皆様、お久しぶりで御座います。社会福祉士の安達 紀行です。
今回、皆様に提案させて頂きますのは、いじめ でございます。前回の続きと思って頂けたら嬉しいです。
前回は、いじめをメッタ切りして酷評しましたが、今回は、更にその上を目指して皆様の溜飲を下げて御覧に入れます。
さて、本題に入りますが、いじめの原因は何かということです。私の考えは、一言で説明すると、欲求不満 です。
社会福祉士の国家資格取得者であれば、誰でも知っているマズローは、欲求の階層について次のように述べています。
人間は、生きるための生理的欲求から次第に高度の欲求を求めて、最後に自己実現の欲求に至るのだと。
なるほど、人間は皆、成長し続ける存在なのだから当たり前だと思った方も多いでしょう。
しかし、現実は如何でしょうか?現内閣の政府は、正規雇用と非正規雇用に二分する法律を推し進め、その法案は、更にどの職にも就けない大量の就職浪人を産みだそうとしています。
これでは、マズローの言っていることは、当たり前ではなさそうです。これには、大変なエネルギーが要りそうですね。
そして皆様には、もうお気付きのことと思いますが、そう改正労働者派遣法のことです。
何故、私がそのことについて言及するかと申しますと、政府が、日本の屋台骨である一流企業(中小企業も含む)を大切にするあまり、労働者をモノあるいは、ロボット扱いをしていないかという危惧があるからです。
それは、ブラック企業と呼ばれる悲惨な現場からも明らかですが、今や、それだけにとどまらず日本国中に蔓延しているとさえ感じられます。
ここで、強調しておきたいのは、日本国中、何から何までランク付けして上と下を決め、更に上流と下流に分け、また、貧富の格差を拡大して、子や孫の更にその後に続く子孫の末代に至るまで、一種の身分のような構造を造っている不安が拭い切れないことにあります。
これらの貧富の格差は、身分の違いを感じることにとどまらず、教育の格差を広げ、高学歴・低学歴といったスティグマ(烙印)にもつながることになります。
私を含め皆様には、日本国憲法より、基本的人権の尊重が権利として認められています。それは、優性・劣性といったメンデルの法則に捉われるのではなく、人間の人間らしい人間愛に満ちた世の中が、今のすさんだ現状を変えるはずだと、私は信じています。
しかし、現在の我々は、生まれたときから成人式(あるいは就職する)まで、また、それ以降も公然とはしないものの、身分の違いによる差別が罷り通っています。それ故に、おごれる者は見下し、虐げられる者は、自暴自棄になる図式が全く変わらないのです。
皆様、以上申し上げました社会の矛盾こそが、いじめの根源でございます。
この矛盾を地域ぐるみで、一つのコミュニティと捉え、コミュニティカウンセリングとして、全国全てにおいて行う必要があります。それは、必要に応じてスクールカウンセラーの任務であると申せましょう。
そこで、皆様は何を学習するのか?昔、習った教科書とは全く違う、政治や倫理
等について学ぶのです。
いじめが社会の矛盾から出来ているのだとしたら、その学校区に住む大人がスクラムを組んで、いじめっ子を許さない態度、姿勢、行動でいっせいに臨めば、いじめ問題なんてどうって事ありません。皆様、違いますか?
もっと解り易く申しますと、学校と地域がスクールカウンセラーによって結び付き成り立っていると言った構図と申せましょうか?
その昔、私がいじめのある世の中は、どうすれば終わりますか?と或る御方にお尋ねしたところ『この世が愛情で全ての方々を覆い尽くして満たし、その愛情が永遠に不滅となるとき』とおっしゃいました。
このお言葉は、今も私の胸に残っています。これは、現代の文明の抱えているありとあらゆる社会病理に効く処方箋になると思います。
最後に、私の考えをまとめますと、子供達の親、家族、地域の方々が学校に関わる頻度が多くなればなるほど、いじめ問題は少なくなります。そこへ、学校にはスクールカウセラーがいて、地域にもいることが望ましいのは、先程述べた通りです。
家庭では、家族だけでは解決できない悩み事に対して、今度は民間のソーシャルワーカーが対応させて頂く時代がすぐそこに来ています。
私が、ここに書いたことは私の胸に長い間、秘めて来たことであり、心から願って来たことでもあります。
この私の想いが、皆様の胸に届きますように…。
平成二十七年十一月十九日
安達 紀行
追伸
前回、お伝え出来なかったことで恐縮ですが、悩み事・辛いこと・不満に思っていること等何でもよろしいのでメールをお待ちしています‼沢山の皆様の声を届けて下さい‼よろしくお願いします!
