あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

お江戸からの帰還は雪道!

2022-12-24 | 半径30メートルの事件

23日。

広島県北部は大雪。

「お母さんが心配している」

妹からのライン。

羽田空港に行く前に運航チェック。

オンタイムだったが

東北や北陸、北海道方面は

遅れや飛行キャンセルが出ていた。

空港から電話すると

「大雪よ~~~!」と母の一声。

私を心底心配している声だった。

広島空港からの高速道路が

ところどころ通行止めに

なっているらしい。

行けるところまで高速で。

そこから下道でと妹の

アドバイスだった。

むしろ遠くなるなら最初から

下道で帰ることにした。

高速と30分しか違わないようだ。

ナビの道案内で帰途に就く。

風は強いが雪はちらちら。

空港周辺に雪は積もっていなかった。

ナビで走ること20分で

見覚えある竹藪の山道が見えた。

まさかの山越えルートだった。

夏に下道で空港を目指して通った

たことがある。

離合困難の半端ない山道だった。

急に標高が上がり、途中で雪が

あるに違いない。

夏でもうんざりした山道。

初めてならばナビに従ったが、

たまたま走ったことがあるのは

めちゃラッキーだと思った。

遠回りだが別の道をナビで検索。

走っていたら薄暗くなった。

山道になりどんどん雪が増す。

ついに雪道になった。

心細い山道だ。

それでも向こうから車が来ると、

この先はまだ通れるということ。

自分を安心させた。

タイヤが滑らないように

ギアを下げてゆっくり走る。

やっと見覚えある

白木町の交差点に出た。

街中のコンビニの灯りが嬉しい。

ここまですでに2時間。

母に6時ごろ着くと電話したが

とっくにその時間になった。

ここから先知っている道

とはいえ、山越えが待っている。

しかも除雪されていない。

広島市は除雪するほと降ることが

想定外。

20センチほどあったか?

暗い道を雪のわだちを見つけながら

時速20キロでノロノロ走る。

肩や腕に力が入って凝り、

ワイパーに氷の塊ができた。

スタンドに冬用のワイパーを

注文したまま冬になってしまった。

そんなことを思いながら

いまにも止まってしまうかと

一人で夜道を心細い気持ちで走る。

たま~にすれ違う車が「同志」

のように思える。

「この先は通れるね。

がんばろーね~」と独り言だ。

この1時間は実に長かった。

止まってしまったらどうなる?

と不安がよぎったりした。

「魔の坂道」は除雪されていたので

案外走りやすかった。

向こうから登って来た大型トラックが

チェーンをはめるため止まっていた。

その向こうにも立ち往生が2台。

やっと国道に出たら大渋滞だった。

あちらこちらで大変なことに

なっている。

すでに19時。

15時40分出発から2度目の

コンビニ休憩。

いつも開いているコンビニは

ほんとに有難い。

そこから一番近い道は

なかなかの山越えだ。

別の快適な道を選んだはずが

まさかの大渋滞。

全く動かなくなりさらに

1時間かかった。

都合3時間半掛かって無事に帰った。

自宅付近は50センチの積雪。

大雪は明日も続く。

まだ12月というのに

本格的に降る1~2月が

思いやられる。

それにしても愛車は頑張った。

私を無事に連れて帰ってくれた

愛車に心から有難うをいう。

 

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