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乃木坂46 清宮レイ&松尾美佑、自分を認める強さを持つ“清松”コンビ 『乃木談』から支え合った『アンダーライブ』まで振り返る

2023年10月15日 21時51分00秒 | 乃木坂46

こ~んばん~わ


 乃木坂46には久保史緒里と山下美月の「くぼした」や賀喜遥香と遠藤さくらの「かきさく」、井上和と菅原咲月の「なぎさつ」といった多くのコンビの組み合わせがある。そんななか、今年5月に番組発で誕生したコンビが清宮レイと松尾美佑の「清松」(読み:ピュアパイン)である。

 パーソナリティを務めるラジオ番組『ベルク presents 乃木坂46の乃木坂に相談だ!』(TOKYO FM、以下『乃木談』)にて昨夏よりふたりのコンビ名をリスナーから募集。企画自体が頓挫しかけながらも、シーズン2と題して再びコンビ名を決めるコーナーがスタートし、半年以上をかけて選ばれたのが、最初期から有力候補に上がっていた清宮の「清」と松尾の「松」を英語にした「清松」(ピュアパイン)だった。


 2021年4月に放送スタートした『乃木談』は、乃木坂46のメンバーがコンビでレギュラーパーソナリティを担当する唯一のラジオ番組。まるで楽屋にいるかのような自由なトーク……で済めばいいのだが、ふたりの場合は明るいアイドルらしさの一方で、回を重ねるごとに毒舌や愚痴といったドライな一面がより魅力的な番組となってきている。リスナーからの相談にズバズバ答えていき、いつの間にか脱線を繰り返しているという部分は、筆者としては『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)に通ずるスタンスと面白さを感じている(こんなことを書くと、この記事自体も否定されてしまいそうだが)。

 番組内でよく取り上げられているのは、“おじさんが高頻度で使用する絵文字”シリーズ。汗を書いた顔に赤のエクスクラメーション(感嘆符)というチョイスは、のちに番組内で取り上げた「女子が選ぶ おじさんっぽい絵文字」ランキングと一致。番組の作家がハマっているというのも相まって、「NewJeansおじさん」が紹介される一幕もあった(清松のふたりはその言葉を知らなかったようだ)。リスナーから送られてきた惚気メールに、「“おひとりさま天国”だと思ってた」という返しはかなり鮮烈だ。

 以前は自分たちを「みゆレイコンビ」と名乗り、ふたりは『乃木坂スター誕生!2』(日本テレビ系)にてビューティ・ペアの「かけめぐる青春」を息の合ったステップを踏みながらペア歌唱したり、『乃木坂46時間TV』内での「乃木坂46大運動会」で大会のMVPに松尾が選ばれた際には一緒にチームを引っ張ってくれたメンバーに清宮を挙げるなど、互いを信頼し合うコンビであることに変わりはない。ただ、番組のスタートや「清松」のコンビ命名によって、『乃木坂46 真夏の全国ツアー2023』や『乃木坂46 33rdSGアンダーライブ』でも「清松」「ベルク」といったうちわを持つファンが確実に増加。今年5月に発売された雑誌『anan』2350号で「清松」がBEAUTY選抜に選ばれたり、『真夏の全国ツアー2023』の広島公演の影ナレを「清松」で担当、先日10月4日に配信された『猫舌SHOWROOM』に「清松」で出演と、徐々に存在感が際立ってきている印象だ。

 『猫舌SHOWROOM』は2時間の生放送番組。実質の『乃木談』2時間生放送になるのではと筆者も注目していたのだが、案の定、清宮が「この夏、4期生で映画を撮っていた」と口を滑らせてしまう結果に。すでにあるメンバーのブログにて発表自体はされていたため、厳密には周知の事実ではあるのだが、正式なアナウンスはまだという何とも絶妙な時期と内容だ。

 また番組内では、10月1日に幕を閉じた『33rdSGアンダーライブ』の話題にもなった。3日間にわたり横浜アリーナで開催された過去最大級の『アンダーライブ』の座長を務めたのは、33rdシングル『おひとりさま天国』アンダー楽曲「踏んでしまった」センターの松尾。『真夏の全国ツアー』に比べ、より熱いパフォーマンス、気持ちが表れる『アンダーライブ』は、アンダーという逆境の立場がもたらす精神的な部分も大きく作用している。けれど、松尾のMCはそのままの飾らない自分、ライブで輝く自分が好きという自身を肯定するような、言ってしまえば聞き覚えのある型にハマらない内容で、聞いていて心地が好かった。清宮も自身のブログにて、松尾が座長を務めた『33rdSGアンダーライブ』自体に、「燃える闘志!負けたくない!みたいな、そういうのをあまり出さない人の様に私は感じました」「だから、なんか今回のアンダーライブ私はすごくやりやすかった。なんか、ずっと和んでた。空気が特別に良かった気がする」「彼女の持ってる雰囲気が大きく影響したのかなと思いました。とても感謝しています」と綴っている(※1)。

 今回の『33rdSGアンダーライブ』の目玉となった各メンバーによるセルフプロデュース企画「ジコチュープロデュースコーナー」。清宮は「アナスターシャ」の英詞でのパフォーマンスに挑戦するも、その前のミュージカルテイストでの「そんなバカな…」でスタミナを使うことを考慮できておらず、満足のいく歌唱ができずに悔し涙を流す結果となってしまった。

 ブログには練習量が見える「アナスターシャ」の英詞のルーズリーフを写した写真がアップされている。同時に清宮が記しているのが、アンダーというポジションに自信を失いそうになった時もあったけれど、自分のことが好きで、自信もあるということ。それぞれの考え方や性格は細かく見れば違いはあるが、ありのままの自分を肯定できる感覚は、清宮と松尾で通じ合っている部分であり、「清松」の魅力であるように思える。


33rdSGアンダーライブの裏側にマネージャーカメラが密着!

 10月20日には初となる生放送、さらに12月中旬には念願の公開収録も決定した『乃木談』。ほかに以前から話題に上がっているのが、清宮と松尾の家族ぐるみのクリスマスパーティーなどがあるが、もうじき確実にやってくるのが乃木坂46メンバー恒例の乃木神社での成人式。来年1月には川﨑桜、一ノ瀬美空、清宮、林瑠奈、岡本姫奈、松尾、黒見明香、岩本蓮加と8名の新成人メンバーが控えており、振袖を何色にするかの心理戦がすでに始まっている。

※1:https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/101960

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