「百万円と苦虫女」

ミニシアターにくるもんだとばかり思っていたらいきなり
シネコンで公開されているのを朝刊で発見。
ちょうどイオンのお客様感謝デーだったので1000円だ！と行ってきました。
そういえばイオンの広告、優ちゃんがやってるんですもんね。

「人のセックスを笑うな」もそうですが女子が監督をやると
なんか女子目線の願望が出るといいましょうか。
「いいね～そゆシチュエーション」とにやにやする場面が…。

しかし今回は「いいね～優ちゃん、かわいいね～」とにやにや。
本人は物語を、演技を、見て欲しいというかも知れませんが、
どうしても彼女の表情や服装に目がいってしまいます。

お話は前科者となり実家に居づらくなった佐藤鈴子ちゃんが
百万円を貯めるごとに次の場所へ移り住むというもの。
前科者になってしまった理由というのがいかにも彼女らしいし、
小さなスーツケース１つに納まっている筈のお洋服がみんなかぁいい。
どこへ行くにも携えていくお手製の生成りのレースカーテンが
また遮光効果も全くなさそな頼りなさでいじらしいのです。

出所してまぶしそうに空を仰ぎ「シャバか…」とつぶやいても
蛇口の識別を教えられて「はい！わかります、フツー」と毒づいても
逆にかわいさを引き立てるだけ！って私いつからこんなにファンか？

まぁそれだけPV的に優ちゃんのための映画だったということです。
ちぃちゃなとこでは堀部圭亮演ずるホームセンターの上司が
バイトを叱る時のくどくどした物言いがツボでした。