時には、旅の日常

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西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-15~キンメ尽くし!至福の夕食に舌鼓

2017-09-07 18:01:04 | 中部/日本
 南伊豆に滞在した、旅2日目の夕食は、キンメ丸々一尾を贅沢にいただく、伊豆ならではのご馳走となりました。

 <<西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-14>

 絶品として名高い伊豆のキンメダイをメインにした、伊豆の地物尽くしの食卓は、眺めているだけでも幸せな気分に♪
 その日に獲れた新鮮な食材は、言うまでもなく、極めつきの美味しさ!
 伊豆の美食の粋を味わい尽くす、至福の夕食を堪能しました。

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 伊豆半島南端近くの温泉宿、「山湯の宿 花梨」に滞在する、この旅2日目の夜。
 素敵な温泉に浸かり、部屋へ戻って一休みしているうちに、楽しみにしていた夕食の時間となり、食堂へと来てみると、そこには、出来立ての美味しそうな料理の数々が、私を待ち構えていました!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 見るからに美味しそうな、華やかな彩りは、これから始まる、幸せなひと時を約束してくれるかのようw
 早くも、ウットリと魅せられながら、着席しました。

 給仕をしながら色々と楽しい話を聞かせてくださった、宿のご主人曰く、この宿では、その日に釣ったか所有する船で獲れたものだけが、その日の夕食となる、とのこと。
 東京で屋形船等も経営しているというご主人の、確かな目利きで選ばれた食材を目の前に、美味しさへの期待も、うなぎ上りでしたw

 因みに、美食には美酒も付きもの。
 ご主人のアドバイスを仰いで、美味しいお酒をいただきましたが、撮影を失念(爆)
 ご主人が営んでいらっしゃるビジネスとの関係で、日本全国のいいお酒が揃っています!



 見事な朱に染まった、焼きエビ。
 堂々たる体躯は、ボリュームもたっぷりで、香ばしい芳香を放っています。

 甘みと共に、仄かに尾を曳く自然の塩味を感じる身の風味を、噛みしめるように味わいます。



 お造りも、その日に獲れた地のもの。
 この、素晴らしい輝きに、喉をゴクリと鳴らします(^^;)

 この日のお造りは、画像左から、カンパチ、マアジ(手前)、キンメ(奥)、炙りキンメ。
 
 カンパチは、脂がのった円やかさが素晴らしく、その豊かな風味と蕩けるような食感の虜に!!
 マアジを口へ運ぶと、濃厚な旨みにビックリ!爽やかな辛みが刺激的なワサビで、その濃厚な美味しさが一層引き立ちました。
 キンメもカンパチ同様、脂が良くのっていて、上品な円やかさを堪能。
 炙りキンメは、炙った赤い皮の焦げ目にも食欲をそそられて、仄かな甘さを感じる身の、口当たりの良さを楽しみました。



 上品に盛り付けられた、サザエです。
 歯応えの良さが身上のサザエ、もちろん最高のコリコリとした身の滋味を、味わい尽くします!

 大好物で溢れていた食卓に、もう心は大満足の態でしたw



 この日の真打ちである、キンメ登場!
 目を見張る大皿に、デーンと丸ごと一尾の煮付けが、目の前に(^г^)
 キンメの特長である、鮮やかな朱がなんとも魅力的で、食指を蠢かされますね。
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 エビとお造り、サザエをすでにいただいていて、これ程の大きさのキンメを全部いただけるだろうか…;と、一瞬怯みましたが、美味しいものを求める貪欲な食欲の赴くまま、自然と箸を持つ手が、魅力的な朱に染まったキンメへと伸びましたw

 本来刺身用というキンメを使った、贅沢な煮付け♪
 (先程のお造りも、この身の一部なのでしょうね)
 刺身用ということで、鮮度も申し分なく、柔らかさと弾力とを絶妙のバランスで同時に愉しむ悦びに、身を委ねます。
 煮汁は、見た感じよりも遥かにあっさりとした味付けとなっていて、キンメの身の繊細な風味と絶妙にマッチして、その旨みを引き立てていました。

 気付いてみれば、完食できるかという先刻の懸念は、全くの杞憂となり、大皿の上には骨だけが残るのみとなっていましたw




 個人的に珍しく、いたく興味をそそられた、キンメのしゃぶしゃぶ。
 しゃぶ、しゃぶ…と湯にくぐらせて、いただきます^^

 湯にくぐらせた身の白くなった表面は、内部のフレッシュなままの部分のピンク色が透けて、たまらなく美味しそうな彩りを纏っていました!
 朱の鮮やかさをひと際増した皮と一緒に、いただきます。

 …その身の、ふっくらとした上品な柔らかさ、滑らかさの妙に、酔いしれました。
 ダイレクトに伝わってきた、その旨みは、意外な位にスッキリとした感覚で、ここでも新鮮な驚きを体験。
 後でバチが当たりそうな位に、贅沢な美味しさを満喫していました。



