弐介工楽風人 〜にすけくらふと〜

釣り場でお会いしたら、是非ご挨拶から始めましょうか♪立入禁止になっていない波止をメインに楽しく釣りをさせてもらってます☆

工楽風紀 vol.102 ~秋アオリ 現在26杯 リリーズむ~

2010年09月25日 06時37分33秒 | アオリイカ

今回は久々に弐介での釣行。秋アオリを堪能する計画。予定より1時間遅れての出発。今日はどこに行こうか。それにしても今日は風が強い。。。

20:30 PYONサン宅到着。PYON『本当に久しぶりな感じですねー!すごいワクワクします。けど、全然釣れる気がしません!!エギングって何ですか?竿も放置してたので釣り方忘れた気がします。まぁ、元々釣れて無いから大丈夫ですか(笑)そうですか。それより、この風…どうにかなりませんかね。。。』と、お天気のコンディションはお世辞にも良いとは言えない中、人間のテンションはそれなりに高めでのスタート。

21:10 第1ポイント到着
いつもなら表層ダートで新子が2~3杯は付いてくる場所だが、時化ていてどうも水面直下での捕食はしていない模様。
SAKU⇒沖向きを攻める。手前5mのストラクチャー周りにはギリギリ餌木は届けられるが、斜め右前からの強い向かい風でラインコントロール不能にて攻めきれず。
PYON⇒湾内で得意のボトム攻め。こちらも不発。

22:30 本日の先行きに不安を感じる2人。「風が無かったら風が無かったら」。弱気になりながら、いつも行かない漁港へ。第2ポイント到着。満潮を向かえ水面との距離は近い。
SAKU⇒カマスの群れを発見。メバル用プラグで狙ってみるも不発。ワームが有れば…
PYON⇒コッソリ1杯GET!

23:30 出発から3時間。不毛な第1,2ポイントで少し粘り過ぎたのを後悔しつつ、第3ポイント到着。島を廻り風裏に入ったのか、こちらは風が少し緩い状況。とは言っても、5mくらいの強い風。波止にはエギンガーさんが1人。僕達は比較的釣りがしやすい湾内にコンタクト。湾内、烏賊っ気無し。「PYONサン移動しましょうか?」
PYON「…。……。」
返事が無い。風で僕の声がかき消されたワケでもなさそうな様子。多分、イカ見つけたんだろうな。少し放っておく。僕は全く状況把握出来ず、イカをチェイスさせることも出来ない状態。ひととおり湾内をウロウロしたあとPYONさんの元に戻る。
SAKU「どーですか?」
PYON「釣れましたよ。」
イカが寄ってきているのか、ラインを見つめながら素っ気ない返事。足元には胴長12cm程の新子が。
SAKU「やりましたね。どうやって釣ったんですか?エギは?」
PYON「全然分かりません(笑)100円の2.5号エギです。これ最高ですよ。」
SAKU「釣ったのに、分からない???」
PYON「はい、本当に全く分かりません(笑)でも何故か釣れるんです。」
そうこうしてると、同じサイズをもう1杯追加。この場所の状況を掴めない僕は、このまま続けるとPYONサンと大差がついてしまう危険を感じ、少しイカの反応が鈍くなってきた瞬間にすかさず「移動しましょう!!」と声を掛ける。

24:30 第4ポイント到着。先日僕が下見に来た際、先行者サンから教えてもらった良ポイント。ヤハリ人が入っている。この暗闇でこの風の中。声を掛けてみると、あまり釣れていらっしゃらない様子。少し横でさせて頂けるとのことで、SAKU本日初の1杯目をGET。風と活性を考えると長居は無用と判断し早急に移動。

01:00 第5ポイント。ここもあまり来ないところだが、念のため寄ってみる。来る度に死んだような海を見るポイントだが、今晩は何故か高活性!!胴長18㎝GET。しばらく粘るもあとが続かず、この時点でSAKU3杯、PYON5杯。

02:00 第6ポイント。下見時に竿抜けスポットっぽく、今回の釣行で一番オススメの場所となるサーフ絡みの場所。山を1つ越え、風が強すぎて釣りにならず…。PYON「移動しましょうか。釣りになりませんよ。」
この『釣りになりませんよ。』。『なりませんね。』が『なりませんよ。』に変わる瞬間。一見何でもないひと言ですが、この『ね』と『よ』の違いが…PYONサンが疲れたり、眠たくなってきた証拠です。

02:30 第7ポイント到着。
SAKU「2時半ですね」
PYON「もう2時半ですか?早いですね~!」
どーりでPYONサンも疲れるわけだ。このポイントは沖に向かうと、北風が正面から来る。冬場のナイトメバリングでは風との勝負になる場所。今日は、やはり沖向きには投げれそうにない。湾内で遊んでみると…意外や1投目で15cmの新子が。ここは良いんじゃないかな。と2人で粘る粘る。結果。SAKU計12杯、PYON計11杯。ここでSAKU逆転!!気付いたら、スナップの先には…3.5寸で始めたハズなのに、何故かナオリーが付いてました(爆)勝ちにこだわる男SAKU。

