It Becomes Happy

幸せになるために。。思うこと。感じること。考えること。

月命日。

2008-05-28 14:11:54 | ひとりごと。


タイトル通り、今日で父が亡くなって5ヶ月。
毎月28日は月命日です。

人って強いね。

って、思います。

あんなに辛くて苦しかったのに、心の波は穏やかになってきている。
時間ってすごい味方だなぁって思う今日この頃。

決して、忘れるとかではないこの感覚。
もちろん言葉でなんて言い表せないけど。

例えば、

電車にのってつり革持って移り行く景色を眺めてる時に
ふーーって思い出したり、

なんだか、背格好の似た人を見たらふーーーって思い出したり、

何もしてない時にもふっと思い出す。


そうやって、心が落ち着いていくんだろうね。。。


未だに、実感としては薄い部分があるような気がするのは私が離れて暮らしていたからなのだろうな。

父と過ごした時間なんて、高校を卒業してからは本当にわずかすぎる。

そうやって、後悔しても遅いんだな。。

私が今こうして毎日を過ごしているのも、父と母のお陰に他ならないんだって
しみじみ考える。。

慌しい生活の中で、父との数少ない思い出を思い返すときだけは時間がゆっくり過ぎる気がする。

今朝電車の中で「今日は月命日だなぁー」ってふっと、思い出したことがありました。

100日日での、兄(喪主)の挨拶。
親しい親族だけのお食事会だったのだけど、兄が言ったんですよねー。

「今朝、父が夢に出てきまして。
 父が、嬉しそうに髪の毛を切ったのだといっていました。
 父は、亡くなる日の朝に髪の毛を切りに行くのだと言っていましたから。
 これで父も心おきなくあの世へいけるのだろうなぁと思いました。
 今日の夢に出てきてくれて、それを伝えたかったのかもしれません」

こんな感じの。言葉。

今朝・・・って言った瞬間から、涙で言葉が出てこなくて
必死に私達に伝えようとしていた兄。
立派でした。
泣くのを我慢しながら、いつも立派に挨拶をしてくれた兄。

立派じゃん。兄ちゃん。

父さん、兄ちゃんもやれば出来るじゃん。。
いつも「あいつはあかん」ゆうてたけど。
しっかり、堂々と挨拶をして一家の代表をつとめてくれたよ。。

私は、お茶出しのために部屋を行ったり来たりしていたのだけど、
兄の挨拶が聞こえてきた瞬間に、涙があふれてとまらなくなりました。


次の日に私が帰ってくることも、嬉しそうにしていたのだと聞いていたし。。
あんなことやこんなこと、したいことなんていっぱいあったんよなぁ・・・なんて。。

そうそう。
父の髪は猫毛で、ふわふわでてっぺんがはげてるからぼさぼさのときはそれはそれは見苦しくて。
ははは・・・。


こないだ、家のPCでメールを見ていたら。
父が倒れて、私が必死にネットを使って色々調べているときに知り合った肝臓の専門医の方との
やり取りが残っていました。

不安を抱きつつも、可能性を持ったまだまだ力づよいメールの始まり。
回数を重ねるごとに、内容は覚悟の二文字をしっかりを胸に刻んだ内容になっていき。。

「あぁ。このときはまだ父さん、生きてたんだなぁ」


こんな風に、落ち着いているのは時間のお陰なのでしょうかね。

もちろん、癒える日がくるのはまだまだ先だし、ことあるごとに悲しくなったり
寂しくなったりもするんだと思う。

ナナや姪っ子甥っ子の成長を感じる瞬間に、父がいないことを寂しく思うんだと思う。


父さん。
元気ですか??
私は何とか元気にやってます。
母さんや他の家族達も、たまに電話するけど元気そうです。
って、父さんはみんなのことはよく見てるか。。
私が一番遠いもんねー。

私はなんとかやってます。
初盆には、家族で帰るからねーーー。

あみ