日本語は入門者にとってとても優しい言語です。
なんといっても発音がしやすいですからね。
まあその後の動詞の変化だの助詞の使い方だのでみんな苦しむことになるのですが、「とりあえず言いたいことが言える」レベルになるのはそんなに大変ではないです。
中国語は逆です。
文法自体はそれほど難しくないのですが、最初の発音がとにかく鬼です。
でも発音できなくて当然なんです。
日本人の口の筋肉は日本語が話しやすいように「aiueo」に特化しているので。
幼児が「小学校」を「ちょうがっこう」と言うのはまだ口の筋肉が出来上がっていないから。
小さい頃に英語を習わせようというのは、この筋肉がまだ出来上がっていない時期に英語の発音を覚えさせようということです。
この時期を過ぎると日本語の発音はとても楽になりますが、他の言語の発音がしづらくなります。まあいつも発音している形に口の筋肉が出来上がってくるので当然ですよね。
でも逆に言えば筋肉を鍛えれば外国語も簡単に話せるようになります。
どうやって鍛えるのかというと、それは「とにかく発音する」しかありません。
これまで使ったことがない筋肉なので最初は大変ですが、繰り返すうちにどんどんできるようになってきます。実際の筋トレと同じですね。
最低で半年、できれば2年、毎日中国語の発音練習をしてみてください。
あの「ボポモフォ」の発音表を何度も声に出して繰り返すだけです。
中国語は発音ができれば、その後は簡単です。