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[各グループ推しメン] 乃木坂46→与田祐希 日向坂46→佐々木美玲 櫻坂46→守屋麗奈

乃木坂46にとって2024年は真価が問われた1年に 梅澤美波&菅原咲月体制で迎えるグループの新章

2025年01月01日 23時15分00秒 | 乃木坂46
こ~んばん~わ


 2023年は前キャプテン・秋元真夏、最後の2期生となった鈴木絢音が卒業し、梅澤美波キャプテン新体制となった乃木坂46。3〜5期生のみで迎えた2024年は、一言で表すならば真価が問われた1年だったと言えるだろう。

 中西アルノを座長に据えて開催された『乃木坂46 34thSGアンダーライブ』を経て、2024年3月にはさいたまスーパーアリーナにて『12th YEAR BIRTHDAY LIVE』(通称『バスラ』)を開催。昨年の『バスラ』は秋元から梅澤へとバトンが手渡され、いわば世代交代を明確に打ち出したライブとなったが、今回はグループの方向性を占う重要な4日間となった。全200曲披露した『乃木坂46 8th YEAR BIRTHDAY LIVE』(2020年2月21〜24日にナゴヤドームで開催)は以前のようにこれまでの楽曲を全曲披露するという形ではなかったが、「DAY1:2011-2014」「DAY2:2015-2017」「DAY3:2018-2020」「DAY4:2021-2024」とそれぞれ区切られ、その年代の楽曲がパフォーマンスされた。全曲披露ではないものの、4日間合計で123曲、時間に換算すると合計10時間超というかつてない挑戦的なライブとなる。

乃木坂46 LIVE Blu-ray&DVD 「MIZUKI YAMASHITA GRADUATION CONCERT」ダイジェスト映像

 4月にリリースされた35thシングル『チャンスは平等』では、同シングルを最後に山下美月が卒業。5月に東京ドームにて開催された『乃木坂46 山下美月 卒業コンサート』は山下らしいユーモアも取り入れつつ、卒業コンサートらしい仕掛けも用意された素晴らしいステージとなった。今年は3期生の阪口珠美、向井葉月と4期生の清宮レイが卒業、『乃木坂46 真夏の全国ツアー2022』東京公演以来休養していた掛橋沙耶香がグループからの卒業と芸能界引退を発表し、乃木坂46公式YouTubeチャンネルにて卒業セレモニーが行われるなど、グループを支えてきたメンバーが卒業した。

乃木坂46『チートデイ』

 その一方で、前年よりも存在感を大きくしたのが5期生。2月には5期生初の写真集『あの頃、乃木坂にいた』(マガジンハウス)が発売、4月には『乃木坂46“5期生”版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2024』が上演されるなど、昨年よりも5期生単体での活動が増えていった。乃木坂46の先輩たちも経験してきた伝統の舞台である同公演は、Wキャストでセーラームーン/月野うさぎを演じた井上和と菅原咲月を中心に躍動し、舞台方面でもキャリアを切り開いた。8月にリリースされた36thシングル『チートデイ』では、33rdシングル『おひとりさま天国』以来となる井上がセンターに抜擢。初選抜となった小川彩をはじめ、9人の5期生が選抜入りを果たすなど、5期生がグループの中心を担っていることを実感させられた。井上が座長として挑んだ『乃木坂46 真夏の全国ツアー2024』では過去最小となる32人の出演となり、全会場合わせて26万5000人を動員。「ガールズルール」における一ノ瀬美空の「神宮ラストー! 全員行くぞー!」という叫びや中西センターの「Actually...」など見どころはたくさんあったが、井上がMCで語った「みんなと一緒ならどんなところにだっていけると思います」という決意の滲んだ言葉は、今の乃木坂46の雰囲気を表していた。

乃木坂46 37thシングル『歩道橋』特典映像『Live In Hong Kong』ダイジェスト

 グループとして盤石な体制を敷く中で、今年は海外公演と10年ぶりとなるファンイベントが行われた。6月には2018年以来、6年ぶりとなる香港の地で単独ライブを行い、海外進出への足がかりを再び作り、12月には10年ぶりとなる『乃木坂46 大感謝祭2024』を開催。ミニライブに加えて、クイズ企画や軍団対抗楽曲争奪バトル、ゲームアプリ「乃木恋~坂道の下で、あの日僕は恋をした~」連動企画など、ファンイベントらしい盛りだくさんの内容となった。特に『乃木坂工事中』(テレビ東京系)以来となる佐藤楓率いる「楓さん正そう軍団」、田村真佑率いる「まゆたん協会」、弓木奈於率いる「首ンセス」の軍団対抗楽曲争奪戦バトルは見ごたえがあった。今回は10年ぶりの開催となったが、定期的に開催してほしいと願うファンも多いだろう。また、同イベントでは向井の卒業セレモニーもあわせて行われ、集まったファンとともに向井の新たな門出を祝福した。

 2024年は6期生オーディションも行われ、早くも新世代の足音が聞こえ始めている。新しく生まれ変わった2023年を経て、3〜5期生の団結力に磨きがかかった2024年。1期生と2期生の不在により心配されていたライブパフォーマンスも、乃木坂46らしさは継承しつつ、むしろ以前よりもパフォーマンスとしてのレベルは格段に向上しているようにも見える。そう思えるのも、現メンバーたちが乃木坂46にしっかりと向き合ってきたからにほかならない。6期生の受け入れ体制も十分で、2025年も乃木坂46の覇権は揺らぎそうにない。

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