ほぼ不定期日記

散歩ばかりしている男の嘘日記

ウクライナ生まれのレンズでキノコ肉うどんを撮ってみる

2017年09月03日 | ほぼカメラ噺

ジュピターと聞いたら平原綾香さんの歌やホルストの惑星を思い出す人が多いのだろうが 

カメラ好きからすれば「レンズの名前だろ?」と答えるのは踏み絵のようなものだとして 

このロシア製の中望遠レンズは戦前のコンタックスの風格をそのまま伝える堂々たる姿と 

クセ玉である戦前のツアイスが設計したゾナーそのもの描写を愛好する方も多いがゆえに 

最近は品薄になっているらしいと聞くと昔安く手に入れた者としては後ろめたさも感じる 

ジュピターという名前のレンズには 50mm と 85mm と 35mm の3種類があって 

さらにそれぞれコンタックス用 ライカL用 M42用とマウントが3種類用意されていた 

このジュピター85mm はライカLマウント用なので SONY の α7 に装着するためには 

ライカMマウントと SONY Eマウントを繋ぐアダプターと 

ライカMマウントと Lマウントを繋ぐマウントをふたつ重ねてからレンズを着ける必要がある 

ああ!カッコいい! 兵器っぽいのは出自通りだね 


ところで3行目でロシア製と言ったが本当はこれはソ連製だ 

レンズの付け根には「MADE IN USSR」の刻印がある 


ロシア国内では「U.S.S.R.」ではなくて「C.C.C.P.」のはずだから輸出用だ 

作られたのは今のウクライナ共和国の首都キエフのアーセナルという会社で 

第2次世界大戦後に占領したドイツからツアイスの技術者と製造機械を持ち帰り 

兵器工場だったアーセナルでカメラとレンズを作るようになったのだが 

それと同時にナチスドイツのミサイル技術と原爆製造技術とそれぞれの技術者も持ち去って 

その後の冷戦の元を作ったと聞けば・・・「なんて酷い国だ!」と思うかもしれないが 

同じことはアメリカもやっていて・・・ミサイル設計の主任であるブラウン博士を連れ帰り 

核ミサイルを作っただけでなくゲシュタポや秘密警察も組織ごと連れ帰り今の CIA の基を作り 

日本軍の細菌部隊から研究者を人体実験したデータごと持ち帰り細菌兵器と化学兵器を生産して 

朝鮮戦争では北に細菌を仕込んだ玩具を空から撒いたり化学兵器を風に乗せて撒いたりしたのも 

ソビエト社会主義連邦共和国という国があったことなど同じように忘れ去れてしまうのだろう 

都合が悪ければなんでも水に流す国民性は有ったことも無かったことにするようだ 

いや!そうはさせない 


ともかく久しぶりにジュピター85mm で産直のシシトウを撮ってみる 

ヘリコイド付きのアダプターで撮れば最短撮影距離が1メートルから50センチに縮まる パシャ♪ 

                                               α7 JUPITER-9  85mm  F=2


まさかジュピター85mm で近接撮影が出来るとは夢にも思わなかった 

科学技術の進歩が旧いレンズを甦らせた ひたすら感謝である 


撮ったシシトウを木口切りにして豚肉とブナシメジのうどんに散らす 長ねぎも散らす 

                                             α7 M-Rokkor 40mm


旧いレンズで撮ると旧い雰囲気の絵になる 

面白いことだ 

解熱剤を服む 

散歩に出るか思案する 

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届いたばかりのα7に旧いレンズ着けてご近所を花散歩する

2017年09月02日 | ほぼカメラ噺

昼飯にいただいた小嶋屋のへぎ蕎麦を茹でる 

盛りにして手繰ってから解熱剤を服む 

食後のコーヒーを飲んでいたら空が晴れてきたので 

届いたばかりの α7に M-Rokkor 40mm 着けて説明書も読まずに散歩に出かける 

とりあえずパシャパシャ撮ってればそのうち慣れるでしょ? 

