こ〜んばん〜わ
また、2020年10月からアルコ&ピースの生放送ラジオ『沈黙の金曜日』(FM FUJI)に中田花奈の後任としてアシスタントMCに抜擢され、ジワジワと“フリースタイル”なキャラクターで頭角を現す。平子は「弓木というフリースタイルに、僕らがどれほどついていけるかを試されている」(『100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ321 リスナーが本気で選んだ人気ラジオ番組完全ガイド』より)と、弓木の才能を評している。
櫻坂46 大沼晶保
櫻坂46で注目したいのが、二期生の大沼晶保。その不思議な言動からメンバーの藤吉夏鈴 に「大不思議」とキャッチコピーが付けられるほどで、何事にも常に全力で挑む姿勢は弓木とも共通している。櫻坂46の冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)で行った体力測定の企画にて、ボールを使う場面では力一杯投げ、短距離走では壁にぶつかるほど全力疾走、反復横跳びでは測定後に泣き出してしまうほど。これは体力測定企画に限らず、デッサンをした際も濃い筆圧で力強く描いていたり、ゲスト出演した大久保佳代子と「たたいてかぶってジャンケンポン」を行った際も芸能界の先輩をぴこぴこハンマーで躊躇なく叩いていた。
そのほか、お笑いコンビ・千鳥の大悟が海でのロケ中に、突然海に落ちる(飛び込む)ボケが好きという理由から、大沼自身も波打ち際を走りながら海にそのまま突っ込むという動画をブログにアップ。その後日には、服を着たまま防波堤から落ちる大沼と、それを助けようと海に飛び込む大沼という、一人二役の映像も披露してファンの度肝を抜いた。
漁師の家庭で育ち、自身も二級小型船舶操縦士免許を持つなど、海と縁のある大沼だが、ここまで全力で笑いをとろうとするアイドルは坂道グループの中では異端だろう。これまではあまりチャンスに恵まれていなかったが、直近では『今夜はナゾトレ』(フジテレビ系)に出演。彼女が大好きだとういう くりぃむしちゅーの前で度胸を見せ、4月7日からは櫻坂46の大沼、井上梨名、武元唯衣、増本綺良が芸人たちとコントにチャレンジする『サクラミーツ』がスタートするなど、いよいよ彼女の面白さが世間に届きそうだ。
日向坂46 森本茉莉
日向坂46で注目なのが、三期生の森本茉莉。天才を自称する森本は、愛嬌とノリの良さで、見る者を笑顔にする存在。ただ、日向坂46の冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)では、“激ヤバキャラ”として昨年ブレイク。森本の激ヤバさが世間に知れ渡ったのは同番組の「真夜中の懺悔大会」という企画。そこで森本は、兄の貯金箱からお金を内緒で抜いていたというエピソードを披露した後、物凄い高さからのタライ落としの刑を受けるなど、スタジオを大きな笑いで包んだ。
また、同番組で安眠法を紹介した際には、Awich「Revenge」を聴きながら寝るといいとプレゼン。実際に曲がかかると、目をつむりながらDJプレイするトランス状態に入り、番組MCの若林正恭(オードリー)から「大事件だよ、まりもと」と説教を受ける。また、『SHOWROOM』では常にハイテンションで踊りだすなど、良い意味で調子に乗っている様子さえも面白い。森本は春日俊彰(オードリー)の気になっているメンバーに名前が挙がるほど、日向坂46のバラエティ班の要になりつつあり、最近も『ぺこぱポジティブNEWS』や『チョコプランナー』(以上、テレビ朝日系)に出演し、お茶の間に明るい笑顔を届けている。
アイドルはバラエティ番組において、トークやリアクションで面白さが求められる時代。独特な感性を持つ彼女たちを筆頭に、坂道グループからも新たなバラエティクイーンが登場することに期待したい。
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