こ~んばん~わ
乃木坂46が12月6日にリリースした34thシングル『Monopoly』収録のアンダー楽曲「思い出が止まらなくなる」のMVが公開された。
センターを務めるのは、中西アルノ。32ndシングル『人は夢を二度見る』よりアンダー楽曲に合流した5期生がアンダーセンターに立つのは、今回が初。中西は29thシングル『Actually…』で先に表題センターを経験しているが、これは同じく先に7thシングル『バレッタ』を経て、その後12thシングル『太陽ノック』収録の「別れ際、もっと好きになる」でアンダーセンターを任せられた堀未央奈以来のメンバーとなる。
乃木坂46『思い出が止まらなくなる』
「思い出が止まらなくなる」の作曲は、乃木坂46では「I see…」「君に叱られた」などでお馴染みのyouth case(編曲は石塚知生とyouth caseの連名)。東市篤憲が監督を務め、海の森水上競技場で撮影された水色を基調とした映像も相まって、後述する『乃木坂46 34thSGアンダーライブ』を通り越し、来年の初夏、さらには『真夏の全国ツアー』に思いを馳せてしまうような、アンダー楽曲としては久しくなかった爽やかかつ懐かしさを感じさせる曲調とメンバーの笑顔が際立つMVとなっている。
今回の『乃木坂46 34thSGアンダーライブ』は、1月25日、26日、27日の3日間にわたり、ぴあアリーナMMで開催される。座長はセンターの中西が務めることとなるが、MV公開とその開催のアナウンスがあった『乃木坂46分TV』の生配信では、不安のあまり涙を見せる中西の姿があった。
地上波にて放送されたアンダーメンバーにスポットを当てた初のドキュメンタリー番組『乃木坂46アンダードキュメンタリー〜託された誇り〜』(TBS系)でも描かれているように、これまで1期生、2期生たちが築いてきたアンダーの歴史、魂を受け継ぎつつ、そこにアンダーとして、ひいては乃木坂46としての新たな色を見せることに挑戦していったのが『乃木坂46 33rdSGアンダーライブ』であり、その一色として数えられるのが中西のパフォーマンスだった。なかでもアカペラから曲入りする“歌唱”と曲の軸としてある“ダンス”のふたつの面から見せていった中西センターの「Route 246」は、オリジナルセンターの齋藤飛鳥ともまた違う、中西独自のパフォーマンスとして昇華した形と言える。
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5期生としては、10公演にわたって開催してきた『新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za』が12月3日に幕を閉じたばかり。公演ごとに異なるメンバーがひとりでステージに立つ企画「おひとりさま天国」で、中西は「マシンガンレイン」にてドラム演奏を披露。かつての齋藤を彷彿とさせるかのような迫力のあるプレイに、メンバーをはじめ、ファンは度肝を抜かれた(『NHK俳句』で披露したドラム演奏が一部で話題にもなっていた)。
中西はいつだって我々の想像を超えてくる。『超・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)では、「乃木坂亭あるの」として人生初の落語家役のコントに挑戦。落語家の桂三四郎から稽古を受け、扇子を使った見立てにも挑んだ過去最高難度のスキットだった。レギュラーメンバーとなって半年余りが経過している『NHK俳句』(NHK Eテレ)では、「青山ネモフィラ」の俳号で共演者も実感するほどの成長を見せ、最近は素の表情も覗かせるようになってきている。
中西が不安を滲ませながらも、伊藤理々杏の励ましに笑みを浮かべながら涙を拭う姿を見て、脳裏に浮かんだのはこの夏に『乃木坂46 真夏の全国ツアー2023』で先頭をひた走っていた井上和。彼女もまたその裏では多くの涙を流していたことが、YouTubeチャンネル『乃木坂配信中』の密着動画のなかで明かされている。井上と中西のふたりに共通しているのは、弱さを見せるのが苦手なところ。だとすれば、中西にとってアンダーという環境は自分らしくいられる場所であり、同じフロントにも、後列にも、心強いアンダーセンター経験者が中西を支えてくれている。
今回は活動を休止していた林瑠奈、岡本姫奈を迎えての『乃木坂46 34thSGアンダーライブ』ということに加えて、「新春!おみくじユニット!」の企画が目玉のひとつとして発表されている。これはおみくじでメンバー14人を3組のユニットに振り分け、公演でユニットごとに合計3曲ずつを披露するというもの。吉田綾乃クリスティー、佐藤璃果、林、矢久保美緒、奥田いろはが「ぴんくちゃん」、伊藤理々杏、阪口珠美、中村麗乃、清宮レイ、岡本姫奈が「優柔不断なプリンセス」、佐藤楓、松尾美佑、小川彩、中西が「なんでもやさん」のユニットをそれぞれ結成。全員のサイリウムカラーにピンクが入っていることから命名された「ぴんくちゃん」をはじめ、どのユニットも目指すのはまだ見ぬ自分。配信では『新参者』で小川が披露したラップのリリックを林が作詞していたことが話題に上がり、そんなユニット間のコラボも起こり得るかもしれない。
また、これは中西に限らず、アンダーメンバーの5期生全員に言えることだが、『新参者』に続き、12月16日、17日には『超・乃木坂スター誕生!LIVE』の開催、その翌月に『乃木坂46 34thSGアンダーライブ』が控えているというのはかつてない多忙を極めるスケジュールであることは想像に難くない。来年2月には加入から2周年を迎える5期生。『新参者』や小川がセンターを務める5期生曲「いつの日にか、あの歌を…」で描かれているバトンや誇りは確実に受け継がれている。
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