石榴の実が赤く色づいている 逆光だけど・・・パシャ♪ 


1970年台初頭の設計らしい穏やかな描写だ こういう写りが好きなんだよね〜 


ムクゲの花が咲いている その向こうには芙蓉のつぼみ イイねぇ〜 パシャ♪ 


フルサイズらしい幅のあるトーンになった  なんだかコダクロームみたいじゃない? 


夏のバラがひとつだけ咲き残っている もうすぐ秋咲きのバラの季節がやってくるね 


草むらにベニシジミがいる レンズを繰り出して そ〜っと近づいて パシャ♪ 


ピントを手で合わせるのなんて久しぶりだ 

何枚か撮って見れるのはなんとかひとつだけ やれやれ・・・ 


木陰にはホトトギスが咲いてもう秋だ 


足元にはワルナスビの花 ワルナスビのシベってこうなってたんだね パシャリ♪ 


おっ!シオカラトンボだ! おとなしく止まってるぞ よし! パシャ♪ 

なんだかピントが甘いな・・・ 


まだ逃げないからもう少し近づいて・・・パシャ♪ よし!目に合った かな? 


ああ!空が高いなぁ〜! ピントを無限にしてパシャリ♪ 風が強くて葉っぱが揺れてる 

あれ?ちょっとオーバーインフかな? まあイイや♪ 


こんなに風が強いのだから台風は本当に近づいてるんだろう 

葛の茂みから甘い香りが漂ってくる かきわけると花が咲いていた パシャリ♪ 


圏央道の側道も徐々に伸びて工場の中が覗けるあたりまで行けるようになった 

銅の工場の裏ってこうなってたんだね 

へぇ〜硫酸タンクに純水タンク 面白〜い♪ パシャ♪ 


これもフルサイズっぽい描写だね 

こういう落ち着いた感じに写るのなら古都の街歩きにピッタリだ 

そう考えたら奈良に行きたくなってきた 

京都の路地裏散歩にも良さそうだし・・・ 家に帰ろう 

今夜は新秋刀魚を買って塩焼きにしてみようかな? 

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α7とLeica M-Eマウントアダプター2種が届く

2017年09月02日 | ほぼカメラ噺

注文していた α7が届く もちろん中古である ちょっと煙草臭いのが玉に瑕 

それとは別に Leica M-E マウントアダプター2種も届く 

さっそく M-Rokkor 40mm を着けてみる イイね!これ ♪ 


まったく違和感が無い 

サイズ感は M 型ライカと変わり無い 重さはもっと軽い 

ピント合わせのピーキング表示が老眼に優しい 

もうひとつのアダプターはヘリコイド付きだ これも試す 


ちょっと笑っちゃう見た目だけど大き目の銀リングは返って操作しやすい 

銀リングを回してヘリコイドを繰り出せば・・・ 

M-Rokkor 40mm の最短撮影距離が70センチから30センチほどになるのだ 

これは素晴らしい 

どちらもデイスカバーフォトという群馬のカメラ屋さんから買ったもの 

作りもしっかりしているし繰り出しもスムーズだ 

こんなに安いのなら他のアダプターも欲しくなってくる M42 とか K  とか 

このヘリコイド付きアダプターを使えば戦前生まれの Summar 50mm も甦るかもしれない 

夢は広がる 


とりあえず孔雀石を PRIMOFLEX の上に乗せて撮ってみる 

                                               α7 M-Rokkor 40mm F=2

色味が深い 塗り重ねた絵の具のような味わいがあるかな? 

