時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

日帰り東京旅-04~富山から京都へ ラストスパート

2016-09-20 06:16:27 | 日本
 日帰り東京行の北陸回りでの帰路、いよいよ夕食に立ち寄った北陸・富山に別れを告げて、京都への最終行程にかかります。

 <<日帰り東京旅-03>

 この旅の移動のトリを飾るのは、北陸新幹線つるぎ+特急サンダーバードの俊足コンビ。
 金沢でのスムーズな乗り継ぎで、夜の北陸路を駆け抜け、一路京都へ!
 駆け足日帰り旅に相応しい俊足ラストスパートで、夜の京都駅へすべり込み、この旅を締め括りました。



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 富山地鉄の路面電車で、富山駅からの往路と同じ路線同じ区間を逆に辿り、富山駅へと戻ってきました。

 富山駅停留場へ到着する直前、車内から駅を見渡すことができたので、北陸新幹線金沢延伸開業に伴い新装なった富山駅を撮影してみました。
 駅の上部、大きくガラス張りとなっている部分の内部は、北陸新幹線のホームです。



 その、北陸新幹線ホームへ入場。
 平成27年(2015年)3月に開業以来1年半近くが経過しましたが、まだまだ新しさを感じることができます^^
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 これから乗車する、18時11分発の「つるぎ727号」金沢行も、14番ホームの案内に、掲示されていますね。
 金沢方の、西の空から射しこむ夕陽の、オレンジ色の光線が印象的でした!



 18時を回った頃に、折り返し「つるぎ727号」となる、「つるぎ720号」が金沢から到着しました。
 金沢へのとんぼ返りを前に、束の間富山駅で一休みです。
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 18時11分の出発までの10分間で、車内整備を終えて乗車を開始するという、慌ただしさ!

 北陸新幹線の「つるぎ」は、金沢で乗り換えが必要となった、富山~関西・名古屋のアクセス確保のため、富山~金沢間のシャトル便という役割を担う列車です。
 平成28年(2016年)の段階では富山~金沢という、所要時間も20分強の短距離区間の運行ですが、今後北陸新幹線の延伸により、走行距離も福井県の敦賀まで延びるのでしょうね。
 北陸新幹線が、最終的に大阪へ延伸した際には、「つるぎ」の名称の列車が大阪へとやってくるのか、興味深いところです。



 「つるぎ727号」の車両は、JR東日本所属のE7系。

 「つるぎ」の走行区間である、北陸新幹線の富山~金沢間は、JR西日本の管轄ですが、車両運用の都合で、E7系も「つるぎ」に充てられるのですね。

 今度は、シンボルマークにある英字の社名が、「EAST JAPAN RAILWAY COMPANY」となっています。



 富山~金沢間58.6kmの短距離の列車ながら、編成は東京~金沢間を運行する、「かがやき」や「はくたか」と同じ12両である、「つるぎ」。

 12両中、グランクラスと普通車3両の計4両は、客扱いをせず、グリーン車と普通車7両の、実質8両仕立てとなっています。



 グリーン車の車内。
 背もたれの高い、大きなシートが並んでいる様は、壮観です。
 青いフットライトも、印象的♪

 撮影時は、まだ空いていましたが、この後出発までに、半分以上の座席が埋まりました!



 「つるぎ727号」は、18時11分の定刻に富山を出発。
 金沢へ向け、夕暮れの北陸路を、西へと疾走します。
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 富山と金沢との間にある、新高岡までは、わずか9分の所要時間。
 新高岡を出発すると、もう次の停車駅は、終着駅の金沢です。

 山々の尾根の間の谷に閉じ込められたような雲の塊が、今にも平地の方へと流れだしそうな風景に、思わず見とれていました。
 暗くなる直前の、黄昏時です。



 無人の、普通車。
 グリーン車の隣の、客扱いをしていない車両の内部です。

 回送ではないのに、誰もいない車内というのは、少々異様な感じがしますね。



 始発の富山から、所要時間わずかに22分…18時33分の定刻に、「つるぎ727号」は終着駅の金沢へ到着しました。
 金箔の化粧板を巻いたホームの柱に、北陸を代表する都市である金沢の、「華」を感じました。
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 富山では、まだ夕焼け空であったのが、金沢到着時には、とっぷりと日も暮れていました。

 …金沢で感慨に浸る余裕もなく、連絡の特急が待つ、在来線のホームへ急ぎます。
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 乗換改札を経て、在来線のホームへと到着、大阪行の特急「サンダーバード44号」に乗車します。
 出発時刻は18時42分…18時33分に到着した「つるぎ727号」からの乗り換え時間は、9分です。

 北陸新幹線の開業により、「サンダーバード」の利用も増加しているという話は聞いていましたが、そのことを実感した、ホームと車内の混雑ぶりでした!



 間もなく、福井・京都・大阪方面へと旅立つ、「サンダーバード44号」。
 こちらも、堂々の12両編成!
 遥か前方へ、点々と連なる赤い車側灯が、旅情を掻き立てます♪
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 出発を直前に控えて、ホーム上にいた多くの人々も、あらかた乗車を済ませたようです。



 「サンダーバード44号」のグリーン車は、横3席配置のシート配列。
 大型シートで、ゆったりと京都までの最終行程を、寛ぐことにします^^

 金沢からの車窓風景は、闇の中を家々の灯りが流れ去る、夜汽車の風情。
 途中の停車駅でも、多くの乗客を拾って、満席状態の「サンダーバード44号」は一路関西へと、夜の北陸路を駆け抜けます。



 金沢から2時間12分をかけて、「サンダーバード44号」は、20時54分に京都へ到着。
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 東京日帰り旅が、ここに完結しました(^o^)
 13時間前、この日の朝に東京へ旅立った、東海道新幹線のホームを、左上方に望みます。

 京都では、大勢の外国人団体客がどっと降り立ち、ホームが賑わっていました。
 東京から北陸を巡って京都へ(その後は、姫路→広島・宮島のルートが推測できます)…鉄板の「VISIT JAPAN」ルートは、益々健在の様子。

 彼らの楽し気な雰囲気と同様、私も、普段は見落としがちな東京の意外な一面を実感してきた充実感で、気分も上々^^
 急ごしらえで、汗もたくさんかきましたが、面白い旅でした!

 「日帰り東京旅」 了



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2016-09-23 01:56:09
なんと豪華な日帰り旅行!
とてもこの日の朝に京都を発って、明治神宮を散策したとは思えない充実したスケジュール!
D氏が聞いたら卒倒しそう(爆)
お寿司、美味しそう。
しめさばも、鮪の赤身も、こんな綺麗な色のものは見たことありません。
ベビーイカ、甘かったでしょうね。
それにしても、グランクラスでしっかりお弁当とケーキを召し上がったのに、taろうさんの場合、デザートは別腹ではなく、お寿司は別腹ですね(笑)
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タヌ子さん。 (taろう)
2016-09-24 00:33:19
はじめは、京都へとんぼ返りのつもりでしたが、東京から北陸新幹線に乗りたくなってw(もちろん富山の寿司目当て)、駆け足での北陸立ち寄りとなりました。
それにしても、一ヶ所とはいえ東京を訪れ富山で食事して、その日のうちに京都へ戻れるとは、新幹線様々ですね♪
東京への移動中に行程を考え(北陸新幹線の予約は東海道新幹線車内でスマホから行いました)、行き当たりばったりな旅でしたが、思いの外満足できた内容でした^^
富山での江戸前鮨、美味しかったですよ!
シンイカ、ソフトな瑞々しさの虜でした。
私の場合、鮨は異次元のバーチャル胃袋へと取り込まれるようですw
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