03:30 PYONサンはとっくに限界を過ぎている。チャンスだ。今日の僕は何故か眠たくならない。恐らくPYONサンに大差を付けたいからだと思う。第7ポイントより奥に車を走らせてみるも、良さそうなポイントも無く引き返しながら釣ることに。
PYON「…」
ホント、ウトウトしてる。話ながら意識が飛んでるっぽい。チャンスだ(笑)

4:30 第6ポイントへ戻り朝マズメ、空が白み始めたため活性の高い個体をサーフで狙う。不発。足場の高い場所から水深のある場所を狙うと、1杯即抱き!も、、、足場の高さ+ド干というシチュエションでフッキングミス。気付いたらスナップの先にはまたナオリーが。。。
SAKU「なんでナオリーなんなー…ワシャ、ナオリーでしか釣れん男か!?」
3寸付けてても、寄って来た小さいのをすぐナオリーで狙ってしまう自分が悲しい。
PYON「はっはっは(笑)」
現在1杯差であることもあり、いつもなら確実にアチラの世界へ飛んでるハズのPYONサンがしぶとく食いついてくる。釣り場に着くと、まるでゾンビのようにムクっと起き上がってくる。SAKU「しんどかったら、寝てもらって良いですよ(笑)」

5:00 第5ポイントは潮が引き、イカも抜けてしまったようなので2~3投で即移動。

6:30 第4ポイントに戻る。誰もいない。これは「ここで釣りをしなさい」ということなのだろうか。キャストしてみると胴8~12㎝くらいがついてくる。SAKU「モクモクモクモク~♪×③」8㎝、3連発。全リリース。PYONサンにプレッシャーをかけるために(イカは掛けたら墨を吐くのでその表現として)モクモク~♪と連呼する。計15杯。PYONサンとの差が少し開く。PYONサンは足場の低い位置に移動し、今回の釣行の中では良型となる15cm前後を2杯連続HIT。中層以下のダート→ステイといった釣り方を貫かれている結果だ。ヤバイ…引き離せないどころか、追い越される。。。SAKU「移動しましょうか?」

7:30 PYONサンが夜に調子が良かった第3ポイントに戻ってみるも、PYONサン1杯にて終了。SAKU:潮位がまだまだ回復していない中、ドシャローの表層ダートを歩きながら打って行くも反応なし。気付いたらまたナオリーになってる。。。

8:20 家庭持ちとしてはロスタイムとなるこの時間。最終第1ポイントに戻り執念のキャスト。現在
SAKU⇒3~3.5寸で表層ダート、寄ったものをエギ1.8寸
:計15杯(胴長8~18㎝)
PYON⇒2.5寸ボトムを取り4~5回の連続ダート後、テンションフォール
:計14杯(胴長10~19㎝)

さて『30杯目はどちらの手に!!』

9:00 …30杯目はどちらの手にも入らず、嫁からの電話にて納竿。小さいエギでサイトでの数釣り。研究心と遊び心がくすぐられますね。結局、PYONサンは何故釣れたかが解明出来ないままだったようですが、この辺りの感性の部分。理論好きな僕とは逆の姿勢で釣りをされるPYONさんと釣行すると、そこが釣果の差になることもあってとても面白いです。何はともあれ今日は2人ともイカと遊んでもらえて良かったです。秋アオリ、しっかり堪能出来ました。疲れ様でした。

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【気付き】
①足場が高い所の攻め方
⇒リーダーが長いとダートダートしにくい。
(足場が高い位置からダートさせたい場合はリーダーを短めにし、シャクリは18時30分~22時くらいの角度で行う。※23時以上までシャクルとスラッグ調整してもダートが難しくなる。)

②上方に向かうようなダート(=ボトムからの連続ジャーク)に反応する個体の釣り方
⇒フォールさせると警戒してバックする。ステイor早めの水平フォール(=レンジをキープした横移動)で抱く→シンカーが重い方が良い

③(急激な)フリーフォールに反応する個体の釣り方
⇒ステイや水平移動には、あまり興味を示さない。払い潮時に小さなジャークで中層辺りをネチネチピョンピョンとアクションさせていると抱きやすい。向かい潮の場合はフォールが早過ぎて反応しても追い付けない模様。

※②で面白いのは「フォールで抱く」はずのイカには「フォールに興味を示さない」もしくは「逃げてしまう」ようなシュチュエーションがあるということ。フォールとステイ、両方を試しその場でより反応が強い状況を見極め、統計を取ってていけたらと思います。カラーについての言及は追々。
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P.S
ここの所、バスケの試合が続いてるんですが…仕事等で全然行けてないです。


●潮  大潮4日目(満潮22:18)
●時間 20:30~09:00
●釣果 2人で29杯

[Written/Photo  by SAKU & Gedo]



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