というわけで水無月です。
今年もこの季節がやってまいりました。
映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生感想
さっそく行ってみましょー
以下ネタバレ注意
今年は映画化10周年記念作だった「のび太の日本誕生」のリメイク。
監督は新のび太の大魔境の八鍬新之介監督。
大魔境同様、ストーリーの重要部分に関する改変は控え目で、大長編に近づける形でのリメイクになっています。
ツチダマが複数出てきたりするのはそういった部分ですね。
変更・追加点としては、家出したのび太を心配するママのシーンが入ったり、あの理不尽だったいねむり裁判がなくなったり。
スネ夫とジャイアンが襲われる動物もサイ→バイソン、ワニ→オオサンショウウオに変更。
ヒカリ族の村を作るのを手伝うシーンでは、便利な道具に頼ろうとするジャイスネをドラが嗜めるというシーンも。ここはなかなかいいシーンでしたね。代わりに宴のシーンはなくなっていますが。
原作であっさり目だった最終決戦は大幅に変更。ヒカリ族も参戦し、時空が破壊されかける大ピンチなど見せ場が多くなっていました。
ちゃんとギガゾンビが23世紀から来たのでドラえもんは一世紀負けたというシーンもあったり。
旧作や大長編では生き埋めにされてタイムパトロールが助けに来るまで待つ…と、イマイチ盛り上がりに欠けていましたので、この改変は良かったですね。
ゲストとしてタイムパトロールのメンバーがT・Pぼんのメンバーになっているのも藤子ファンには嬉しいところ。
前述のように裁判のシーンからのび太が小箱を託されるシーンがなくなっていますが、タイムパトロールがやって来る理由もうまいこと理由付けていました。
ククルが現代へやってくる切欠となった時空乱流が実はギガゾンビの実験のせいだったという変更も。
おかげで旧作ではいまいちピンとこなかった亜空間破壊装置がどういう代物なのかも分かりやすくなっていました。
のび太の南海大冒険でもドラえもんたちのタイムワープが敵の実験だったという展開がありましたが、うまく取り入れた良改変だったと思います。
また、旧作ではのび太がいきなり家出を思い立って物語が始まりましたが、今作ではテストで0点を取って怒られて家出を思い立つ、というシーンが追加。
0点の答案自体は旧作でもレスキューボトルに臭いを憶えさせるアイテムとして登場していましたが、うまいこと活用されていました。
エピローグでもこの答案が登場、のび太がちょっと成長したところを描くアイテムとなっており、嬉しそうなママが締めるのは良かったです。
そして、今回はククルとの関係は原作のまんまですが、代わりに三匹とのび太の関係を強調する追加が行われています。
三匹とも個性が付いて、かわいくなってましたね。
映像面・音響面では7万年前に着いた時の雄大なシーン、時空乱流のシーンなどは迫力がありましたね。
毎度のことながらこういった面は素晴らしいです。
EDスタッフロールでは大長編ラストのククルのその後も描かれていました。さすがにチンプイとの関係性はなかったですけどw(女の子のほうがエリ様に似てるとかしてくれてもいいじゃないw)
で、ここからは気になった点。
まず時代考証の面ではおざなりだった印象。
まぁ、7万年前の時代考証ってなんじゃいな感じもしますが……何よりも今作のキーアイテムのひとつだった犬笛。
ククルが所持しているのですが、犬笛が発明されたのは1800年代。7万年前に存在するのだろうか?な一品。
ジャイアンたちが襲われる動物もワニはともかくサイは存在していたようですので、変更する必要あったのかなーと。
あとはいねむり裁判がなくなり、のび太がラーメンのつゆ(に似た栄養スープと思われるもの)を飲むシーンがなくなり、凍死しかけた時になぜ犬笛を吹いたのか、ですかね。さすがにご都合主義すぎだったかな、と。
総合して、基本は旧作・大長編をなぞっているので安心して見ることが出来る作品でした。
旧作ではイマイチ盛り上がりに欠けるラストの改変の仕方が良く、映画らしく盛り上がる作品に仕上がっていました。
旧作との違いを楽しめる良リメイクだったと思います。
さて、来年の映画ドラえもんは
・一面氷に覆われた世界で防寒コートを着るドラえもん
・その後ろに何かの紋章がついた塔?建物?