URL: yamatai_wa1212@i.softbank.jp
今回、皆様に提案させて頂きますのは、いじめ でございます。前回の続きと思って頂けたら嬉しいです。
前回は、いじめをメッタ切りして酷評しましたが、今回は、更にその上を目指して皆様の溜飲を下げて御覧に入れます。
さて、本題に入りますが、いじめの原因は何かということです。私の考えは、一言で説明すると、欲求不満 です。
社会福祉士の国家資格取得者であれば、誰でも知っているマズローは、欲求の階層について次のように述べています。
人間は、生きるための生理的欲求から次第に高度の欲求を求めて、最後に自己実現の欲求に至るのだと。
なるほど、人間は皆、成長し続ける存在なのだから当たり前だと思った方も多いでしょう。
しかし、現実は如何でしょうか?現内閣の政府は、正規雇用と非正規雇用に二分する法律を推し進め、その法案は、更にどの職にも就けない大量の就職浪人を産みだそうとしています。
これでは、マズローの言っていることは、当たり前ではなさそうです。これには、大変なエネルギーが要りそうですね。
そして皆様には、もうお気付きのことと思いますが、そう改正労働者派遣法のことです。
何故、私がそのことについて言及するかと申しますと、政府が、日本の屋台骨である一流企業(中小企業も含む)を大切にするあまり、労働者をモノあるいは、ロボット扱いをしていないかという危惧があるからです。
それは、ブラック企業と呼ばれる悲惨な現場からも明らかですが、今や、それだけにとどまらず日本国中に蔓延しているとさえ感じられます。
ここで、強調しておきたいのは、日本国中、何から何までランク付けして上と下を決め、更に上流と下流に分け、また、貧富の格差を拡大して、子や孫の更にその後に続く子孫の末代に至るまで、一種の身分のような構造を造っている不安が拭い切れないことにあります。
これらの貧富の格差は、身分の違いを感じることにとどまらず、教育の格差を広げ、高学歴・低学歴といったスティグマ(烙印)にもつながることになります。
私を含め皆様には、日本国憲法より、基本的人権の尊重が権利として認められています。それは、優性・劣性といったメンデルの法則に捉われるのではなく、人間の人間らしい人間愛に満ちた世の中が、今のすさんだ現状を変えるはずだと、私は信じています。
しかし、現在の我々は、生まれたときから成人式(あるいは就職する)まで、また、それ以降も公然とはしないものの、身分の違いによる差別が罷り通っています。それ故に、おごれる者は見下し、虐げられる者は、自暴自棄になる図式が全く変わらないのです。
皆様、以上申し上げました社会の矛盾こそが、いじめの根源でございます。
この矛盾を地域ぐるみで、一つのコミュニティと捉え、コミュニティカウンセリングとして、全国全てにおいて行う必要があります。それは、必要に応じてスクールカウンセラーの任務であると申せましょう。
そこで、皆様は何を学習するのか?昔、習った教科書とは全く違う、政治や倫理
等について学ぶのです。
いじめが社会の矛盾から出来ているのだとしたら、その学校区に住む大人がスクラムを組んで、いじめっ子を許さない態度、姿勢、行動でいっせいに臨めば、いじめ問題なんてどうって事ありません。皆様、違いますか?
もっと解り易く申しますと、学校と地域がスクールカウンセラーによって結び付き成り立っていると言った構図と申せましょうか?
その昔、私がいじめのある世の中は、どうすれば終わりますか?と或る御方にお尋ねしたところ『この世が愛情で全ての方々を覆い尽くして満たし、その愛情が永遠に不滅となるとき』とおっしゃいました。
このお言葉は、今も私の胸に残っています。これは、現代の文明の抱えているありとあらゆる社会病理に効く処方箋になると思います。
最後に、私の考えをまとめますと、子供達の親、家族、地域の方々が学校に関わる頻度が多くなればなるほど、いじめ問題は少なくなります。そこへ、学校にはスクールカウセラーがいて、地域にもいることが望ましいのは、先程述べた通りです。
家庭では、家族だけでは解決できない悩み事に対して、今度は民間のソーシャルワーカーが対応させて頂く時代がすぐそこに来ています。
私が、ここに書いたことは私の胸に長い間、秘めて来たことであり、心から願って来たことでもあります。
この私の想いが、皆様の胸に届きますように…。
平成二十七年十一月十九日
安達 紀行
追伸
前回、お伝え出来なかったことで恐縮ですが、悩み事・辛いこと・不満に思っていること等何でもよろしいのでメールをお待ちしています‼沢山の皆様の声を届けて下さい‼よろしくお願いします!
URL: yamatai_wa1212@i.softbank.jp