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日向坂46 正源司陽子&藤嶌果歩のWセンター、濱岸ひよりの選抜落ち……12thシングルフォーメーション分析

2024年08月14日 21時26分00秒 | 日向坂46
こ~んばん~わ


 日向坂46が9月18日にリリースする12thシングル『絶対的第六感』のフォーメーションが、8月11日深夜に放送された冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)で発表となった。

 11thシングル『君はハニーデュー』から約4カ月ぶりにリリースされる本作。2024年上半期の齊藤京子、高本彩花といった一期生の卒業に加えて、加藤史帆、東村芽依、丹生明里、濱岸ひよりというグループの中核メンバーが12thシングル『絶対的第六感』の活動をもって卒業することも発表された。グループとしては新メンバーオーディションを開催中でもあり、大きな変化を余儀なくされている。

 そんな、過渡期を迎えているグループにおいて新たにセンターを任されたのが、四期生の正源司陽子と藤嶌果歩だ。グループとして初めてダブルセンターが取り入れられており、普段から仲の良い「しょげかほ」コンビがグループの顔となる。前作では初めて四期生から正源司がセンターを務め、日向坂46の新たな魅力を打ち出すことに成功したが、その流れのまま今回もグループの未来を担っていく意思を持った四期生の2人が選ばれた。一期生と二期生の卒業が相次ぐ中で、世代交代を打ち出す今回のフォーメーションだ。

日向坂46『君はハニーデュー』

 正源司は『君はハニーデュー』で初の表題曲単独センターを経験。9thシングル『One choice』収録の四期生曲「シーラカンス」でセンターを経験し、『おもてなし会』や『新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za』でも多くの楽曲でセンターを務めてきた。10月25日に公開される映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』では主演を務めることも発表されており、四期生のみならず、グループの顔として大きな成長を遂げている。最近の『日向坂で会いましょう』では、加入当初のような気負いは見受けられず、自然体でこなしており、頼もしい姿を見せていた。

 初めてセンターに選ばれた際には「私が言える立場ではないのかも知れませんが、日向坂46は誰がどこにいたとしても、全員が輝ける場であるのだと 全員で証明できるよう、全員で今一度頑張っていくと誓います」(※1)と強い覚悟を明かしていた正源司。そこから約半年が経ち、再びセンターに立った正源司は「藤嶌のことをそばで全力で支えていきたいと思いますし、私も、たくさん藤嶌に支えてもらおうと思っています」(※2)と誓う。

日向坂46『見たことない魔物』

 一方の藤嶌は今回が初の表題曲センターとなる。10thシングル『Am I ready?』収録の四期生曲「見たことない魔物」でセンターを経験、持ち前の明るさと笑顔で日向坂46らしさを体現してきたメンバーだ。以前は歌番組で先輩と一緒にパフォーマンスする同期を見て悔しさを滲ませていたが、そこから約8カ月でセンターポジションにまでたどり着いた。それはひとえに、彼女自身がアイドル活動にまっすぐ向き合い続けてきたからにほかならない。『日向坂で会いましょう』での選抜発表後のコメントでは、「正直まだ自分には足りないところが多すぎると思っていて、でもその足りない部分をもっともっと理解して、強いセンターだねって思ってもらえるように頑張りたいです」と冷静に話す姿が印象的だった。

【日向坂46】「ICE DE BREAKERS」OPムービー【アイスボックス】(字幕付き)

 『ICE BOX』のWeb CM「ICE DE BREAKERS」では2人で初のCM出演も果たした「しょげかほ」コンビ。正源司が語っているように、お互いを支え合いながら、日向坂46の未来を切り開いていく。そんなセンター2人を脇で支えるのは卒業を控える加藤と、小坂菜緒というセンター経験者。理想的な布陣だ。

 2列目には松田好花、東村、佐々木美玲、丹生、金村美玖、3列目には佐々木久美、富田鈴花、上村ひなの、河田陽菜、髙橋未来虹、そして小西夏菜実というラインナップ。一期生と二期生に関してはおおむね前作を踏襲したフォーメーションだが、注目すべきは初選抜の小西だろう。『君はハニーデュー』収録の四期生楽曲「雨が降ったって」で初のセンターを務め、7月に開催された『11th Single ひなた坂46 LIVE』ではパフォーマンスを牽引するメンバーとして高く評価されてきた。そうした努力が今回、花開いた形だ。ダブルセンターの2人を除けば、唯一の四期生からの選出だが、その期待に応えてくれるだけの実力は十分に備わっている。メディアへの出演が増えることで、これまで日の目を見ることがなかった新たな一面が見られることだろう。

 今作の選抜15名に構成は、一期生が4人、二期生が6人、三期生が2人、四期生が3人と一期生と二期生が過半数を締めている。今回は加藤、東村、丹生、濱岸の卒業シングルということもあり、彼女たちを見送るという意味合いも込められているのだろう。

 そこで気になるのが、四期生が中心となるアンダーメンバーとなるひなた坂46のメンバーだ。このシングルで卒業を発表しているが今回選抜入りしていない濱岸がセンターを務めるのではないか、という大方の予想であるが、正直なところ選抜で輝く姿が見たかったというのが本音だろう。どんな形であれ、濱岸にはアイドルとして最後まで満面の笑顔でいてほしい。間違いなく日向坂46にとってターニングポイントとなる12thシングル『絶対的第六感』。新たな世代の勢いを示すと同時に、日向坂46の先輩方が積み上げてきた歴史を継承する期間となるだろう。

※1:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/54812
※2:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/56902


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