リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

淀川2ダム中止と長良川河口堰

2005-07-02 02:09:52 | アユの流し目/雑記帳
淀川水系のダムが2つ建設中止となった。

このニュースを、国交省とともに、心から喜びたいと思う。
我が国の技術官僚がしっかりと機能していると言う証拠であると思う。

そして、重要なことは、ダムの建設が止まったということではなく、
建設中でも止めることが出来た。と言うことが成果なのだ。

ダムを止める、事業を正当に見直す、そんなシステムが機能した。
疾走する機関車にやっとブレーキがついた、そんな日のニユースだ。

淀川水系2ダム、建設中止へ 国交省方針 (朝日新聞) - goo ニュース

 
そして、この決定は、
長良川河口堰における練習問題の、ひとつの解答なのだと思う。

以下ブログをご覧下さい。 
長良川河口堰以後 

ニイムラ
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2 コメント

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今関西にいます。 (masa)
2005-07-04 15:01:22
ニイムラさん、こんにちわ。今関西にいます。地元の京都新聞でも大きく取り上げられていました。ある程度工事が進んだダム建設を、国がストップさせるなんてことは、10年前なら考えられなかったですよね。これも長良川の運動の形を変えた一つの成果やと感じます。



滋賀県知事は怒っているようですね。すでに何百億使った、すでに何十件移転させた、等々。この工事現場の近くを通ったことがあるのですが、確かにかなり工事は進んでいる印象をうけました。



でも、この先、10年、100年の将来を見据えた時、この判断は正しかったと評価されると思います。いつか、長良川河口堰のゲートも上がることを信じています。
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ボクも確信しています (ニイムラ)
2005-07-04 21:36:54
masaさん、ボクも同じ思いです。長良川河口堰のゲートはいつか、閉めていることが出来なくなると思います。

 堰が出来て11年、ゲートは鋼鉄製ですから、そろそろ耐用年数がきて交換となります。今回は交換されるでしょうが、次回、10~15年先には、交換するに耐える財力が水資源機構に無いのでは、と思います。

 このあいだ、漁協で、和田副学長による堰による影響皆無論の解説がありました。それ自体の内容はともかく、副学長が、「長良川河口堰は永遠に閉めきるのだから…」という話には、哀れを感じました。

 彼なりに贖罪の気持ちかあるのだと思います。長良川を破壊してしまったという。だから、自らの否も認められない。のだと。

 でも、滑稽ですよね。永遠、なんて未だに信じているなんてさ。
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