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枚方市職員研修会

2012年06月28日 | 枚方市議会

6月28日(木)10:00~ 枚方市人権擁護推進本部研修(枚方市職員研修)が開かれました。
今回は、市議会にも案内があり、参加しました。

今、あらためて、人権について考える「人権が尊重されるまちづくりを進めるための人権基礎知識」という題で、帝塚山大学大学院法政策研究科 中川幾郎教授 の講演でした。

もともとは、豊中市役所職員だったそうで、人権啓発担当などもされていて、ご自身の失敗談も含め、わかりやすく話していただきました。

「まちづくり」とは・・・
昔ハード面だけの取り組みで「都市整備」といっていたのが、「まちづくり」という言葉に変わってきたこと。
まちづくりの基礎は「ひとづくり」ということで、異世代・異文化・異業種の人たちがどう出会っていくか…が大切ということから、人間と人間の豊かな関係がまちの再生となること等を述べられ、

では「人権」とは何か・・・
人権の理解が常識化していないので、様々な問題が生じている ということから詳しく述べられました。
人権とは…自己決定権のこと(自分で自分の生き方を決定できること)

人権と社会的公益性を考える ということで、
冗談半分、たとえ話、もののはずみで潜在的な価値観は表面化してしまいます。
政治家は、やはり言葉に注意しなければならないわけです。そして、誰かを傷つける言葉を発してしまった時には、素直に認識不足だったことをわびなければならないのです。謝ることしかないのですっと。
人権行政の基準は、国際人権規約であり、3原則(人民の自決権の尊重・あらゆる差別の撤廃・男女の平等)のこと、多数決決定は条約違反であること、少数者(マイノリティ)が尊重されていない日本の状況を述べられました。
例えば、女性の社会参画が進んでいる国の方が生産性が高いとか、人権が護られている職場の方が能力アップされる等々
そして、現在の自営業、退職世代の男性と「専業主婦」に依存してきた地域社会の限界が来ているので、集住地区ではなく、まちをしっかりとつくっていかなければならない、わがまち大好き人口を増やしていくことが重要であることを強調されました。
人と人が出合い、関係をつくっていくこと、違ってあたりまえ、違いを認め合うことから新しい風がうまれる、と。
個人情報保護などの問題は、面識社会をつくっていくことが大切で、挨拶が人権尊重の入り口なることも、述べられました。
枚方のコミュニティでも、挨拶運動が行われています。そうなんですよね。関係づくりは、やはり挨拶から始まりますよね。

市職員の研修ですが、参加させていただいて、自分の思いも整理することもでき、いい時間となりました。


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