掌の小説0046 懐かしいサバトラ
「おい、ネコすけ、元気でやってるか」
道端で毛づくろいに忙しい馴染みのネコすけに声をかけてみた。名前は知らない。
動きを止め、瞬時、横目で私を見上げた。
と、もう毛づくろいに精出していた。すぐ傍らを歩きすぎる私など一向お構いなしだった。
(了)
掌の小説0046 懐かしいサバトラ
「おい、ネコすけ、元気でやってるか」
道端で毛づくろいに忙しい馴染みのネコすけに声をかけてみた。名前は知らない。
動きを止め、瞬時、横目で私を見上げた。
と、もう毛づくろいに精出していた。すぐ傍らを歩きすぎる私など一向お構いなしだった。
(了)