 この日のご馳走は、キンメだけではありません。
 ということで、キス天をはじめとする、天ぷらです。
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 キスの上に乗りかかっているのは、シシトウですね。
 画像右端の天ぷらは、エビ天。

 キスと天ぷらは、本当にベストな組み合わせですね。
 あっさりとしたキスの風味を、サクッとした衣の歯応えと共にいただく爽快感が、堪らない美味しさです!!
 エビ天は、充実のボリューム。
 弾力のある、甘みが美味しい身を貪る悦びに咽びながら、いただきましたw
 口直し的な心地良さの、シシトウの風味を味わい、まだまだ続く美食の饗宴へ向けて、胃腸をスッキリ整えます。



 ご飯は、釜飯でした。
 何の釜飯かは、蓋を開けるまでのお楽しみw

 釜飯は、蓋を開けた瞬間の、湯気が沸き上がる炊きあがりを見るのが、いつも楽しみです♪
 …間もなく、炊きあがりを迎えます!



 贅沢な、キンメの釜飯!
 炊きあがった釜飯の具は、どうしてこんなにも美味しそうに見えるのでしょうねw
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 上品なキンメの旨みが、シイタケの素晴らしい風味と一緒になって、ご飯に染み込んだ、キンメの釜飯です。
 あまりに美味しそうなこの光景は、既にキンメ一尾を平らげた満腹感をマヒさせるに、十分でしたw

 空腹時と異なり、ゆっくりと時間をかけていただいたので、ジックリと余裕タップリに、その美味しさを味わうことができました。
 そして、これまた時間が経ってみると、目の前には、空となったお釜だけが残っていました(^^;)



 具の出汁の味わいが絶品であった、味噌汁。
 もちろん、その具は、キンメのアラ。

 キンメのアラの、コクの効いた素晴らしい旨みに感動しながら啜った、極上の味噌汁でした!



 南伊豆の美食を一とおりいただき尽くした後、お茶をいただきます。

 一見普通のお茶に見えますが、ソバ茶とのこと。
 口の中にソバの香ばしさが満ちて、サッパリと美味しくいただけました。



 デザートも、ご主人によって吟味された、こだわりの品々でした。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 スイカとデラウェアは、どちらも素晴らしい瑞々しさ。
 スイカは、水っぽさを感じさせない、しっかりとした甘さを、美味しく味わうことができました。
 一方、濃厚な甘酸っぱさが魅力的であったデラウェア、口へ運ぶ手の動きも軽快にw、一粒ごとに口の中で弾ける美味しさの虜となっていました。



 至福の夕食締め括りの、コーヒー。

 このコーヒーもまた、ご主人のこだわりが凝縮された、ご自慢の一杯とのことでした。
 薫り高く、程良く酸味が効いて、スッキリとした味わいは、素晴らしかった夕食の締め括りに相応しい一品。
 砂糖とフレッシュを付けてくださいましたが、この風味を純粋に味わいたかったので、ストレートでいただきました。

 花梨さんに宿をとることができて本当に良かった!と、幸せな満足感に浸りながら、素敵な料理に舌鼓を打った夕食。
 ごちそうさまでした!

 <西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-16>>



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2017-09-13 06:49:11
たった一人のお客さんのために、こんなに丁寧なお料理を作ってくださる花梨さん、どんなことにも手を抜かない真面目さがにじみ出てますね。
キンメのお刺身はスーパーのお刺身コーナーでも見かけないし、居酒屋などではお目にかかれない一品。
煮付けは勿論のこと、釜飯が美味しそう。
↓寝そべる湯船、貸し切り状態じゃないと順番待ちになってしまいますよね。
入れたとしても他のお客さんがいたら独占するわけにはいかないから、ちょっと寝そべったらすぐに出る感じになってしまうのでしょうね。
今回の宿泊施設は二つとも大正解でしたね。
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タヌ子さん。 (taろう)
2017-09-13 22:24:06
花梨さんのご主人は、東京で屋形船等のビジネスを手掛けられていて、この宿は元々別荘であったとか。
ご主人のこだわりを、妥協なく実現させたのが、この花梨さんなのだと、思います^^
本当に、申し訳ないと思ってしまう位に、素晴らしいおもてなしをしてくださったご主人と奥様に、大感謝です!
伊豆のキンメは、本当に特別ですね^^
キンメも伊豆行きの大きな動機でしたが、ここまで立派なものにありつけるとは思わなかったので、正に天にも昇る心地で、味わい尽くしてきましたw
釜飯は、キンメらしい、上品な美味しさでしたよ♪
花梨さんは、温泉もハイレベル。
寝そべる湯船…この日は私1人の独占でしたが、そうでなかったとしても、横たわって湯に浸かった瞬間、他のお客さんのことを気にする余裕もなくなる程の、極楽気分となりましたw
今回の旅でも実感しました…伊豆は最高!
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