小林はただ出演するだけでなく、演技の勉強も欠かさない。休日は録画したテレビドラマ鑑賞に時間を費やし、演技の研究に専念。その甲斐もあってか、2020年公開の映画『さくら』では小松菜奈演じる長谷川美貴の友人・大友カオル役をオーディションで勝ち取り、映画初出演を果たした。実力、経験ともに櫻坂46を代表する演技派のメンバーと言っていいだろう。
小林に次いで演技経験を多く持つのが二期生の山﨑天だ。2021年にWOWOWプライムにて放送されたドラマ『こころのフフフ』、昨年はマカロニえんぴつの結成10周年を記念したショートムービー『あこがれ』、今年はユニバーサル・スタジオ・ジャパンのCM『ユニ春 2023 忘れられない春が要る。』など、数多くの映像作品に単独で出演した経験を持つ。
山﨑はまだ17歳という若さながら、堂々とした表情と持ち前のフレッシュな雰囲気で画面を彩る。最近では相鉄・東急直通線開業記念ムービー『父と娘の風景』でオダギリジョーと共演。親子をテーマにワンカットで描いたこの映像では、父親との距離感を絶妙な節回しと表情で表現していた。
こうした経験豊富な2人に対して、最近になって演技に挑戦し始めた藤吉夏鈴も見逃せない。藤吉は、自身がセンターを務めた「偶然の答え」(2ndシングル『BAN』収録曲)のMVで、その独特の存在感を放つ演技に注目が集まった。監督した映像ディレクターの林希は「これはほかの監督さんも感じている気がするのですが、藤吉さんには映像にクオリティを与えてくれるものが備わっていると思います」と彼女の演技の魅力を評価している(※1)。その後、バラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)の「あざと連ドラ」にも出演。女優として着実に成長を見せている。
また、今回の『アクトレス』に出演することが決まり、その演技が期待されているのが大園だ。大園は以前、櫻坂46の冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)で行われたウルフクイーン決定戦にて、嫌いなポテトチップスをまるで大好きかのように振る舞い、相手チームを騙すことに成功していたりと、演技力にも定評がある。過去には『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)に出演し、見事な演技で視聴者を魅了していた。今作への抜擢で彼女の演技力はさらに注目を浴びるだろう。
そして、忘れてはいけないのが森田である。『ボーダレス』にも出演していた森田は、MVなど多くの映像作品で唯一無二の存在感を発揮。櫻坂46がCMキャラクターを務めるイオンカードとのWEB企画では、進路に悩む少女の役で素晴らしい演技を見せていた。
バラエティや歌、ダンスだけでなく、昨今のアイドルは演技も注目される。『アクトレス』をきっかけに、こうした演技派メンバーの中から名女優が生まれるかもしれない。
また逆に、演技経験を積むことでステージ上の表現の幅も広がっていく。上記の演技派メンバーたちが、今後の櫻坂46のパフォーマンス力をさらに押し上げることを期待したい。
※1:『BRODY』2021年6月号
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