雲九のもくもく覚書

2005年からだらだら今年も書いてます…

「静かなる男(THE QUIET MAN)」

2015年01月30日 | 購入品’(映画券)
辺りに名画座というものがなくなって久しいので、昔の映画をスクリーンで観るのも何(十!)年ぶり。
今月はリスボン、パリときて、ローマに(銀幕上)行くはずが、ぐいぃんとアイルランドに方向転換。

ジョン・ウェインもお初で、舞台は確かにアイルランドだけどアメリカ語で話すのかしら?と心配していたら、ナレーションから素敵なアイルランド訛りだったのでニヤリ。
とりわけやっぱり馭者(?)のフリン氏がなんともいいですね。

しかし公開当時、アイルランドの人たちは怒らなかったんだろうか、だいぶんステレオタイプの描き方のような気がするんだけども。
惚れた奥さんへの扱いもなかなかひどくないかね?

私はへたなコメディよりも何度も笑っちゃいましたけどね。
どうせ理解もできない監督のメッセージとは何か…なんてムズカシク考えることなく映画をただ楽しむという感覚は最近あんまりなかったなぁ。

冒頭に彼の地ならどこにでも生えているあの黄色い花が映ったとき、ココナツみたいな甘い香りまでよみがえるような気がしたのに、名前が思い出せなくて焦りました…。十年ひと昔。

男の人の昔のいでたちは折にふれ、映画や資料などで見かけることもありますが、女の人は新鮮でした。
細かい連続模様を編みこんだ大判のスカーフ?マント?をみんな羽織ってましたね。アランセーターみたいな地模様だけじゃなくて、あんな編み込み模様の伝統もあったんだなぁ。
あ、ニットじゃなくて織物なのか?風強いしね。見てみたいわ。

黄色い花の名前はヒース、じゃなくてゴース。しばらくしてからようやく思い出しました。

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