6月24日(日) 新大阪駅近くのメルパルクで、朝鮮戦争反対「吹田事件」60周年記念集会が開催されました。私は、司会の担当となり、1時開場、2時開会でしたが、みんなより少し早く行きました。
60年前のこの日、「軍需列車を一時間遅延させると、同胞の1千名の命が助かる」と言われ、労働者、学生、市民、在日朝鮮人の人々が、ともに決起し、大阪大学で「伊丹米軍基地粉砕、反戦独立」の夕べを開催した後、デモ行進を行い吹田駅にある操車場に押しかけ、軍用列車を止めようとしました。警察の発砲により強制的に鎮圧されましたが、兵器を運ぶ陸・海・空の労働者たちの闘いでもあったのです。
60年が過ぎましたが、朝鮮半島は、地球上で唯一の分断国家として未だに残っています。
盛りだくさんの内容で、それぞれは本当に重い課題で、内容が濃かったこともあり、長時間の集会となりました。
1.映像でつづる1950年代の反戦・反米基地闘争 私は1957年生まれですので、初めて知る内容でしたが、反基地闘争の激しいというか厳しい様子がよくわかりました。
2.講演「今なぜ回想するのか『吹田事件』」と題して、その闘いに実際にかかわられた金 時鐘(キムシジョン)先生のあつい思い一杯の話を聴きました。
3.与那国島への自衛隊配備反対・闘争報告 を 伝統芸能を映像で紹介された後、与那国改革会議議長崎原さん、与那国の明るい未来を願うイソバの会 田島さん のお二人から聴きました。島の活性化を理由にして自衛隊配備を図ろうとする町長たちと、米国の戦争に日本が加担することにつながる自衛隊配備に反対する人たちの島が二分化されてしまっている状況なども述べられ、力強くとりくまれる決意を共有しました。
スタッフは、「ばんた どぅなんちま かてぃらりぬん」(私たちの与那国島を棄てるな!)と背中に書かれたTシャツを連帯・支援の思いで着ていました。
4.韓国からの連帯の挨拶 韓国全国公共運輸社会サービス労働組合(陸・海・空の労働者の組織)主席副委員長 ジョ サンスさん 国際労働者交流センター 韓国執行委員長 パク ヒソクさん 通訳として京畿道本部組織局長 チョ ギゼェさん の挨拶を受けました。
韓国全国民主労働組合総連盟(民主労総)委員長 キム ヨンフンさんのメッセージは私が読み上げました。
5.闘いの歌 映像「キセンバルの闘い」を観て、海勢頭 豊さんの歌を聴いて(時間調整で4曲予定を3曲に)、最後に 生野区にある大池中学校PTA おやじバンド の歌を2曲、「イムジン河」はうるうるしてしまいますね。
で予定時間を超えて終了となりました。
私たちが住んでいるこの国がどこに向かおうとしているのか、大阪においては維新の会による政策など、私たちの未来はどうなるのか、不安でいっぱいです。だからこそ、つながりあっていくこと、そのつながりを拡げていくことによって、声を上げなければならないときには声を上げ、行動しなければならないときには行動する!それが大切ですね、ということでいい集会になったと思います。司会としてお手伝いすることができてよかったです。いい経験をさせていただいたことに感謝です。
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