あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

親守&犬守

2022-10-27 | 半径30メートルの事件

子守は甥が小さかった時、経験した。

都会からUターンした時、

彼は0才だった。

昼間は私が抱っこして過ごした。

おむつを替えて、散歩に出て

鬼ごっことかくれんぼをして、

保育園の開放日に連れて行ったり、

彼の唯一のお友だちのお宅へ

遊びに行ったものだ。

なかなかおしめが取れなかった。

大人になってもおしめをしている

人間はいないから

必ずいつかとれる日が来るんだろう、

なんて話したものだ。

ばーちゃんとねーちゃん(私のこと)

二人で甥一人の子守りだった。

一人で二人三人とお守りするのは

さぞかし大変だ。

果てしなく続く気がした子守だが、

今となっては楽しい思い出だ。

今は親守だ。

奈良市が毎年「親守唄」を募集

している。

2014年に作詞・作曲の部に

「命かがやいて」で応募。

大賞頂いたのは凄く嬉しかった。

泣きそうになったくらいだ。

「そんなに喜んでもらって・・」

と主催者の担当がやや引いたほどだ。

この時は父を歌った。

翌年は母を歌にした。

「秋日和」は良いできだがかすりもせず。

その母は87才になった。

あと3年で90才!

認知機能が衰えるのも無理はない。

私が家にいれば安心している。

それは犬も同じ。

麻呂は一日中窓際で外を眺めて

私の帰宅を待っている。

家に居ても何かとバタバタ

しているかソファに倒れ込んで

寝ている私は母からすれば

相手をしてもらっていない。

私の事を「いつも出かけている。」

つまり「自分はほったらかし」と

連想している様子だ。

私にすれば出かけるときは常に

母のこと麻呂のことを気にかけて

計画している(つもり)。

出かける日が重なると私は

罪悪感が増す。

先だってお天気が良かった。

母がどこかに行こうというので

麻呂を伴いドライブへ。

早速に助手席の麻呂が

運転席の私の腕を前足でカキカキ。

喉が渇いたらしい。

自販機で水をゲット。

コンビニで紙皿をゲット。

水を飲ませるだけで130円

+240円=370円(爆)

母が提案した島根県

「瑞穂の道の駅」で買い物をした。

要件は終わったがまだ10時半だ。

ランチには早い。

あてもなくドライブ。

同じ道を2周して11時半。

ぼちぼちランチをしたい。

検索でお好み焼き「あかね」についた。

どう見ても普通のおうち。

お店の間口が狭い。

庭先に2台のテーブル。

そこから見える青空と

田園の緑がそれはそれは

美しかった。

この景色があれば

りっぱな店構えじゃなくて

良いわけだと納得した。

オーダーして待つこと40分。

出前もされているようで

ちょうど忙しい時間に重なった。

母は寒がって待ちくたびれた。

食べきれない残りを例の紙皿に。

車で待つ麻呂に見せるが早いか

ガツガツと食べた。

この食欲は近年珍しい。

普段うす味だからたまには

おいしいものを食べたいよね。

ランチを終えて帰宅まで25分。

同じ道をまわったのも母は気づかず。

こんなに近かったのかと驚いた。

それでも「楽しかった」と満足気だ。

親守・犬守は続く。

子守と違ってこちらの「終了」は

当面来てほしくないが、

もっと自由になりたい気もあって

微妙ではある。

 

 

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