青森から大阪へと向かう寝台特急「日本海」の旅は、一夜が明けて2日目に入り、早朝の北陸路を駆け抜けていきます。
とはいえ、そこは寝台列車…一応「特急」にカテゴライズされてはいるのですが、大阪到着までに、後続の特急電車2本に先を譲る(=抜かれる)という、マイペースで走行します。
東北地方と同様に、北陸地方にもまだたくさんの雪が残り、この日も所によってはかなりの降雪の中を、日本海は走り抜けていきました。
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目が覚めると、日本海は富山に停車していました。
時刻は5時40分頃で、青森を前日19時31分に発って約10時間が経過…秋田を22時30分頃出発した後に就寝したので、6時間弱は眠れていたのではないかと思います。
富山では、結構な人数の方々が下車なさって、途中の駅から乗車された、私の寝台の上段と向かいの上段の方々も、ここで列車を降りていかれました。
日本海は、北陸と東北とをダイレクトに結ぶ役割も担ってきたのですね。
お勤めの方から学生さんに至るまで、様々な方々によって、長年重宝されてきた列車なのだなぁ、と実感できました。
定刻の富山発は5時29分なので、10分程遅れているようでした。
まだ暗い田園地帯を駆け抜けます。
地面は白…富山でも雪が降っていたようです。
家並みの屋根や、線路の路面も、白一色です。
間もなく、高岡に到着です。
高岡に停車中。
すぐに発車しました。
高岡と富山にはこの日の前々週と前の週にも訪れているので、この日を勘定に入れると、3週連続で訪れたことになります!
流石に、富山や高岡の駅の様子や、周辺の風景等にも見覚えがあり、「また来たよ~^^」と呼びかけたくなりましたw
高岡を出発すると、富山県から石川県へ入って、金沢へと向かいます。
2年後の平成26年度に開業予定である、北陸新幹線の高架が並行してくるようになると、程なく金沢です。
やはり10分程の遅れで、金沢に到着。
金沢でもかなりの方が下車され、私の向かいの下段の方もこちらで降りていかれました。
これで、私のいる4人分の区画(2段寝台の向かい合わせ)は、図らずも私1人で独占の状態に!
6時半少し前にもかかわらず、ホームには大勢の方々がカメラを構えていらっしゃいました。
再来年度の北陸新幹線金沢延伸へ向けて、そのホーム建設も急ピッチで進められている、金沢駅。
金沢には3分程停車した後、6時30分頃に出発しました。
先頭車両の車端部から、機関車との連結部分を眺めています。
ヘッドマークは、機関車後部にも掲げられているのですね。
富山県内では地面が真っ白になっていた程残っていた雪が、石川県に入ると嘘のように消えてなくなりました;
日本海には食堂車は連結されておらず、朝の時間帯に停車する駅の停車時間も長くて数分、車内販売はあるにはあるが数に限りが…ということが分かっていたので、菓子パンと、こちらの、100%ストレート果汁のりんごジュース&口寂しい時用の、青森りんごキャンディを、青森駅のコンビニで購入しておきました。
りんごジュースのストレート果汁でさっぱりと喉を潤し、青森駅コンビニのレジのおばちゃんお勧めの(「美味しいよ~♪」とご推奨^^)、センターに青森りんごのソースが入った甘酸っぱいキャンディを口中で転がしつつ、流れゆく朝の景色を眺めていました。
福井へと近付くにつれて、空模様が再び怪しくなり始めました;
好天も、この辺りまでのようです。
席を占めるべき4人中の3人が下車して、ガランとした座席。
基本的に、シーツ等の寝具を片付けるだけで、座席となります。
