やっと観に行ってきました!!
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邦画「チェリまほ」
いつものように朝イチの回を観てきましたが、
顔なじみの方がいないかと、ちょっとドキドキ・・・。
田舎ですから、そういうことも気にしちゃいました・・・。
幸い月曜の朝イチですから、お客さんも数人と少なめ。
もちろん(?)男性は僕だけでした・・・。
さて、感想ですが、ネタバレありますのでご注意くださいね!
最初の方はね、うーんイマイチな脚本だなーと、
そんなことばかり考えながら観てたんですよ。
ドラマの映画版ですが、テレビドラマのその後を描いてるので、
ドラマ本編を観ていない方にも分かるようにしなくてはいけないんですよね。
その部分が少し雑だったかな?という印象を受けました。
長崎異動の部分はもう少し掘り下げてというか、
丁寧に作っても良かったかな?
時間の制約もあるんでしょうが、あまりに速足で驚きました。
8か月という限られた期間の異動ではあったのですが、
「もう東京本社に戻ってきたの?」と思ってしまって(笑)
でも、そこからですね、物語が動き出したのは。
そうなんです、ここから物語が動き出すんですが、
ここまでの部分がイマイチなんですよ。
ですから、うまく後半へと盛り上がらないんですね。
観てる僕らの気持ちがついていかないんです。
お互いの両親に紹介して許しを得て、そして結婚式!
ここは泣けました!もう、涙腺崩壊!
それは単に二人が結ばれたからではなく、
僕には手に入らないもの、あきらめてしまってるもの、
それに対する憧れが強かったからかもしれません。
そしてラスト、二人は手をつないで、
昼間の公園の遊歩道の真ん中を歩いていきます。
周囲の目を気にせず、堂々とどこまでも真っ直ぐに。
チェリまほという作品はですね、赤楚くん演じる安達の成長の物語なんですよね。
最初は自己否定の強い青年だったのが、
町田くん演じる黒沢に出会い、愛され、愛し合う中で、
自分を肯定し、周囲にも認められたいと思い、そして愛する黒沢だけでなく、
自分の周りの方にもカミングアウトして、祝福してもらえるようになる。
最後の手をつないで歩くシーンには、その成長した結果がよく表れています。
きっと監督は、この二人の背中と、そして安達のこの笑顔を撮りたかったんだなと、
そうラストで感じました。
自然と笑顔になれるラストシーンだったと思います。
最後が良かっただけに、前半の粗さが余計に残念で・・・。
長崎編に出てた松尾諭さんや、榊原郁恵さん・松下由樹さんの扱いが、
もう少し物語に必然として表現されても良かったように思います。
ちょっともったいない使い方だったような・・・。
いろいろ書きましたが、観て良かったですよ!
もちろん円盤も買います!
もう一回観たら、また違った見方も出来るかもしれませんね。
久しぶりに長文になってしまいました、ごめんなさい!!