雨があがったら α7 に M-Rokkor 40mm 着けて散歩してみよう 

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独逸帝国製望遠鏡玉がやってきた!Carl Zeiss Jena TESSAR 13.5cm

2017年07月28日 | ほぼカメラ噺

朝いちに宅急便が届く

丁寧に梱包された箱から出てきたのは・・・ 

Carl Zeiss Jena TESSAR 1:4.5 f=13.5cm 戦前のドイツで作られたカメラ用のレンズだ 

M さんありがとうございます!大切に使わせていただきます 

ずっしり重いのは真鍮で作られているからで 

その上にクロムメッキを施してあり さらに黒く焼き付け塗装がされているのだが・・・ 


これだけ使い込まれているにも関わらず先端の黒塗りがいまだに艶やかなのは 

やはりこれが Carl Zeiss 製だからかもしれない 


TESSAR というレンズは4枚構成になっていて当時は「鷹の目」とまで呼ばれたようで 

実際にどの TESSAR もカミソリで切ったようにシャープに写るので 

今でもこのレンズ構成をお手本にして作られているレンズが多くあるほどだ 


このレンズは元々はコンタックスというカメラのために作られたものなのだが 

それをライカにも付けられるようにマウントをネジ式に換えてある 

この時代のライカの 135mm レンズといえば elmar 13.5cm があったものの 

巨大企業であるカールツアイスの定評あるレンズを使いたい人も多かったとみえて 

ライカマウントに換えられたレンズは他にも・・・いくつもあるのは 

それだけライカのカメラが小さくて軽くて使い易かったのに対して 

コンタックスが重いうえに複雑な機構のせいで故障しやすかったということだと言われているが 

それは後年になってライカ贔屓が広めた作り話だと言うのがカールツアイス贔屓の言い分だったりする 

とにかく LUMIX G7 にライカMマウントのアダプターを噛ませて 

さらにそこにライカLマウントのメスネジのマウントをねじ込み TESSAR 13.5cm を付けてみる 


う〜む elmar 13.5cm に似ている 

似ているというよりも elmar 13.5cm の鏡胴に TESSAR 13.5cm を嵌め込んだようにも見える 

しかし細部を良く見比べるとフォーカシングリングまわりのデザインなどに差異があるので 

そうではないのだということが判る やはり正規改造品なのだ 

よし!こうなったら・・・ってどうもなってはいないが 

試写するしかない!と外に出て家の陰に咲いた露草を撮ってみる 

最短撮影距離の 1.45m で撮る 絞りは開放の 4.5 だ 


ふんわりとハロが画面全体を覆っているものの細部はしっかりと描写している 

ピントが甘いのは私の老眼のせいだろう 

日向に咲いた露草も撮ってみる 

やはり最短撮影距離の 1.45m で絞りは 8 にする フードが無いので簡易的に手でハレを切る 


青い花びらのチリチリと光る細胞まで感じられる描写だ 

それでいて柔らかい雰囲気になるのはコーティング技術が遅れていたからでもあるけれど 

それだけではなくて戦前の写真家が望んだセンスを汲み取って設計しているからで 

そこが現実を複写するような現在のレンズとの違いなのだが 

ところが最近のデジカメやスマホの鮮明な画像に慣れた青年たちが 

使いっきりのフイルムカメラである写るんですやインスタントカメラのチェキを 

雰囲気が出ると言って使っているらしいと聞いて「さもありなん」と思う 

昨今の電子制御された機器は人間の生理のリズムやテンポを越えた性能になっている 

道具は人が使うモノだ 使われるのでは奴隷になってしまうではないか! 