上段の寝台もそのままの状態ですが、着席していて頭がつかえたり窮屈なことはありませんが、ベッドが70cm幅のまま座面となる為、座席としては背もたれまでが通常の座席よりも離れているので、もたれる為には、足を伸ばすか胡坐をかく等、完全に座面へ上がる必要があります;
結局のところ、寝台使用時に準じてカウチ風に寛ぐのが、最も快適に過ごせるように思える(枕も付いていますしw)シートです(^^;
正面の把手を握って左右に広げると、上段への梯子となります。
福井を出ると、再び地面が雪に覆われてきました;
一面真っ白で、家の屋根も雪化粧しています。
背後の山にかかっていた雲も、完全に雪雲でした。
走行中の車内から眺めると、舞い降る雪が後方へと勢いよく流れ去っていきます。
まるで、吹雪のようでした。
積もったままになっている雪の量も、進むにつれてみるみる増えていきました;
全長14km弱の、北陸トンネルを走行中。
北陸トンネルを抜けると、すぐに敦賀に到着します。
北陸トンネルを抜けると、またまた雪が消えていました。
目まぐるしく天候が変化する、冬(3月ですがこれまでの行程を振り返るに、完全に冬と言って差し支えないと思いました)の北陸路です。
車体に付着した雪を落とす為なのでしょう、敦賀駅までの少しの区間では、線路脇に幾つも並べられたスプリンクラーからの放水の列の中を、日本海は走り抜け、敦賀駅へと滑り込んでいきました。
日本海は、機関車の付け替えの為に、敦賀では定刻で約20分間停車します。
このイベントを、わざわざ時間を割いて日本海に乗車している多くの方々が見逃す訳はなく(^^;)、ホーム上が再び撮影会場と化します!
とはいえ、そこは寝台列車…一応「特急」にカテゴライズされてはいるのですが、大阪到着までに、後続の特急電車2本に先を譲る(=抜かれる)という、マイペースで走行します。
東北地方と同様に、北陸地方にもまだたくさんの雪が残り、この日も所によってはかなりの降雪の中を、日本海は走り抜けていきました。
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目が覚めると、日本海は富山に停車していました。
時刻は5時40分頃で、青森を前日19時31分に発って約10時間が経過…秋田を22時30分頃出発した後に就寝したので、6時間弱は眠れていたのではないかと思います。
富山では、結構な人数の方々が下車なさって、途中の駅から乗車された、私の寝台の上段と向かいの上段の方々も、ここで列車を降りていかれました。
日本海は、北陸と東北とをダイレクトに結ぶ役割も担ってきたのですね。
お勤めの方から学生さんに至るまで、様々な方々によって、長年重宝されてきた列車なのだなぁ、と実感できました。
定刻の富山発は5時29分なので、10分程遅れているようでした。
まだ暗い田園地帯を駆け抜けます。
地面は白…富山でも雪が降っていたようです。
家並みの屋根や、線路の路面も、白一色です。
間もなく、高岡に到着です。
高岡に停車中。
すぐに発車しました。
高岡と富山にはこの日の前々週と前の週にも訪れているので、この日を勘定に入れると、3週連続で訪れたことになります!
流石に、富山や高岡の駅の様子や、周辺の風景等にも見覚えがあり、「また来たよ~^^」と呼びかけたくなりましたw
高岡を出発すると、富山県から石川県へ入って、金沢へと向かいます。
2年後の平成26年度に開業予定である、北陸新幹線の高架が並行してくるようになると、程なく金沢です。
やはり10分程の遅れで、金沢に到着。
金沢でもかなりの方が下車され、私の向かいの下段の方もこちらで降りていかれました。
これで、私のいる4人分の区画(2段寝台の向かい合わせ)は、図らずも私1人で独占の状態に!
