこの地点でも振り返れば海が見えます)という一風変わった風景を堪能できる、とても魅力的な島ですね^^



 ダイナミックなスケールの景色と、細やかな景色とが同居していて同時に楽しめるのも、小豆島ならではですね。

 この辺りでようやくゴンドラ側面の窓が開くことに気付きました…山頂到着まであと1分位でした;



 山頂到着が近付くにつれ、岩の絶壁は益々その険しさをもって間近に迫ってくるようです。



 到着まで1分あるかないかの地点でも、屏風のような岩塊の傍を幾つか通り過ぎ、見所は尽きません。

 遥か下方に離れていた地面が急速に這い上がってきたかのようにゴンドラへと接近してきて、終着の近いことを実感しました。



 最後の岩場の脇を通過中です。

 間もなく山頂に到着です。



 約5分の空中散歩を終えて、寒霞渓山頂駅に到着しました。

 時間にすれば束の間、あっという間でしたが、風景に魅入っていた時の体感時間はもっとずっと長く感じられた、素晴らしい空中散歩でした!

 寒霞渓の山頂というロケーションなので、当然この駅の周囲もまた、絶好のビューポイントとなっています。
 紅雲亭駅から先回りしていてくださっていたタクシーの運転手さんと、この山頂駅で再び合流して、しばらくの間、今度は山頂から寒霞渓の眺めを楽しむことにしました。



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (プー太郎)
2013-01-14 23:25:04
たしかに京都の紅葉とは異なる、洗練されていないがゆえに生かされる持ち味みたいなものが小豆島の紅葉にはありますね。
taろうさんは高い所苦手だったのではないでしょうか?
返信する
プー太郎さん。 (taろう)
2013-01-15 08:01:03
小豆島は、想像していたより遥かにスケールの大きな、野手溢れる自然の風景を堪能できて、京都とは全く趣の異なった紅葉を堪能することができました。
プー太郎さんにも機会があれば、是非お勧めしたい素晴らしい島です!
仰るとおり高い所は苦手ですが、乗り物に乗っていると、転落の心配が不思議と感じられなくなって、比較的冷静でいられます(^^;
あとは、絶景への好奇心がどれ程かによりますね。
返信する
Unknown (タヌ子)
2013-01-15 08:43:14
私もそうでしたが、小豆島がこんなに変化に富んだ地形を持つ島だということを知らない人が殆どでしょうね。眼下に広がる錦の絨毯。
おそらく人生で2度と会うことはないであろうと思われる人たちと、たった5分とは言え、感動を共有するって、考えてみると面白い体験ですよね。
山頂駅まではロープウェーだけじゃなく、車が通れる道もあるのですね。
帰りはもっと間近に紅葉を見ながら、ゆっくり下山することになるのでしょうか。
返信する
タヌ子さん。 (taろう)
2013-01-15 19:09:31
小豆島、思っていたよりも(というより、事前にはほとんど何も知らないも同然;)遥かに、自然のスケールの大きな島で、この寒霞渓の風景を眺めていても、とても「島」にいるという感じがしませんでした。
ロープウェイ内という限られた空間を、たまたま乗り合わせただけという偶然で共にした方々でも、感動を共有して束の間会話を交わすのも、旅の醍醐味ですよね!
よくよく考えると、知り合いになるというのは、奇跡といっても良い位の僥倖ですね。
この奇跡的で貴重な繋がり、絆は末永く大切にしたいものです^^
山頂駅には広い駐車スペースがあるので、山頂駅から往復する方々も多いと思います。
車での下山時は目線の高さが違うので、ロープウェイとはまた変わった趣の風景を楽しみながら下りました。
お腹も空いて(^^;)、高松へのフェリーの時間もあるので、それ程ゆっくりではありませんでしたが。。。
返信する

コメントを投稿