話を戻して・・・ 

このレンズにふさわしいフードは無いか?とカメラ置き場を探したら 

Super-Takumar 135mm F3.5 用フードを見つけた 

ネジ径をうまく合わせれば立派に使える望遠レンズになるはずだ 

そしてフルサイズのカメラを装備すれば・・・夢じゃ夢じゃ夢でござる・・・ 

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ライカM3を磨いてP画伯こと田さんの思い出に浸る夜

2017年05月07日 | ほぼカメラ噺

キーボードをきれいにしたらすることが無くなったのでカメラを磨くことにした 

カメラといってもフイルムカメラだ 

棚に並んだカメラやレンズをセーム皮で優しく磨く 

最後に磨くのはいつもと同じくライカM3 

これは兄に貰ったカメラだ レンズは自分で買ったMロッコール40mmF=2 


なにしろよく写る 

思い出せばこの組み合わせでずいぶん撮った 

昔は現像代が安かったので調子良くパカパカ撮ったものだった 

まだ茅場町にあった山種美術館で金箔の講座を見に行って月岡先生の手さばきを撮ったり・・・ 


もちろん旅でも撮った 

それで思い出すのは数人の仲間と旅した八ヶ岳のことだ 

晩秋の八ヶ岳はすっかり白く雪を冠っていた 


ライカ持ってるなら撮ってくれよと言うので三人並べてパチリ♪ と撮った 

左から P 画伯 それから額縁職人だった S 右端が T 画伯・・・S はもうこの世にはいない 


八ヶ岳の楽しみといえば雑木林の散策だろう 

4人はそれぞれに晩秋の森をたのしんだ 

T 画伯は大好きな野鳥観察を 

P 画伯は薬効があるという霊芝探しを 

S はただぼんやりとしていた 

その様子もライカで撮った パチリ♪ 

左から P 画伯 それから額縁職人の S 右端が T 画伯  あれ?また同じ並びになってる 


P 画伯はよほど霊芝が好きらしくて

以前には少林寺のある嵩山から「霊芝探してるよ」と電話をくれたこともあった 

それから修行のために五台山だったか天台山に向かうと言っていたっけ? 

P 画伯こと田建平さんは河北省故城県に生まれた  

故城県が判らなくとも邯鄲の近くといえば判るに違いない 

長じて中国中央美術学院に進み非常に優秀な成績を修めて日本にやってきた 

日本でもいくつかの大きな賞を授与されて活躍されている 

人柄は柔らかくて優しくて義理人情の篤さは我々日本人の比ではない 

水滸伝を生み出した本来の中国人とはこういう人のことだろう 

そして芸術に向かう姿勢は志どこまでも高くかつ焦ることもない 

せっかちな日本人にはなかなか出来ないことだ 

その田建平さんがゆっくりと矯めた弓の弦を放つようにこの度個展を開かれる 

ぜひ観に行っていただきたいと願う 

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ビートルズとペンタックスと

2017年04月18日 | ほぼカメラ噺

リコーがカメラ事業を縮小するというニュースが流れた 

あせった! 

