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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

“議会外勢力”の時代が欧州で始まる

2014-08-13 | 憲法・国防・軍事

 □■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□
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●「今日の焦点!」
 ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「“議会外勢力”の時代が欧州で始まる」です。


⇒その理由は……:

 ─昨日(17日)、ギリシアにおける総選挙が再度実施されました。
  その結果、「緊縮財政」派が“勝利”したと報じられています。

 ─しかし本当にこれで「問題」は解決したと言うべきなのでしょうか。
  その答えは……「NO」です。

 ─なぜならば欧州には「抵抗権」という伝統があるからです。
  これは「市民に対して最後に与えられている権利」と考えられています。

 ─「抵抗権」とは、その名のとおり、「抵抗するための権利」です。
  そして抵抗する相手は、「権力・体制の側」です。

 ─噛み砕いていうとこういうことです。「それまでの合法的な手続きに
  よっても正当な結果が導かれない時、人々は抵抗する権利を持っている」

 ─私たちの国・日本の憲法にはそうしたことは書いてありません。
  しかし合法的に権力を掌握したナチスによる悲劇を経た欧州は違う
  のです。

 ─そこでは「権利はこの手で勝ち取るもの」という発想が根強くあります。
  そして「正統性」は「合法性」に優るという発想もあるのです。

金融資本主義における既存のルールから言えば、今回のギリシアにおける
選挙で「物事は決まった」ということになるはずです。しかしそうなるのか。

「ルールの外」にこそ“未来”があるのがこれからなのだとすれば……
全くもってゲームは始まったばかりだと言うべきなのです。

 

(メールマガジン 2012年6月18日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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