こ~んばん~わ
櫻坂46が、11月23日〜24日にZOZOマリンスタジアムにて『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』(以下、『アニラ』)を開催する。
櫻坂46が、11月23日〜24日にZOZOマリンスタジアムにて『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』(以下、『アニラ』)を開催する。
櫻坂46への改名から4周年を記念して行われる今回の『アニラ』。今年3月からは全国アリーナツアー『櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-』を経て、6月にはその追加公演となる東京ドーム公演を開催し、2日間で約11万人を動員するなど精力的な活動を経てのある意味集大成的な立ち位置でもあり、多くのファンが心待ちにするイベントとなっている。
櫻坂46 1st Blu-ray & DVD『1st YEAR ANNIVERSARY LIVE ~with Graduation Ceremony~』完全生産限定盤・特典映像 予告編
これまでの『アニラ』の歴史を振り返ると、櫻坂46として最初に開催されたのは日本武道館で行われた『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』である。2020年から世界中を襲った新型コロナウイルスの影響もあり、当時は軒並みほぼ全てのエンターテインメントが自粛を余儀なくされた。しかし、2021年からは緩和の動きが加速し、『櫻坂46 BACKS LIVE!!』や日向坂46との合同ライブイベント『W-KEYAKI FES. 2021』、初の全国ツアー『櫻坂46 1st TOUR 2021』を実現させた。『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』は、改名から1年の集大成を見せるステージであると同時に、欅坂46からグループに貢献してきた守屋茜と渡辺梨加の2人の卒業ライブでもあった。現在もライブのキラーチュンとして披露されている「BAN」の演出は特に印象的で、レーザーが飛び交う中で、力強く、しかし可憐に踊るメンバーの姿は、現在の櫻坂46のクリエイティビティの萌芽を見ているようだった。
これまでの『アニラ』の歴史を振り返ると、櫻坂46として最初に開催されたのは日本武道館で行われた『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』である。2020年から世界中を襲った新型コロナウイルスの影響もあり、当時は軒並みほぼ全てのエンターテインメントが自粛を余儀なくされた。しかし、2021年からは緩和の動きが加速し、『櫻坂46 BACKS LIVE!!』や日向坂46との合同ライブイベント『W-KEYAKI FES. 2021』、初の全国ツアー『櫻坂46 1st TOUR 2021』を実現させた。『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』は、改名から1年の集大成を見せるステージであると同時に、欅坂46からグループに貢献してきた守屋茜と渡辺梨加の2人の卒業ライブでもあった。現在もライブのキラーチュンとして披露されている「BAN」の演出は特に印象的で、レーザーが飛び交う中で、力強く、しかし可憐に踊るメンバーの姿は、現在の櫻坂46のクリエイティビティの萌芽を見ているようだった。
櫻坂46『2nd YEAR ANNIVERSARY ~Buddies感謝祭~』ダイジェスト映像
『2nd YEAR ANNIVERSARY ~Buddies感謝祭〜』は、前年と同じ日本武道館での開催ではあるが、副題に『Buddies感謝祭』とあるように、「4チーム対抗!櫻坂46 2nd YEARクイズ」や振付師のTAKAHIROによる見どころ解説など、ファンとの交流を交えつつ行われた。本ライブはオンライン配信が行われていない唯一の『アニラ』であり、Buddies(櫻坂46ファンの呼称)の間では円盤化を望む声も多かった。
『2nd YEAR ANNIVERSARY ~Buddies感謝祭〜』は、前年と同じ日本武道館での開催ではあるが、副題に『Buddies感謝祭』とあるように、「4チーム対抗!櫻坂46 2nd YEARクイズ」や振付師のTAKAHIROによる見どころ解説など、ファンとの交流を交えつつ行われた。本ライブはオンライン配信が行われていない唯一の『アニラ』であり、Buddies(櫻坂46ファンの呼称)の間では円盤化を望む声も多かった。
櫻坂46 LIVE Blu-ray & DVD『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE at ZOZO MARINE STADIUM』ダイジェスト映像