いや・・・焦る必要は無かった 

すでに自分のカメラ装備にはペンタックスもリコーも無くなっていたからだ 

ペンタックスもリコーも非常に優秀なカメラを数多く送り出していて 

数年前まではどちらのカメラも数台所有していた 

今はまったく無い 淋しい限りである 

しかしレンズだけは手放す気になれず数本持っている 

私とペンタックスの出会いは40年前に遡る 

もちろん「ペンタックス ペンタックス 望遠だよ ワイドだよ」というテレビCMは知っていたが 


学生時代にカメラが必要になり市場で2ヶ月バイトをして買ったのはニコンF2だった 

私の友人たちもほとんどがニコンだったが先年亡くなった S はペンタックスを買った 

S のペンタックスは K2 DMD という一眼レフでレンズも4本揃えていた 

当時の私は「ペンタックスはアマチュアのカメラ」という偏見を持っていたので 

最初は興味がなかったが ある日 S のアパートの部屋で置いてある K2 に触って驚いた 

手にしっくりとフィットしたのだ 不思議な感覚だった 

その日のうちに私のニコンとしばらく交換するよう頼んで白黒フイルムを詰めて使った 

フイルムが5本溜まったので現像してプリントして また驚いた 

ニコンとは明らかにトーンが違ったのだ 

暗部の締まりが重厚で 夏の強い日差しにも白飛びしていなかったのだ 

特に素晴らしいと思ったのは smc-PENTAX 50mm F=4 マクロの写りで 

西武線の線路の描写が舐めるように細密に写し出されていた 

ニコンのレンズはもっとドライというのかスカッとしていると言えば良いのか 

要するにカメラは記録するための機械だと思っていたものが 

表現するための道具でもあるという認識に変わった瞬間だった 

この体験の後に私は街の中古屋を覗き旧いカメラを探すようになる 

そして旧いニコンやマミヤやライカや東ドイツのレンズと出会うのだが 

そのあたりのお話はすでにこのブログで済ませているので省略させてもらうとして 

ペンタックスの1眼レフと聞いて最初に思い浮かぶのは・・・ ビートルズのことだ 

日本公演でやってきた時にメンバー4人ともがペンタックスを買い込んだのだ 

ポールとペンタックスSP 男から見てもチャーミングだ 


生真面目なジョンはペンタックスのカメラバッグまでセットで買ったようだ 

ポールのオープンな人柄が良く出ている レンズは 50mm だろう 

面白いのはジョージのペンタックスに着いているレンズがペンタックス製ではないこと 

たぶんシュナイダーかイスコの 50mm だろう 


この頃のペンタッックスのレンズマウントは国際規格のネジ式だったので 

当然と言えば当然ではある

さらに・・・リンゴのペンタックスに着いているのも違うメーカーのものに見える 

ソ連製のジュピター 80mm に似ている 

たぶんそうだ 


Back in the U.S.S.R.
を出すのが日本公演の2年後だと思うとさらに面白い 


ビートルズのは見つからないのでポールが演ってるのを貼ってみた 

最初は Helter Skelter で2曲目が Back in the U.S.S.R. 

ペンタックスSP もビートルズもなにもかもが懐かしい 

変な気候で家に籠っていると昔のことばかり蘇ってくる 

今夜のおかずは焼いた塩鯖に大根おろしと里芋と大根の煮物と塩トマト 

追記:リコーはペンタックスブランドは廃止しないとアナウンスした 

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バックアップのバックアップとしてGX1をさらに追加する

2015年10月26日 | ほぼカメラ噺

日々中古カメラ屋のサイトを覗く 

覗いてなにを探しているのか?というとそれは Lumix GX1 なのだ 

Lumix GX1 はとにかく使えるカメラだ 

私の手には小さすぎるので革ケースを装着している 


歩きながら使う道具はちいさいほうが良いに決まっている 

ショルダーバッグに広角と望遠のレンズを着けたカメラ2台にワイドコンバーターレンズ1本入れても 

ちゃんとペットボトルが入るスペースが確保出来るというのが理想的なのだが 

それが可能なのが Lumix GX1 で・・・ 

もっと嬉しいのはこのカメラが1万円ちょっとで買えるということなのだ 

外付けのデジタルファインダーを装着すればさらに無敵となる Lumix GX1  

もう生産していないのが残念なことではある 

ということでまた1台注文した 

これで5台目となる 

バックアップは大切である

いやバックアップのバックアップか?

