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【今日の論語】上司による実践で部下を育てる

2022-07-18 12:05:34 | 日記

子貢曰わく、孔文子は何を以て之を文と謂うや。
子曰わく、敏にして学を好み、下問を恥じず、是を以て之を文と謂うなり。(公冶長)


(訳)
弟子の子貢がおたずねした。
孔文子は、なぜ「文」と諡(おくりな)されたのでしょうか。
先生が言われた。
彼は、頭の回転が速く、行動もきびきびとしており、
目下の意見を聞くことを恥ずかしいと思わない。
これが文と諡された理由だよ。


孔文子:衛の大夫、名は圉(ぎょ)

衛の霊公の娘を妻にし、専断的であまり評判がよくなかった。
なのに、なぜ「文」という最高の諡が与えられたのか、
優秀な弟子である子貢は、納得がいかなったのだろう。

その質問に対して孔子は、孔文子の長所を示して答えた。

部下育成や組織活性化の研修で、「肯定思考」のひとつの
ワークとして「長所発見の姿勢」を行っている。

グループメンバーに対して、お互いに気づいた長所を
フィードバックしあうというもので、毎回、教室のエネルギーが
最高に高まる。私も、いつも楽しみにしているワークだ。

やはり、言葉だけの学習よりも、体で実感してもらうことが
効果的である。

人は、他人の欠点、短所にはよく気がつくものだ。
しかし、そこに気を取られすぎると、長所が目に入らなくなり
偏った見方、接し方をしてしまうおそれがある。

孔子は、それを戒めるために美点を示して見せたのだろう。

上司が、たんに言葉だけでなく、このような実践で示すことで
次の世代のリーダー、管理職が育っていくのではないだろうか。


まずは相手を理解しよう

2022-07-04 12:00:43 | 日記
論語の読み方、生かし方~まずは、相手を理解しよう~
 
大河ドラマに渋沢栄一がとりあげられたお陰で、『論語と算盤』が見直されてきています。
渋沢栄一は、物質文明が進歩した半面、日本人の人格が退歩したことをとても憂いていました。
 
本来、論語と算盤は切り離せないものなのに、日本人は欧米のノウハウばかりを真似し、
もっとも大切なことを捨ててしまったようです。(いろいろな事情はあったにせよ)
 
ノウハウだけでは、SDGsは実現しません。
とはいえ、まだ『論語』を読んだことが無いという人も多いと思います。
そこで、少しずつでも関心を持っていただければと思い、私なりに情報発信をしていきたいと思います。
 
YouTubeでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=XTrpNZ-_9Vg

持続可能な社会と企業をつくるために

2022-06-17 11:05:12 | 日記
経済社会の発展ばかりを目指してきた時代から、
安心して暮らせる持続可能な社会を築く。
 
そのためには、従来のような戦略やマネジメントといった知識だけではなく、
価値観を磨き、人間としてもしっかりしたものの考え方ができる人財が必要です。
 
現代が抱えるさまざまな問題と、中小企業の後継者問題を同時に解決するために、
中小企業の後継者、新しい時代を創るリーダーの育成に取り組んでいきます。
 
このプロジェクトは、私一人で実現できるものではありません。
ありがたいことに、多くの皆さんが協力をしていただいています。
 
講座の企画から参加してくれている方。
講師として協力してくださる方。
講座情報の発信を支援してくださる方。
ランディングページを作ってくださる方
・・・
まだ、産声すらあげていない事業で、難産も予想されますが
決してあきらめることなく、しっかりとした事業に育てていきます。
これからも、応援、ご指導、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 
ついては、無料オンラインセミナーを開催します。
ぜひ、お知り合いの方をお誘いいただき、ご参加ください。
 
①6月17日(金) 18:30~20:00
②6月25日(土) 10:00~11:30
③6月26日(日) 10:00~11:30
④7月1日(金)  18:30~20:00
⑤7月2日(土)  10:00~11:30
⑥7月2日(土)  14:00~15:30
⑦7月3日(日)  10:00~11:30
⑧7月3日(日)  14:00~15:30
⑨7月8日(金)  18:30~20:00
⑩7月9日(土)  10:00~11:30
 
持続化経営講座のご案内は、YouTubeでご覧いただけます。
ご感想などもお聞かせいただければ励みになります。
egami@cello.ocn.ne.jp
 
キャリアデザイン研究所の掲載ページ
【サイト登録ページ】
☆セミナーズ
☆こくちーずPro
☆Peatix
 
 
 

人にやさしく、自分に厳しく

2022-05-20 10:41:44 | 日記
『子曰わく、吾未だ剛なる者を見ず。
 或ひと対えて曰わく、申棖と。
 子曰わく、棖や欲あり。焉んぞ剛なるを得ん。』
 
先生が言われた。
私はまだ強い人間にあったことが無い。
ある人が、お弟子の申棖がいるではありませんかと答えた。
 
先生が言われた。
棖は欲張りだ。どうして強い人間と言えるだろうか。
 
精神がしっかりとした真の勇者になるには
自分にうちかつことが必要だ。
 
自分が儲けたいとか、良い暮らしをしたいとか
楽をしたい、快適な暮らしをしたいなどと考えていては
本当の勇気は出てこない。
 
そこで、自分にうちかつ心、克己心を養うことが必要となる。
 
事業でもスポーツでも芸の道でも
自分の欲に打ち勝ち、修業に励まなければ
一流になれないのは皆同じだ。
 
「人には優しく、自分には厳しく」ありたい。

乱をなすを好む者が学んだこととは・・・

2022-05-15 23:15:56 | 日記

『有子曰わく、其の人と為りや孝悌にして上を犯すを好む者は鮮し。

 上を犯すを好まずして、乱をなすを好む者は、未だ之れ有らざるなり。』

父母や先祖を慮り、務めを果たそうとする姿勢を“孝”という。
地域や組織の年長者を敬い、素直に従う姿勢を“悌”という。

親孝行で、年長者に対して素直であれば、
和を乱そうとはしないだろう。

『君子は、本を務む。本立ちて、道生ず。

 孝悌なる者は、其れ仁を為すの本か。』

何ごとも基本、根本が大切である。
根本がしっかりできるようになると
道はおのずと開けてくる。

孝行で従順ということが、仁の徳を完成させる
根本だと言える。

組織や社会、国際間などで、
争い、平和を乱す人がいる。

人としての基本を学んでいないのだろうか。
何を学んできたのだろうか。

少なくとも国のリーダーは、                           人としての道を学んでおいてほしいものだ。