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自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

NZ-Round 6

★★ リアルタイムレポはこのアタリから ★★
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ニュージーランド、バイクツアーの記事=アナログリマスター版もいよいよラス前となりまして、ライドの最終日となります。 単純な疲れも溜まってきているのに加え、諸事情により体力が削がれつつあります。 それなのに予報は終日雨… とりあえず、アサゴハンをシッカリといただくことにします。

 

ちなみに、写真のワシの取り分はトマトジュースから手前の三皿でありまして、左から 食前粥 ⇒ メイン ⇒ デザートのつもりで、炭水化物、蛋白質+繊維質、糖類をテーマにしてバランスを気にしています。


さて、出発に当たり雨具をフル防水にして着込むのはトーゼンにしてインナーの防寒をどこまで厚くするかが悩みドコロです。 予想最高気温は13℃なので、フル防水や大型シールドを考慮すると比較式に薄着でもヨイとして保温機能のある衣類は半袖のフリースのみの仕様とします。 あっ、ニュージーランドは南半球にあるので1月は『夏』です。

スタート早々にミスコースをしたのは「⇒ クライストチャーチ」の看板に騙されたのですが、本日はサウスシーニックというルートを走るので… なんて解説を受けたのをスッカリ忘れておりました (汗) 他のミナサンはソッコーで気づかれたのでクラクションの嵐を受けまして早々にUターンします。 まっ、それでもトップ引きを続けるのですが、集合ポイントの「善き羊飼いの協会」に入る道を見落として遠回りをさせるなどミスを連発してしまったのは、ちょっと情けないですねぇ (-_-;)


雨そのものは強くなかったので少しだけ安心しておりますが、厚い雲を見るに天候の回復はキビシイことが予想されます。


その後は順調に距離を稼いでいきますが、季節は『夏』のはずなのに…気温は低め&風も強めに吹き出すので悲しくなります。

少し雨足が弱くなり、どこぞの町に入る時にアクシデントが発生します。 ワシは依然としてトップを引いていたのですが、町エリアに入って減速していくのですが後続が来ないのです。 ミスコースをするはずはないよなぁ… ということで、暫く待ちましたがメンバーが来る気配が無いので引き返してみますと、町に入る手前でミナサン停車されています。 すぐにはUターンできなかったので、少し走ってから戻りますと、MNWサンのパニアに入れてあったチェーンオイルのスプレー缶が爆発してパニアが破損してしまったとのこと (危) どうやら排気の直撃を受けて加熱されてしまったようです。 パニアの中身も道路に散乱してしまったようですが、少し離れて走っていたHREサンが概ね回収してくれたのは不幸中の幸いというヤツでした。

 

停まっていたのは路肩が少しだけ広くなったようなスペースでしたから、仮の仮くらいの措置をして町を抜けた集合場所まで移動して、もう少しキッチリとした対策をいたします。 こういう時に何故かミナサンが荷物からイロイロなモノを出してくれるのです。 今回はABEサンのバッグからラッシングベルトが出されまして、パニアの蓋もキッチリと固定されます。

 

ここから気温も一段と下がり雨足も強くなる中、ヒルゴハンを目指して走ります。 ヲヒトリサマであると雨具を脱ぐのも嫌なので無理をして走ってしまうのですが、ツアーだとそういうわけにもいきません。 辿り着いたという感じのドライブインはかなりご立派です。 到着時のワシ達は「水も滴る…」というヤツですので、雨具の置き場所にも困ります。 まあ、盗まれる心配も無いでしょう… ということで、入口近くの隅っこに雨具を敷いてヘルメットを載せておきます。

建物の中はソコソコに暖かいのですが、身体も冷えているので温かいモノが必須です。 ワシはカフェラテとソーセージロールを選びます。 パイ皮に包まれた極太のソーセージもシッカリと加熱されているのでホッとします。

 

ソーセージロールの断面撮影に失敗したということもあり、INOサンが頼んだベーグルサンドのようなものの写真をお借りしておきますね (笑)


ソコソコに身体も暖まったこともあり、これ以上気温が下がることはなかろうという希望式観測があったのですが、ワシの脳内から「もう一枚着ておけ!」という声が聞こえます。 着込むとしたらサポートカーに積んであるバッグから出さないといけないので躊躇っていると、KSEサンが「開けますよ!」と声をかけてくださいます… 結果式には『神の声』でした (運)