改名からの2年間は「櫻坂46とは何なのか?」というアイデンティティを模索している段階にあったが、ようやくグループのあり方を見出し始めたのが2022年から2023年。1stアルバム『As you know?』を発売し、グループとしての音楽性を確立し、櫻坂46としては初となった東京ドーム公演で菅井友香の卒業セレモニーが行われた『2nd TOUR 2022 “As you know?”』を通して、新たなグループカラーを明確に提示してみせた。そして年明けに三期生の加入、初の選抜制を導入した7thシングル『承認欲求』を経て挑んだ『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』は、これまでの日本武道館ではなく、グループにとって初の単独野外スタジアムライブとしてZOZOマリンスタジアムで行われた。会場史上最大動員数という快挙を成し遂げた同ライブでは、映像、照明演出も含めたパフォーマンス総体としての完成度も見事だったが、ライブ終盤に披露された山下瞳月センターの三期生楽曲「静寂の暴力」は、会場からペンライトの明かりが消え、しんと静まり返る中、鬼気迫るパフォーマンスで、新しい櫻坂46の未来を示した。
改名からの2年間は「櫻坂46とは何なのか?」というアイデンティティを模索している段階にあったが、ようやくグループのあり方を見出し始めたのが2022年から2023年。1stアルバム『As you know?』を発売し、グループとしての音楽性を確立し、櫻坂46としては初となった東京ドーム公演で菅井友香の卒業セレモニーが行われた『2nd TOUR 2022 “As you know?”』を通して、新たなグループカラーを明確に提示してみせた。そして年明けに三期生の加入、初の選抜制を導入した7thシングル『承認欲求』を経て挑んだ『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』は、これまでの日本武道館ではなく、グループにとって初の単独野外スタジアムライブとしてZOZOマリンスタジアムで行われた。会場史上最大動員数という快挙を成し遂げた同ライブでは、映像、照明演出も含めたパフォーマンス総体としての完成度も見事だったが、ライブ終盤に披露された山下瞳月センターの三期生楽曲「静寂の暴力」は、会場からペンライトの明かりが消え、しんと静まり返る中、鬼気迫るパフォーマンスで、新しい櫻坂46の未来を示した。
昨年末の『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)で2年ぶりに返り咲いたことは、現在の櫻坂46のグループとしての勢いを表している出来事だろう。今年は長らくグループをパフォーマンスで牽引してきた小林由依の卒業コンサートという大きな節目もあったが、その一方で、山下が9thシングル『自業自得』、10thシングル『I want tomorrow to come』と2作連続で表題曲センターを務めるなど、世代交代が一気に加速。「愛し合いなさい」(9thシングル『自業自得』収録曲)でセンターを務めた石森璃花や「僕は僕を好きになれない」(10thシングル『I want tomorrow to come』収録曲)でセンターを務めた村井優、『ラヴィット!』(TBS系)で2シーズンにわたってシーズンレギュラーを務めた中嶋優月など、櫻坂46イズムを引き継いだ三期生が現在の主力として活躍している。
昨年は『Japan Expo Paris 2023』『Japan Expo Malaysia 2023』『2023 Asia Artist Awards IN THE PHILIPPINES』と海外進出も顕著となっていたが、今年も11月には韓国にて開催された『WONDERLIVET 2024』に出演。韓国の空港でメンバーを迎えてたファンの反響が話題となっており、改めて櫻坂46の海外での影響力の大きさを思い知った日本のBuddiesも多かったのではないだろうか。
今年の『アニラ』は昨年と同じ、ZOZOマリンスタジアムでの開催となる。今年は「自業自得」「I want tomorrow to come」といったパフォーマンスで“魅せる”楽曲も増え、表現にも幅が生まれた。昨年の「静寂の暴力」で見せたパフォーマンスのように、屋外ライブだからこその工夫の凝らされた照明やライブ演出が組まれる可能性も大いにある。櫻坂46の最大の特徴でもあるパフォーマンス性の高さが随所で発揮されるはずだ。今後は四期生の加入も控え、ひとまずはこの『アニラ』が区切りとなる。今年の『アニラ』はその意味で櫻坂46の現在地を提示する重要なライブになるだろう。
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