今回は最初の四日間、ゲストを案内した。ハンミョウ研究者にして魚類学者のHORIさんだ。
2010年のかわなべ先生のフランス勲章の記念パーティで久しぶりに再会した時にメコンの話をした。Hさんはラオスに複数回いっているのに目的のハンミョウの採集ができないという。
そして、2011年に依頼された種らしきものを採取。ネットで写真を撮って確認すると目的の種とわかって、Hさんは大感激。ところが水害にあってボクたちの荷物とともにハンミョウはメコンの滝に消えた。
2012年 目的のハンミョウを採取して送ってやれやれと思ったが、Hさんは今度は自分で採集して写真を撮りたいということで2013年の9月にこの場所に案内した。
今回、Hさんが二回目にシーパンドーンを訪れたのは、昨年の採集で興味深い事象を確認したことがその理由という。
今回は研究目的での訪問となったのだ。
でも。ハンミョウは個体数こそ多いものの、期待した「事象」の事例すうは思うようには増えなかったそうだ。
また、来てみますか?他の季節に。そうボクが尋ねると。Hさん曰く。
「(研究としてはまんぞくできなかったけど)探していたハンミョウにこんなに近く観察できる場所は他にはない。またハンミョウに囲まれたくなったら来ます」
そして、Hさんのハンミョウ三昧の日々(本人曰く)は終わった。
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