雲九のもくもく覚書

2005年からだらだら今年も書いてます…

「わが幼少時代のポルト(Porto da Minha Infancia)」

2008年04月19日 | 購入品’(映画券)
これまで訪れた場所の中でも印象深いポルトの町。
そこで生まれ育った監督がポルトの思い出を撮ったというので
待ち合わせ前の小一時間でちょっとトリップしてきました。

由緒あるカフェがマックに様変わりしてたりとか
ヨーロッパ風甘味処(?)が安売りの靴屋さんになってたりとか
もう100歳になろうという監督の青年時代の町の様子と現代の様子が
作品の中でもあちこち交錯していたけれど、それでも
友人たちと大いに飲んでふらふらと川辺へ下っていく道の感じとかは
「あ、ここ私も知ってる!」とわかるくらいにそのままでした。

それにしても監督、いいとこのぼっちゃんやったのね…。
ブルジョアの暮らしは想像の範疇を超え全く臨場感がなかったけど
ちょっとかびくさい部屋でひじかけ椅子に腰かけながら
おじいちゃんの昔がたりに耳を傾けている気分でした。

映画の後の待ち合わせも大学時代の友人と久しぶりの再会で
彼女たちとも能登のお年寄りの話を聞きに行っては眠気を堪えてたな
とみょうな符合に少し不思議な気持ちもわいてきたりして。

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