あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

東京では浦島太郎

2022-12-23 | 心の栄養

広島に雪が降るんですか?

と聞かれるけれれど

我が町は豪雪地帯。

この日の朝は樹木も

結晶に覆われるほど凍てついた。

道路の凍結で事故が多発する。

緊張したが空港線を無事に通過。

飛行機で飛ぶこと1時間少々。

あっという間に東京に着いた。

2なのだけれど

午後便で着いてお昼過ぎに帰る飛行機。

メインは5時間の講演会だ。

自由な時間はあまりない。

直前になって宮角さん夫妻に

コンタクトした。

銀座で待ち合わせた。

三丁目の宝くじ売り場は

私が東京に居た大昔から有名で

この日も長蛇の列だった。

賞金は今や10億円なのね。

買わないから当たらないけど。

街中をブラブラして3人で再会。

で、沖縄料理でお腹いっぱいの後、

カフェのフルーツサンドで〆た。

ともちゃんのパンケーキと

半分づつねと言ったのに、

フルーツサンド全部ペロリと

食べてしまったのはごめんなさい。

3年ぶりの自粛なし年末で

どこも人でにぎわっていたけれど

数年前、クリスマス前に銀座に

来た時の印象に比べたら

ちょっと地味な気がした。

戦争をやってるし、

気分的にまだ自粛気味なの

かもしれない。

2日目、貴重な半日をどう過ごすか。

あいにくの冷たい雨。

上野公演の美術館巡りを思いつく。

地図アプリではタクシーで

10分ちょっとで

運賃を300円と表示する。

そんなわけないでしょと思ったが

何度見ても300円なので

アプリでタクシーを呼んだ。

ホテル前で拾ってくれる。

結果的には20分たっぷり乗って

3000円だった。

だよね~。

上野公園はまだ秋で落ち葉が

きれいだった。

国立博物館は壮麗な建物。

内部がほんのりと暖かくて

ほっとする。

出土品や絵画や焼き物、

仏像や鎧兜や刀剣、

巻物や和服などありとあらゆる

美しくて繊細な品々を

ゆっくり堪能した。

休憩室の椅子や黒電話まで

工芸品のような存在感だった。

別の建物は前庭が広くて浅い

池になっていてその奥に

ひっそり佇んでいた。

ロビーから庭を眺めると

雨と格子が素晴らしくマッチ。

これまた素敵な椅子に腰かけて

しばら~く深い静寂を味わった。

そういえば私は「格子フェチ」(笑)

小さな仏像をたくさん見て、

公園内の社で手を合わせて

ランチをした。

何をしたということもないが、

一人の気ままさは何物にも

代えがたい。

一人で飲んだり食べたりするのは

苦痛ではない。

両国のアパ・ホテルを初めて利用した。

チェックインしていたら

ロビーの向こうから

「お客様、有り難うございます!

従業員の皆さん、お疲様です!」

と、元気な女性の声が。

振り向いたらテレビでよく見る

名物社長さんだった。

トレードマークの帽子に満面の笑顔。

さすがプロ意識が高い。

大浴場と朝食付きだと知らなった。

お風呂は大好きで気分アゲアゲ。

さらに予約サイト「じゃらん」が

ポイントの2500円を

宿泊費から引いてくれていた。

「ほほ~得した」と思いながら

レシートみたいな紙切れを

良く読んだらば、

チェックイン当日カウンターで

5000円キャッシュバックすると

書いてあった。

5000円!

翌日になって気づいたから残念。

スタッフは教えてくれないのね。

急に損した気がする。

東京では色々なモノがどんどん

進んでいて面食らうことばかりだ。

「浦島太郎」状態。

そもそも広島空港でメールが

開けず自動のチェックインが

できなかったのはかなり悔しい。

声を掛けられてカウンターへ。

色々なサイトでチケットを買うから

毎回初心者よね。

電車移動用に以前ゲットした

交通系カードをチャージ。

自動改札をそのカードでタッチすれば

通過できるのに何を思ったか

わざわざ自販機でチケットを買って

改札をくぐりそのチケットを

取り忘れた。

誰かにもっていかれた。

運賃を2倍払う羽目になった。

そのカードは運賃だけでなく

買い物もできると分かったが、

自販機でサンドイッチを

買おうとしたが扱いが分からず。

小学生以下の男の子が後ろで

やり方を教えてくれたが

とうとうサンドイッチに

ありつけなかった。

男の子の目が同情のまなざし

だった。

店員さんがいるところで

おにぎり1つとお茶を買って

そのカード払った、

この判断は正しかった。

というのも自宅に帰りついたら

財布には1000円札1枚と

小銭だけしか残っていなかった。

何に使ったのか自覚がない。

暖房が暑いので飛行場で

ノンアルは飲んだ。

2日目の夕食にビール、

レモンサワー、

豪華刺し盛り、握りほかで

5000円食べた。

あれがいけなかったか?

都会を歩くとボロボロと

お金がこぼれていく感じよね。

それでもたまの都会は私に刺激を

くれる。

お菓子のデザイン性やセンス。

都会で生きる人たちの静かな

闘争心とかプロ意識とか。

田舎にはない刺激をくれる。

そのうえで改めて田舎の

良さを知るのです。

 

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