再出発してからクライストチャーチまでの行程は、更に雨が強まり気温も下がり… おそらく10℃前後という泣きそうな状況での走行となりました。 途中の休憩も雨を凌げる場所もなく… これまでトップを引いてきたのですが、サポートカーが先導してくれるということもあり、ラス前の休憩から5番手くらいを走るコトにしたのですが、ヒトの後を走るのって楽ですねぇ… 一応は、最後尾のMNWサンのコトは気にしているのですが、後からMNWサンに聞くとパニアの中身=パスポートやらモロモロ=をサポートカーに積んであるので、もしはぐれたらどうしようとひどく心配されていたとのことでした。 まあ、無事に出発地のクライストチャーチに戻れましたのでヨシとしましょう。

ということで、5日ぶりのバイクショップであります。


MNWサンのパニアの件でヒト揉めあったようですが、諸手続きも早々に終わったのでボーっとして御宿へ向かうべくタクシーを待ちます。 ナカナカ来ないのでオーナーさんらしくヲヤジがクッキーとかコーラを進めてくれますが… 常温でもコーラなんか飲みたくないくらいの体温なのですよ…


ほどなくやってきたタクシーに乗りまして初日と同じ宿に向かいます。 割り当てられた部屋は初日とは別棟ですが… バスタブが無いのは同じです (哀)

 

とにかく冷え切った身体を温めるべく、部屋の暖房を最強にしてから、時間をかけてシャワーを浴びたらベッドに潜り込んで体力の回復を図ります。 じんわりと1時間ばかりかけて身体も動くようになったので打ち上げ会場へと向かいます。

いくら寒くても完走祝いはビールで乾杯! ですよね (笑) 何故か半袖のHREサンはさておき、ミナサン「寒かったねぇ…」が共通感情のはずです。

 

フリーのソーセージをいただいたりもしますが、まあテケトーに摘まめるものということで、ピッツァだのポテトだのチキンウィングなどを並べます。


疲れもあるのでしょうが、イマイチ盛り上がりに欠けたような気もしますが、ほっとした顔のミナサンを見ているとジンワリと暖かい気持ちが湧いてきます。 ワシも本調子であればもう少し飲みたかったのですが、体力温存に走り、早めの解散となります (笑)

 

まっ、こんな感じで5日間=1700㌔弱のニュージーランド、バイクツアーのメインパートは終了いたしまして、次回は帰国編ということでの最終回になる予定であります。

移動データ: トワイツエル ⇒ クライストチャーチ=330㌔/ 1690㌔ 




【マメ知識 or マメ蘊蓄 = グループ走行のハナシ】
今回のツーリングのメンバーは海外ツーリングというかバイクツーリングの経験値が高くないというか、マスツーリングの経験が少ない方が多かったので、走りにもソコソコ気をつかいました。 勿論、ミナサンは人生ケーケンが豊富な方でしたので「走り」以外は、教えられるコトが多かったのですが… 以下はちょっとした愚痴込みであります。

今回のツアーではワシがトップで走るコト=トップ引きが多かったのですが、ナビも付いていないしタンクバックも無いので走りながら地図を見ることができない状況はツラかったのです。 少なくとも3回はミスコースをしたのですが、誰も文句どころか嫌な顔もされずにおりましたのは見習うべきコトであります。

一方で、ツアー中に言おうかどうしようか迷ったのが「千鳥走行」です。 複数で走る時に路肩寄りと分岐線寄りに交互に分かれてを走ることを「千鳥」と言います。 前走車とズレて走ることによって車間距離を取ることができ危険回避に有効とか、四輪車との共生のために隊列が短くできるなどのメリットがあるのですが… 交通の絶対量が少ないニュージーランドならヨシということにしました。

また、この千鳥の裏メリットとして「ミラーで後方車両(バイク)の確認をする時に、交互&左右に分かれていてくれると数の確認がしやすい」というコトがあるのです。 サポートカーが最後尾を走ってくれているので、落ちたとしても回収には問題ないのですが、トップを引いていると「ミナサン、来ているかな?」と気になり、常時点灯のヘッドライトの数を4つ確認できると安心するのです。 まっ、コレも立派なヲトナに指示するのもいかがなものかと思いましてヨシということにしたのです。

(続く…)





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