帰り道、お財布の中を見たら、少しさみしい懐具合でした
タクシーは厳しいな~
「Tちゃん、タクシーに乗ると、お昼御飯食べて帰れないんだよね…。
だからバスで帰らないといけない」
と言うと、Tちゃんは
「わかった」
とうなずいてくれました
ところが、バスの本数が少なく、予定時刻まで随分と時間がありました。
「Tちゃん、ここに立ってても寒いから、次のバス停まで歩こう」
と私が言うと、
「嫌だ」
とTちゃん。
実はTちゃんが路線バスに乗ったのは、赤ちゃんの時。
彼にとってバスと言えば、幼稚園バスなのです。
「バス停はここだから、ここで待たないといけないんだよ」
と言い張ります。
「違うの。もうちょっと先に、次のバス停が見えるんだよ。
このバスは、そこから乗ってもいいんだよ」
と説明し、何とか次のバス停まで歩いてくれました。
それでも、まだ8分以上待ちます。
次のバス停までも、大人の足なら3分とかかりません。
次のバス停まで歩くなら、そこでご飯食べてもいいんだけどな~
と思いました。
「もう一つ歩こうか」
とTちゃんに言うと
「嫌だ」
と言われました。
私も、
万が一間に合わなかった時がまずいし…
しかも、お金が足りなかった…
と思うと、強くは言えませんでした。
本当は、帰りに銀行でお金を降ろす予定でした。
でも、兄ちゃんの病院の為に、通帳をパパに預けてしまっていたのです。
風が冷たく、体も懐もとても寒かったです
そのバス停では、たくさんの韓国の方々が自分達の観光バスを待っていました。
バス停の前に、観光客用の焼肉屋さんがあるのです。
私達2人は、韓国の人達に囲まれて、ちょっと変な感じです。
皆さん、どうやら私達の事を話しています。
一人のおじさんが韓国語で話しかけてきました。
何を言ってるのか分かりませんでした。
どうやら、Tちゃんの半ズボンを見て
「寒くないのか?」
と聞いているようでした。
「あぁ、ユニフォーム」
とズボンを指して言うと、
「あぁ~」
と韓国の方々が大きくうなずきながら納得していました。
少し若い男性が、スマートフォンと思われる物で翻訳をしていました。
ものすごく時差のある通訳さんでした…
珍しいんでしょうか?
Tちゃんは写真を撮られていました。
ピースしそ~
と思っていたら、案の定、Tちゃんはピース
それを見て、韓国の方から(韓国語でしたが)、
「こうするんだよ」
と言うような事を言いながら、目の横で横向きのピースをしました。
Tちゃんはさすがに、
何言ってんだろ?
と、自分のピース姿を通しました。
いいぞ
それでこそ、Tちゃん
その後も、Tちゃんを見る人見る人、カタコトの日本語で
「寒くない?」
と話しかけてきます。
Tちゃんは、
「寒くない」
と震えながら答えていました。
寒いよね…
韓国の方々のバスが先に来て、
「さよなら~」
と去って行きました。
Tちゃんと私は、バスに向かって手を振っていました。
「Tちゃん、ちょっとした国際交流だったね」
と言うと、
何それ?
という顔をして、
「なんて言ってるか全然分からんかった」
と言ってました。
だよね~
それでも物怖じしない君に、ビッグな要素を感じるよ
タクシーは厳しいな~
「Tちゃん、タクシーに乗ると、お昼御飯食べて帰れないんだよね…。
だからバスで帰らないといけない」
と言うと、Tちゃんは
「わかった」
とうなずいてくれました
ところが、バスの本数が少なく、予定時刻まで随分と時間がありました。
「Tちゃん、ここに立ってても寒いから、次のバス停まで歩こう」
と私が言うと、
「嫌だ」
とTちゃん。
実はTちゃんが路線バスに乗ったのは、赤ちゃんの時。
彼にとってバスと言えば、幼稚園バスなのです。
「バス停はここだから、ここで待たないといけないんだよ」
と言い張ります。
「違うの。もうちょっと先に、次のバス停が見えるんだよ。
このバスは、そこから乗ってもいいんだよ」
と説明し、何とか次のバス停まで歩いてくれました。
それでも、まだ8分以上待ちます。
次のバス停までも、大人の足なら3分とかかりません。
次のバス停まで歩くなら、そこでご飯食べてもいいんだけどな~
と思いました。
「もう一つ歩こうか」
とTちゃんに言うと
「嫌だ」
と言われました。
私も、
万が一間に合わなかった時がまずいし…
しかも、お金が足りなかった…
と思うと、強くは言えませんでした。
本当は、帰りに銀行でお金を降ろす予定でした。
でも、兄ちゃんの病院の為に、通帳をパパに預けてしまっていたのです。
風が冷たく、体も懐もとても寒かったです
そのバス停では、たくさんの韓国の方々が自分達の観光バスを待っていました。
バス停の前に、観光客用の焼肉屋さんがあるのです。
私達2人は、韓国の人達に囲まれて、ちょっと変な感じです。
皆さん、どうやら私達の事を話しています。
一人のおじさんが韓国語で話しかけてきました。
何を言ってるのか分かりませんでした。
どうやら、Tちゃんの半ズボンを見て
「寒くないのか?」
と聞いているようでした。
「あぁ、ユニフォーム」
とズボンを指して言うと、
「あぁ~」
と韓国の方々が大きくうなずきながら納得していました。
少し若い男性が、スマートフォンと思われる物で翻訳をしていました。
ものすごく時差のある通訳さんでした…
珍しいんでしょうか?
Tちゃんは写真を撮られていました。
ピースしそ~
と思っていたら、案の定、Tちゃんはピース
それを見て、韓国の方から(韓国語でしたが)、
「こうするんだよ」
と言うような事を言いながら、目の横で横向きのピースをしました。
Tちゃんはさすがに、
何言ってんだろ?
と、自分のピース姿を通しました。
いいぞ
それでこそ、Tちゃん
その後も、Tちゃんを見る人見る人、カタコトの日本語で
「寒くない?」
と話しかけてきます。
Tちゃんは、
「寒くない」
と震えながら答えていました。
寒いよね…
韓国の方々のバスが先に来て、
「さよなら~」
と去って行きました。
Tちゃんと私は、バスに向かって手を振っていました。
「Tちゃん、ちょっとした国際交流だったね」
と言うと、
何それ?
という顔をして、
「なんて言ってるか全然分からんかった」
と言ってました。
だよね~
それでも物怖じしない君に、ビッグな要素を感じるよ