時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

秋の青森・津軽&函館巡り-01~秋田新幹線で東北入り

2015-10-13 19:18:11 | 日本
 平成27年(2015年)のシルバーウィーク、5連休という大型連休となったせっかくの機会なので、日頃縁遠い東北でも最北近く、青森県の西部を占める津軽地方の日本海沿いをのんびりと巡り、更に津軽海峡を越えて北海道に上陸、初訪問となる函館の街まで足を伸ばしてきました。

 連休初日前夜に東京入りし、初日の朝、まずは東京から東北・秋田新幹線に乗車して秋田を目指しました。

 東京から秋田までは、新幹線で約4時間。
 距離にして600kmを超える行程…東北の遠さとスケールの大きさとを感じずにはいられない、旅のスタートとなりました。


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 連休初日の土曜日、朝の東京駅は東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線のりば。
 大型連休の初日の朝とあって、改札内も、これから旅立つ行楽客で混雑していました。

 この日の最終目的地へ、時間的余裕を持って到着するために、前日の夜に京都を出発。
 東京に1泊して、朝出発する新幹線に乗車することに。

 乗車するのは、9時8分発の、「こまち9号」秋田行。
 秋田新幹線に乗るのは、今回が初めてです♪



 ホームへと出てみると、既に「こまち9号」は、途中の盛岡まで併結して走る新青森行の「はやぶさ9号」の車両と共に入線していました。
 手前の緑の車両が新青森行の「はやぶさ9号」、奥の赤い車両が秋田行の「こまち9号」です。

 この、「はやぶさ・こまち9号」は全席指定席なのですが、ホーム上は乗車を待つ人々の長蛇の列で埋まっていました;

 お隣には、逆の方向を目指す、東海道新幹線の見慣れた車両が。
 東京から京都へ戻る時などに、東海道新幹線のホームから、この時立っていたこちらのホームや車両を眺めることが多いのですが、この日は逆方向からの眺め。
 新鮮でした。



 「こまち9ごう」と「はやぶさ9号」との、互いに長~いフロントノーズ先端での連結部。

 盛岡までの東北新幹線の区間では、最高速度320km/hで走行するこの車両たち。
 そのスピードでも、この連結器一つで繋がっていられるとは、凄いですね!



 「こまち9号」には、乗降口にステップが設けられています。

 秋田新幹線の車両は、盛岡~秋田間は在来線を走行(軌間は在来線の1,067mmから新幹線の1,435mmに改軌されています)するため、併結する東北新幹線の車両よりも車福が狭く、新幹線区間の駅ではホームとの間の隙間が大きくなることから、停車時には乗降扉の下に付けられたステップが水平になります。



 上がった状態のステップ。
 やはり、これ位の隙間となると、ステップは必要ですね。。。

 このステップは、走行中は、垂直となって車体に収納されます。



 「こまち9号」のフロントマスク。
 中々スタイリッシュな顔立ちですね^^

 東海道新幹線の車両と、仲良く?2ショット。
 秋田弁と大阪弁で、四方山話に花を咲かせているのでしょうかw
 尤も、大阪弁でまくし立てられて、閉口しつつ聞き役に回っている(回らざるを得ない)イメージですが(^^;)



 この日乗車する秋田新幹線は、JR東日本の管轄。
 出発するホームの駅名標も、JR東日本のものです。

 オレンジの矢印の、JR東海の駅名標でない新幹線ホームに立つというのも、新鮮な体験です。



 この日のお昼は、「こまち9号」の車内で、駅弁をいただきました♪

 東京駅で購入した、「かに・いくら寿司」。
 その名のとおり、カニとイクラに目を惹かれて、迷わず購入していましたw



 お昼にしたのは、11時半頃。
 東京出発後、既に2時間半程が経過。
 「こまち9号」は既に「はやぶさ9号」と分かれて盛岡を出発、在来線の田沢湖線を走行しています。

 駅弁は、カニとイクラの他にサーモントラウトも盛られていて、美味しい海鮮ちらし寿司でした(^o,^)



 田沢湖線は、岩手県と秋田県とを、奥羽山脈を横断して結んでいます。
 人家も絶えて、山深い渓谷を進む、美しい車窓が流れ行きます。

 短い秋が過ぎると、この辺りも豪雪に覆われるのでしょうね。



 田沢湖線は、全線単線。
 行き違い列車を待ち合わるため、無人駅でもしばしば運転停車します。

 ホーム上に人の姿もない無人駅に、東京直通の新幹線列車が停車するというギャップ感にも、趣きを感じてしまいます。



 東京から乗車後、3時間以上が経過…田沢湖線が奥羽本線と合流する、大仙市の大曲(おおまがり)に近付いてくると、車窓風景も田園が広がる眺めへと変化してきました。

 稲穂も色付いてきていて、収穫も間近であろうと思われます。
 秋田県なので、やはり「あきたこまち」を栽培しているのでしょうか。



 田んぼの中に佇立していた、小さな鳥居&祠。
 五穀豊穣を祈念しているのでしょうね。

 大曲界隈では、雲が低く垂れ込めて、雨粒も落ち始めました。
 景色を眺めている分には風情があっていいものですが、この日は秋田から先はレンタカーを借りて運転する予定であり、今後の天気が気懸りになっていました;

 「こまち9号」は、大曲で進行方向が逆となり、これまでの最後部が先頭となって、秋田まで約30分のラストスパートに掛かりました。



 13時1分、「こまち9号」は東京から3時間53分で、秋田へ到着しました。

 東京~秋田の距離は、東海道・山陽新幹線では、東京から姫路の少し先位までに相当するようで、「遠くまで来たなぁ」という感慨もひとしお。
 旅の気分も俄然上昇です!