6時半少し前にもかかわらず、ホームには大勢の方々がカメラを構えていらっしゃいました。
再来年度の北陸新幹線金沢延伸へ向けて、そのホーム建設も急ピッチで進められている、金沢駅。
金沢には3分程停車した後、6時30分頃に出発しました。
先頭車両の車端部から、機関車との連結部分を眺めています。
ヘッドマークは、機関車後部にも掲げられているのですね。
富山県内では地面が真っ白になっていた程残っていた雪が、石川県に入ると嘘のように消えてなくなりました;
日本海には食堂車は連結されておらず、朝の時間帯に停車する駅の停車時間も長くて数分、車内販売はあるにはあるが数に限りが…ということが分かっていたので、菓子パンと、こちらの、100%ストレート果汁のりんごジュース&口寂しい時用の、青森りんごキャンディを、青森駅のコンビニで購入しておきました。
りんごジュースのストレート果汁でさっぱりと喉を潤し、青森駅コンビニのレジのおばちゃんお勧めの(「美味しいよ~♪」とご推奨^^)、センターに青森りんごのソースが入った甘酸っぱいキャンディを口中で転がしつつ、流れゆく朝の景色を眺めていました。
福井へと近付くにつれて、空模様が再び怪しくなり始めました;
好天も、この辺りまでのようです。
席を占めるべき4人中の3人が下車して、ガランとした座席。
基本的に、シーツ等の寝具を片付けるだけで、座席となります。
上段の寝台もそのままの状態ですが、着席していて頭がつかえたり窮屈なことはありませんが、ベッドが70cm幅のまま座面となる為、座席としては背もたれまでが通常の座席よりも離れているので、もたれる為には、足を伸ばすか胡坐をかく等、完全に座面へ上がる必要があります;
結局のところ、寝台使用時に準じてカウチ風に寛ぐのが、最も快適に過ごせるように思える(枕も付いていますしw)シートです(^^;
正面の把手を握って左右に広げると、上段への梯子となります。
福井を出ると、再び地面が雪に覆われてきました;
一面真っ白で、家の屋根も雪化粧しています。
背後の山にかかっていた雲も、完全に雪雲でした。
走行中の車内から眺めると、舞い降る雪が後方へと勢いよく流れ去っていきます。
まるで、吹雪のようでした。
積もったままになっている雪の量も、進むにつれてみるみる増えていきました;
全長14km弱の、北陸トンネルを走行中。
北陸トンネルを抜けると、すぐに敦賀に到着します。
北陸トンネルを抜けると、またまた雪が消えていました。
目まぐるしく天候が変化する、冬(3月ですがこれまでの行程を振り返るに、完全に冬と言って差し支えないと思いました)の北陸路です。
車体に付着した雪を落とす為なのでしょう、敦賀駅までの少しの区間では、線路脇に幾つも並べられたスプリンクラーからの放水の列の中を、日本海は走り抜け、敦賀駅へと滑り込んでいきました。
日本海は、機関車の付け替えの為に、敦賀では定刻で約20分間停車します。
このイベントを、わざわざ時間を割いて日本海に乗車している多くの方々が見逃す訳はなく(^^;)、ホーム上が再び撮影会場と化します!
スキー場の看板の赤い文字がなければ、まさに白黒写真。
寝台をそのまま座席として使うと、確かに背もたれが使えなくて快適とは言えない座り心地になりそうですね。
下の座席だけ半分に折り曲げられれば良かったのに・・・
北陸新幹線が開通したら、東京→金沢は2時間半ぐらいなのですね。
美味しい金沢のお菓子を買いに行きたい!
スキー場の看板は、アクセントとして入れてみたのですが、一昔前の雰囲気を纏っているような感じがします。
寝台の座席は、やはり寝台使用時優先の仕様で、昼間に長時間乗車するには不向きですね;
この座席は、昼間もゴロ寝に限りますw
2年後には、関東の方々にとって、美味しい北陸がグッと身近になりますよね!
関西在住の身としては、富山へ直通できなくなりそうなので(金沢で乗り換えが必要に#)、正直フクザツな心境です…。
夕暮れ時に感じるような寂しさがなく、喧騒の前の静かな一時を独り占めして得したような気分になってしまいます。
もっとも早起きとは縁がないので、そのようなシチュエーションにめぐりあうことはあまりないのですが。
爽やかな清涼感に包まれた朝の空気もまた、気分を高揚させてくれるのかもしれません。
この爽快さは、早起きという苦行wを克服した人だけが味わえるからこそ、「早起きは三文の得」ということわざが、今なお説得力を持っているのでしょうね(^^;