ミノルタがカメラ事業から撤退する時にデジタル1眼レフの部門はソニーに引き取られたが
歴史あるレンジファインダーカメラとレンズの設計陣はパナソニックに移ったのに違いないと
勝手な妄想をしたくなるほどパナソニックのレンズのラインナップや特性が
ライツミノルタCL やミノルタCLE の頃のそれに似ているのだけれど
それを裏付けするようにパナソニックの高級レンズがライカ名義になっているところを見ると
妄想とも言い切れないような気がするのは私だけではあるまい
ところが3本ある標準レンズのうちの G 20mm だけはライカというよりも
その描写がシュナイダーのクセノンに似ていると感じるのは以前にもここに書いたが
それはミラーレス化した初期の GF1 やその後の GX1 に着けて撮った印象だった
では?最盛期ともいえる2015年製の G7 に着けたらどう写るのか?が知りたくて・・・
Lumix G7 に G 20mm f:1.7 を着けたのひとつ首からブラ提げ散歩に出かけた
午後4時近くの倉見駅前はダウンジャケットの襟元を閉めたくなるほどに寒い
商店街を抜けて郵便局で曲り踏切を渡る
踏切の三毛ちゃんはいつもの場所でうずくまっている パシャリ♪
コンクリートの上では切断した右後ろ足が冷えるだろう
頑張って!と声をかけて先に進む
狂い咲きしたアタミザクラの花の下を潜って緑道に向かう パシャリ♪
欅並木はすっかり色づいている パシャリ♪
サザンカが咲いて冬気分をいや増す 焚き火がしたいなぁ〜 落ち葉焚き パシャリ♪
並木の奥に年老いた三毛猫が見えた
えっ?三毛姐さんのお姉さん?
ちいさな声で呼んだら・・・「にゃぁ〜」と鳴いて駆け寄ってきた
みっちり生えた背中の毛並み 三毛姐さんのお姉さんだ 生きていたんだね パシャリ♪
近づいて顔を見たら・・・眼球が真っ白だ 盲しいてる?
それだけではなくて顔面全体が腫れているようにも見える
指を動かしても眼球も顔も動かないところを見るとやはり目が見えないようだ
三毛姐さんのお姉さんは足元に擦り寄ってまた「にゃぁ〜」と鳴いた パシャリ♪
目が見えないのにどうして私だと判ったのだろう? 声だろうか?
元気で生き延びるんだよとエールを贈って先に進む
緑道を抜けて永池川沿いの道に出る
川面にはダイサギやオオバンやカルガモが群れている
キキキキと鋭く鳴いてカワセミが低く飛ぶ
今日のレンズでは撮れないのでじっくり眺める たまにはこういうのもイイね
圏央道の高架下はまた違う工事が始っている 下水工事かな?
おや?黒猫ちゃん? しゃがんで撮っていたらキジトラが駆け寄ってきた パシャリ♪
お前は喧嘩屋の新顔キジトラだね 目は治ってきたみたいだね 良かったね パシャリ♪
喧嘩屋キジトラのあとから子猫がやってきた
ありゃりゃ〜そっくりだね 喧嘩するのだけは似ないようにね パシャリ♪
少し離れて見ていたらぞろぞろと他の猫も集まり始めた
サポーターの方がやってくる時間なのかな?
餌やりも虐待もダメだよ 野生のままに見守れないものか・・・
線路脇のフェンスに絡んだ野ブドウは葉を落としていた パシャリ♪
パナソニック G 20mm の写りはやはりクセノンのような味わいだと思う
クセノンでもレチナのクセノンにより近い気がする
カミソリのような切れ味とスコンと抜けるようなボケがレチナで撮った写真を思い出させる
もっと重厚な味わいが欲しいなら 25mm f:1.4 がある
なんてったってライカ認定のズミルクスだからね
歩いて少し自信が戻ってきた
明日はもう少し長く歩こう
今夜は鯵と鰯とイナダの刺身に蕪の即席漬けに豆腐の味噌汁