 秋田駅の改札を出たコンコースでは、「おもてなし民謡」がお出迎え。
 三味線、尺八の生演奏で、「あきたびじん」が民謡を熱唱しての歓迎でした^^

 結構な人垣ができて、聴き入っていました。



 秋田の地に立つのも、この日が初めてでしたが、この日は秋田でレンタカーを借りて青森県入りするので、秋田は通り過ぎるだけとなってしまいました。

 幸い、天気も回復して青空も垣間見え、快適なドライブができそうだと内心喜びながら、駅前のレンタカー会社へと赴きます。

 <秋の青森・津軽&函館巡り-02>>



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6 コメント

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Unknown (kiki)
2015-10-14 19:59:08
秋田、青森、私も以前より行きたくて暇な時にいつもネットで観光検索しています(笑)
温泉もある、食べ物も美味しそう、何よりとんでもない田舎の風景に包まれたいのです^^
東京からも4時間近く、さすがに遠いですがその距離を上回る程の素晴らしい何かがありそうですね。
楽しみ、楽しみ~♪(京都風に2回言ってしまいます^^)
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kikiさん。 (taろう)
2015-10-15 00:06:10
そうです、そうです!(私も、2度言ってみましたw)
関西からですと、東京から更に彼方にある東北、中でも北に位置する秋田や青森は、実際の距離以上に遠くに感じるイメージですよね。
北海道以上に縁遠い、北東北のこの地を、のんびり初めて訪れる今回の旅は、いつにも増して、出発の日がとても待ち遠しかったです^^
素晴らしい自然の眺めと、美味しい海の幸、関西とは明らかに異なるテンポでゆったりした寛ぎを満喫してきました♪
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Unknown (プー太郎)
2015-10-16 04:24:18
今までtaろうさんがブログで紹介して下さった数々のお食事の場面の中で一番印象に残っているのが、暗い青森湾を目の前にしたお座敷でのお夕食なのです。
私が憧れてやまない冬の網走は、こういう感じではないかと想像するからかもしれません。
おもてなし民謡、外国人が見たら大喜びですね。
でも青森は北海道と違って外人旅行客はすくないのでしょうか?
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プー太郎さん。 (taろう)
2015-10-16 20:25:58
あの、青森湾を眺めながらの食事をいただいてから、もう3年も経っていました!
青森、秋田といった北東北の地は、やはり距離の遠さと土地柄からか、北陸や九州等と比べて、地味という印象を拭えませんが、それ故に左程観光化されずに、ナチュラルに素朴感を満喫することができると思います。
時間を贅沢に費やして、気ままにのんびりと旅をするのに向いているような土地のように感じます。
おもてなし民謡、日本人にも大人気で、結構な人垣ができていました^^
今回青森でもかなりローカルなエリアであったためか、外国人旅行客は、少なかったです。
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Unknown (タヌ子)
2015-10-22 17:51:58
ネット離れしている間に、ブログのデザインが変わったのですね。
以前より写真が大きく表示されるようになったかしら?
東北で唯一訪れたことがある県は山形県。
それ以外は未踏の地なので、報告が楽しみです。
駅弁から海鮮三昧。
これからどんな美味しい海の幸との出会いが待っているのか、報告が楽しみです。
来月はスペインにも行かれるんですね。
私はこれから1年は2泊以上の旅行は難しくなりそうなので、taろうさんに疑似旅行に連れ行ってもらうことにします。
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タヌ子さん。 (taろう)
2015-10-22 22:34:19
記事の画像のサイズを、少し大きくしようとしたところ、これまでのテンプレートでは、レイアウトを変えずにそのままのサイズで表示することができなかったので、ブログの幅も適当な、このテンプレートに変えてみました。
私も、時間を掛けてじっくり東北を巡るのは、今回が初めてで、旅立ちを楽しみにしていました。
北東北の日本海側という、イメージではとても遠い「地の果て」イメージが失礼ながら強かったのですが、スピードと乗り心地の素晴らしい秋田新幹線のおかげで、秋田からのドライブを疲労感もなく始めることができました♪
来月に休暇を取得することができたので、スペインで美味しいものをたらふくいただこう!と目論んでいます^^
ご帰国されたとのこと。
秋の日本を満喫なさってくださいね!
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