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兄と藤沢で会ってR-D1XとR-D1を取り換える午後

2015年04月17日 | ほぼカメラ噺

兄が藤沢にやってきたので会う

貸してもらっていた R-D1X と いま兄が使っている R-D1 を交換する

バッハのハイクオリティーコーヒーマラウィヴィフィアをもらう

こっちが R-D1X で・・・


こっちがR-D1 だ


いったいなにが違うのか興味が無いひとにはどうでも良いことなのだろうが 

そこをあえて説明するならば・・・

背面の液晶モニターがクルクルと動くのが R-D1 で固定してあるのが R-D1X で

名前でも判るように R-D1 のほうが先で R-D1X が後に売り出されたというわけだ

まだほかにも多少の仕様変更はあるけれども両機にそれほど性能の差は無くて

メモリカードに制限が有るか無いかくらいのものだと

繰り返し R-D1 だの R-D1X だのと言っていたら

どっちがどっちなのか興味の無いひとにはどうでも良いことだろうとこの話を終えることにする

どっちにしても R-D1 というデジカメはちょっと変わったデジカメなのである

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Elmar 9cm でノスタルジックな午後

2015年02月28日 | ほぼカメラ噺

午前中は麻紙を切り分けて揉み紙にした

昼飯に蕎麦を手繰り午後はサムホールのパネル4枚にそれを水張りした

もう疲れたので・・・今日はここまで

駅前のアタミザクラが咲き始めてきたので撮ろうと思ったが

春めいてきたせいかな?なんだかノスタルジックな気分になってきたので

Elmar 9cm で撮ってみようとホコリまみれの本棚から取り出して・・・


                                           LUMIX GX1   G20mm


Lマウントアダプターと L/M-m4/3 アダプターの2枚ねじ込み LUMIX GX1 に取り付け駅前に向かった


                                                 LUMIX GX1   G14mm


朝よりもまた少し咲いているね

さっそく Elmar 9cm で撮る


              LUMIX GX1   Elmar f=9cm 1:4


コントラストが低い 彩度も低い しかも抜けが悪い

70年前のレンズだから仕方がない・・・

花だけ拡大してもそれほど変わらない


              LUMIX GX1   Elmar f=9cm 1:4


それならばとモノクロにしてみたら


             LUMIX GX1   Elmar f=9cm 1:4


なんとも眠い絵になった

どうしたものかとレンズヘッドを外してみたら中玉が曇っていた

合掌

時代は進んでいくのだ

抗わずに生きていこう

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クセノン50mmで夕暮れ前の街を散歩した頃

2014年05月08日 | ほぼカメラ噺

むかし南青山にあったレチナハウスのデッケルマウントアダプターを買ったのは

そういうものが売り出されるだろうと信じてゼプトンやクセノンを買っておいた後だったが

それくらいにあの頃はクラシックカメラがブームだったということで  当時・・・

雑誌にせよムック本にせよ毎月のようにクラシックカメラの特集号を発刊していたのを買って

そこに載っているレンズを探しに東京や横浜のカメラ屋をグルグルとさまよい歩き

挙げ句の果てには京都や奈良はもちろん諏訪湖のほとりの街のショーウインドゥも覗いていたのは

まるでサッチモに憧れた貧しい黒人少年が金色に輝くトランペットに釘付けになる様にも似ていたが

それは私だけではなくて横には必ず見知らぬ同好の士が立っていたくらい凄いブームだったのだと

また同じようなことを繰り返し言ってしまって自らが爺になったせいだと再確認し  あきれる

 

使い難いレチナフレックスからレンズを外してデッケルマウントアダプターに取り付け

それをプラクチカスクリューマウントアダプターを取り付けた CANON EOS100 にねじ込む

そういう面倒臭いことをしてまで使いたくなるほどにレチナクセノン 50mm は魅力的なレンズで

それを持って展覧会場のデパートから夕暮れ前の街に出たのはちょうど21世紀になった頃だった


家族の情景を撮りたくなるのは自分に無いものを探してしまうからだろうか?


                       Kodak Retina-Xenon 50mmF1.9 CANON EOS100

 
子どもたちの無垢な姿が自然とシャッターを押させるのは間違いない


                       Kodak Retina-Xenon 50mmF1.9 CANON EOS100

 
おじいちゃんが手に持つ折りたたみ椅子に想像を膨らませたり・・・


                       Kodak Retina-Xenon 50mmF1.9 CANON EOS100

 
この親子はどこで線香花火をするのだろうか?と気に悩むのも楽しい


                       Kodak Retina-Xenon 50mmF1.9 CANON EOS100

 

過ぎ去ったことばかりを振り返り懐かしがるのは

これから先よりも後ろのほうが多いからだろう

そう思えば爺になるのもまた楽しい

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