リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

野生絶滅 クニマスは再発見されたが

2010-12-15 12:44:21 | アユの流し目/雑記帳

 クニマスの生存が確認された。

朝日新聞より

ネットで検索したら、TBSの映像には生きたクニマスがでている。

そのうち、さかなくんの番組で放送されることだろうが、たしかに、ヒメマスとは異なった体色をしている。

地元でクロマスといわれていたことが納得できる色合いの魚だ。

 

 ボクは、クニマスという魚を戦時とはいえ、水資源開発の犠牲となって最初に絶滅した魚という、象徴的な意味で思い入れがあった。

 種が滅びてしまうことは取り返しがつか無い最大の損失だ。その意味ではこのニュースを素直に喜んでいる。

でもね、とあえて言いたい。本来すんでいた場所では絶滅してしまった。という野生絶滅。

クニマスは野生絶滅種だ。この意味はとても大きいことがぼやけてしまわないことが大切だと思う。

 このエピソードについては、リュウキュウアユの沖縄移送のことに絡めて、書かねばなるまい!

 

 激減するサツキマスとの関連から 以前書いたブログを転載します。

 犠牲となるもの

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1 コメント

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Unknown (SZ-1)
2010-12-15 20:53:46
移植の是非とか、色々な問題が頭をよぎりますが、素直によかったなと思います。ただ、M先生の不肖の弟子としては、遺伝子で区別できるほどクニマスとヒメマスの間で交雑が起こっていない点は、ちょっとため息です。
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