千葉県市原市は、産業廃棄物や一般廃棄物などの取組み先進地。東京に隣接する千葉県は臨海部に工業地帯。内陸部は産業廃棄物の不法投棄など、都市化に伴う環境問題に苦慮した地域。この苦い経験を活かし、厳しい環境対策、県・市独自の基準や条例を設け、行政と市民が協力し取り組んでいました。環境問題に対する県民意識の向上をめざしている「千葉県環境研究センター」。「市原市一般廃棄物処理基本計画」に基づき、各種施策を行っている市原市。多くの区民が環境や省資源・リサイクルに取り組む「区立エコポリスセンター」を運営する板橋区。住民のみなさんが主体的に環境問題を考えることの重要性を感じました。
2007年度環境保全対策特別委員会は、2月5・6・7日の日程で、「地球温暖化を防止する観点からの、三木町の環境保全を考える」を課題に、東京都日の出町 東京たま広域資源循環組合処分場 千葉県市原市 環境研究センター 東京都板橋区環境ポリスセンターを視察研修しました。参加したのは、渡辺委員長・筒井副委員長・谷畑副議長・古市議員会長・香西俊之委員・三木委員、随行者として北岡環境保全課長の7名でした。人口400万人を擁する東京多摩地域は、リサイクル先進地としてゴミ減量に取り組んできた先進地。年間10万トンにもおよぶ、大量の最終処分地として整備されてきました。現在は、ゴミ焼却灰をそのまま埋め立てるのではなく、セメント(エコセメント)に加工し、再資源化し事業化しています。ゴミ問題、地球環境問題、温暖化対策として重要な取組みでした。