というわけで予想通り来年はオリジナルのようです。
楽しみに待っていましょう。でわでわノシ
今年もこの季節がやってまいりました。
映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生感想
さっそく行ってみましょー
以下ネタバレ注意
今年は映画化10周年記念作だった「のび太の日本誕生」のリメイク。
監督は新のび太の大魔境の八鍬新之介監督。
大魔境同様、ストーリーの重要部分に関する改変は控え目で、大長編に近づける形でのリメイクになっています。
ツチダマが複数出てきたりするのはそういった部分ですね。
変更・追加点としては、家出したのび太を心配するママのシーンが入ったり、あの理不尽だったいねむり裁判がなくなったり。
スネ夫とジャイアンが襲われる動物もサイ→バイソン、ワニ→オオサンショウウオに変更。
ヒカリ族の村を作るのを手伝うシーンでは、便利な道具に頼ろうとするジャイスネをドラが嗜めるというシーンも。ここはなかなかいいシーンでしたね。代わりに宴のシーンはなくなっていますが。
原作であっさり目だった最終決戦は大幅に変更。ヒカリ族も参戦し、時空が破壊されかける大ピンチなど見せ場が多くなっていました。
ちゃんとギガゾンビが23世紀から来たのでドラえもんは一世紀負けたというシーンもあったり。
旧作や大長編では生き埋めにされてタイムパトロールが助けに来るまで待つ…と、イマイチ盛り上がりに欠けていましたので、この改変は良かったですね。
ゲストとしてタイムパトロールのメンバーがT・Pぼんのメンバーになっているのも藤子ファンには嬉しいところ。
前述のように裁判のシーンからのび太が小箱を託されるシーンがなくなっていますが、タイムパトロールがやって来る理由もうまいこと理由付けていました。
ククルが現代へやってくる切欠となった時空乱流が実はギガゾンビの実験のせいだったという変更も。
おかげで旧作ではいまいちピンとこなかった亜空間破壊装置がどういう代物なのかも分かりやすくなっていました。
のび太の南海大冒険でもドラえもんたちのタイムワープが敵の実験だったという展開がありましたが、うまく取り入れた良改変だったと思います。
また、旧作ではのび太がいきなり家出を思い立って物語が始まりましたが、今作ではテストで0点を取って怒られて家出を思い立つ、というシーンが追加。
0点の答案自体は旧作でもレスキューボトルに臭いを憶えさせるアイテムとして登場していましたが、うまいこと活用されていました。
エピローグでもこの答案が登場、のび太がちょっと成長したところを描くアイテムとなっており、嬉しそうなママが締めるのは良かったです。
そして、今回はククルとの関係は原作のまんまですが、代わりに三匹とのび太の関係を強調する追加が行われています。
三匹とも個性が付いて、かわいくなってましたね。
映像面・音響面では7万年前に着いた時の雄大なシーン、時空乱流のシーンなどは迫力がありましたね。
毎度のことながらこういった面は素晴らしいです。
EDスタッフロールでは大長編ラストのククルのその後も描かれていました。さすがにチンプイとの関係性はなかったですけどw(女の子のほうがエリ様に似てるとかしてくれてもいいじゃないw)
で、ここからは気になった点。
まず時代考証の面ではおざなりだった印象。
まぁ、7万年前の時代考証ってなんじゃいな感じもしますが……何よりも今作のキーアイテムのひとつだった犬笛。
ククルが所持しているのですが、犬笛が発明されたのは1800年代。7万年前に存在するのだろうか?な一品。
ジャイアンたちが襲われる動物もワニはともかくサイは存在していたようですので、変更する必要あったのかなーと。
あとはいねむり裁判がなくなり、のび太がラーメンのつゆ(に似た栄養スープと思われるもの)を飲むシーンがなくなり、凍死しかけた時になぜ犬笛を吹いたのか、ですかね。さすがにご都合主義すぎだったかな、と。
総合して、基本は旧作・大長編をなぞっているので安心して見ることが出来る作品でした。
旧作ではイマイチ盛り上がりに欠けるラストの改変の仕方が良く、映画らしく盛り上がる作品に仕上がっていました。
旧作との違いを楽しめる良リメイクだったと思います。
さて、来年の映画ドラえもんは
・一面氷に覆われた世界で防寒コートを着るドラえもん
・その後ろに何かの紋章がついた塔?建物?
というわけで予想通り来年はオリジナルのようです。
楽しみに待っていましょう。でわでわノシ
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