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ではでは、海鮮丼をいただいたトコロからの再々スタートです。
「日本人は米を食べないとイカン！」なんてことは滅多に思わないのですが、久々の丼飯（？）はやはり嬉しいモノです（冗） でもって鳥取砂丘を跡にして国道９号線をひたすらに走ります。気温はそれほど高くはないのですが、アスファルトの照り返しが結構キツイです。
福知山には思ったより早く到着したので、まずは目的地へのルート上にある店に行ったのですが、「門前払い」に近い扱いを受けて結構ムッといたしました。 L.O.13時と謳っている店に12時55分に到着して「もう閉店です」と言われた時の感じ方は微妙なのですが、客商売ならもう少しだけ言い方に気を付けてほしいものです。
気をとりなおして、当初予定のふじ食堂＝お好み焼ふじ＝を訪問します。
最近はＴＶや雑誌で紹介されているので激コミかと思いましたが、一般のお客が２名いるだけの静けさです。 看板ムスメのヲバチャンに了解いただき、写真をシュキシャカ撮らせていただきながら福知山焼きそば(ゴムそば)と称される焼そばを頼みます。
でもって、ヲバチャンが年季の入った鉄板で焼そばを作っていただいているのを撮らせていただきます。 もう一組のお客を交えてのまったりトークの中で、鮮やかとか素早いというのではなく、手慣れた感じで調理が完成に向かっていくのを眺めるのは楽しいですよね♪
麺には独特のコシがありますが、別にビヨヨ～ンと伸びるわけでもなく手練れの美味しい町焼きそばというトコロです。
初見なので大盛りではなく普通盛りにしたのと、ヲバチャンとのトークの合間でうす焼きというお好み焼き族の食べ物が美味しいということですので、イチオシの野菜焼を頼みます。 リアルタイムではあっさりとゴムそばを紹介しましたが、リマスター版ではうす焼も同じくらいに紹介したいと思います。
「牛すじと竹輪を炊いたんのを入れると美味しさが違うんよ」とか「○○ののネギをたっぷり入れんとねぇ」とか「これはねぇ、あつ焼きや焼そばと違って、いくらコツを教えても家の鉄板じゃ無理よ」「一番安いけど野菜焼が一番美味しいんよ」などと、うす焼に対する愛情全開です（笑）
具を混ぜて焼くあつ焼きは、おそらく大阪系なのでしょうが、うす焼きはこの辺りで独特の食し方なのでしょうか？ 作り方自体は広島焼きに近いのかもしれないけれど、完成品はなんともいえないネギと小麦粉のハーモニーです。 味付けのソースも微妙に変えつつ美味しくいただきましたが、粉モンは奥が深いですねぇ…
さて、ヲバチャンやお客さんとの会話がパラパラとあるまったりとした時間を過ごすと、重めになった腰を上げて次なる目的地へと向かうことにします。 途中で福知山城前を通り過ぎるのですが、美しい立ち姿に心を引かれつつも軽くスルーして先を急ぐことにします。
ちょいと高速んじ乗ったりもしまして、淡々と走り若狭湾をかすめて琵琶湖に出ます。 ＧＷといっても日本海側はヘンなトコロで嵌らなければ順調に進めるのが嬉しいですね。
この時点ではちょっと雲が出てきたものの雨が降るとは思いませんでしたが…竜神様を舐めておりました（悔） 下道にしようか高速にしようか迷っていたところにシールドを雨が叩きます。 瞬時にコースを決定し高速に乗りますが、久々に竜神vs風神の追いかけっことなりました。 そして、珍しく風神(ワシとベム坊)の逃げ切り勝ちとなりましたのは、決して日頃の行いが良いからではなく竜神様のご温情ということでしょう。
はるたびの最終宿泊は遠くに彦根城が見える駅チカのホテルです。 走っている間はそうでもなかったのですが、この日の下道主体の370キロは結構キツく、旅の疲れもあるのでしょうが、しばしホテルでクッタリします。 ちょっと身体のバランスも悪い感じがあったので持参の文庫本を読みながらホテルの狭い風呂で半身浴を小一時間すればソコソコに復活しまして、本ツアー７食目にして最後のちゃんぽんであります近江／彦根ちゃんぽんをいただきに立ち上がります。
到着したのはちゃんぽん亭総本家の彦根駅前本店で、５分ほど待たされましたが、座るとまずは、ビールをいただきます。 一応は最終夜なのでつまみをキッチリ頼んでシッカリ飲もうかと思ったのですが、人気の店らしくあまり落ち着かないので、一杯目のビールを飲み干すと近江ちゃんぽん(半チャーハン付き)を頼んでしまいます。
麺はモチモチ感のある中太麺で、和風のベースに野菜を加えて煮込んだもののようですから、作り方を含め醤油味のたんめんというのが近いのかと思います。
味の方は、フツーに美味しいというところでチェーン店らしい安定した味でした。
さてさて、隠しテーマに「ちゃんぽん」を置いたはるたび_2012もいよいよ最終話へと向かいます。
（続く…）
