兄ちゃんは車の中や待ち時間など、暇になって何もする事がなくなると、
「ママ、しりとりをしよう」
と言います。
出かける際にゲームを持たせたくない私は、若干、
面倒くさいな~
と思うものの、
「いいよ」
と相手をします。
去年くらいまでは、多少、考えて知らなさそうな単語は使わないようにしていました。
ですが、そうは言っても、勝負です。
ガチで行きます!
『る』攻めです。
最後に『る』がつく単語を、えい、えい、これでもか!!
と言うほど、次々に繰り出します。
今、大人げない…
と思われた方もいる事でしょう…
フフフ
勝負ですから…
フフフ
ガチです
そうして、私に攻撃をくらいながらも何度も挑んでくる兄ちゃん。
しばらくすると、私の技を習得し『る』攻撃をしてきました。
さらに自分で『る』返しを考え始めました。
そうです、「ルール」と言ったような単語です。
ほほう、やるね~
ですが、ママ。
さらに勝負魂に火が
『る』攻撃をするからには、『る』で始まる単語は結構知っています。
兄ちゃんが、私に『る』攻撃をしてくるのをひたすら受け続けます。
そろそろ『る』から始まる単語が尽きた頃、最後に『る』が付く単語、『る』返しをするのです。
兄ちゃんは
「ひえ~」
と必死に考えます。
大体、その内時間が来て、決着がつかないままに終わります。
でも、3~40分はゆうにしています。
ある日、兄ちゃんから
「ママって、どうしてそんなにしりとり強いの?」
と尋ねられました。
「え~、それは教えられないな~」
「教えてよ~」
「それはね~…
その昔、ママもしりとりの強いお友達になかなか勝てなかったの。
『る』攻め、『る』返しもその時覚えた技だし。
でも、それでもなかなか勝てなかったの。」
「で、どうしたの?」
「辞書を読んだ」
「え?」
「国語辞典。『る』から始まるところを読んで、たくさん覚えた」
「えーーーーー・・・」
信じてないような笑いをしながら
「それって、本当?」
と尋ねるので、
「本当だよ」
と言いました。
数日後、また兄ちゃんからしりとりの挑戦が来ました。
その日はなかなかやります。
40分以上続き、やっぱり決着が付きませんでした。
「今日、僕、強かったやろ?」
と嬉しそうに聞いてきます。
「そうだね」
「僕ね、ママに聞いた通り、国語辞典読んで、『る』の単語覚えた」
と言いました。
やるね、我が息子
地味~に負けず嫌い。
現在も、しりとりは暇になると良くやります。
最近の兄ちゃんは、詰まると文章にしてきます。
おい
と思いますが、
まぁ、良かろう。
と、さらなる『る』返しが、兄ちゃんを襲うのでした
「ママ、しりとりをしよう」
と言います。
出かける際にゲームを持たせたくない私は、若干、
面倒くさいな~
と思うものの、
「いいよ」
と相手をします。
去年くらいまでは、多少、考えて知らなさそうな単語は使わないようにしていました。
ですが、そうは言っても、勝負です。
ガチで行きます!
『る』攻めです。
最後に『る』がつく単語を、えい、えい、これでもか!!
と言うほど、次々に繰り出します。
今、大人げない…
と思われた方もいる事でしょう…
フフフ
勝負ですから…
フフフ
ガチです
そうして、私に攻撃をくらいながらも何度も挑んでくる兄ちゃん。
しばらくすると、私の技を習得し『る』攻撃をしてきました。
さらに自分で『る』返しを考え始めました。
そうです、「ルール」と言ったような単語です。
ほほう、やるね~
ですが、ママ。
さらに勝負魂に火が
『る』攻撃をするからには、『る』で始まる単語は結構知っています。
兄ちゃんが、私に『る』攻撃をしてくるのをひたすら受け続けます。
そろそろ『る』から始まる単語が尽きた頃、最後に『る』が付く単語、『る』返しをするのです。
兄ちゃんは
「ひえ~」
と必死に考えます。
大体、その内時間が来て、決着がつかないままに終わります。
でも、3~40分はゆうにしています。
ある日、兄ちゃんから
「ママって、どうしてそんなにしりとり強いの?」
と尋ねられました。
「え~、それは教えられないな~」
「教えてよ~」
「それはね~…
その昔、ママもしりとりの強いお友達になかなか勝てなかったの。
『る』攻め、『る』返しもその時覚えた技だし。
でも、それでもなかなか勝てなかったの。」
「で、どうしたの?」
「辞書を読んだ」
「え?」
「国語辞典。『る』から始まるところを読んで、たくさん覚えた」
「えーーーーー・・・」
信じてないような笑いをしながら
「それって、本当?」
と尋ねるので、
「本当だよ」
と言いました。
数日後、また兄ちゃんからしりとりの挑戦が来ました。
その日はなかなかやります。
40分以上続き、やっぱり決着が付きませんでした。
「今日、僕、強かったやろ?」
と嬉しそうに聞いてきます。
「そうだね」
「僕ね、ママに聞いた通り、国語辞典読んで、『る』の単語覚えた」
と言いました。
やるね、我が息子
地味~に負けず嫌い。
現在も、しりとりは暇になると良くやります。
最近の兄ちゃんは、詰まると文章にしてきます。
おい
と思いますが、
まぁ、良かろう。
と、さらなる『る』返しが、兄ちゃんを襲うのでした