ー続き キャストのその2です。。
- キャスト
3 酒田
3-1 加賀屋(八代家)
- 八代加代(やしろ かよ) 演 - 東てる美(8歳期:志喜屋文)
- おしんの二度目の奉公先である酒田の米問屋・加賀屋の長女。おしんとは同い年で、わがままで気が強く両親など周辺から甘やかされていた大店のお嬢様であり、奉公入り当初はおしんのことを気に入らずに嫌っていたが、ふとした喧嘩や命を助けてもらったことで改心してからは、実の姉妹のように仲良くなった。
- 青春期は画家になることに憧れて加賀屋を継ぐことを拒否。大正デモクラシーの風潮の中、『青鞜』を読み、社会主義に理想を抱き、偶然出会った農民運動家の高倉浩太に恋し、浩太を追うように加賀屋から出奔。東京でしばらく浩太と同棲していたが、浩太はすぐに加代の元を離れていった。
- 再会したおしんから妹の小夜の死を知り、酒田に帰郷する。あくまでも一時的な帰郷のつもりで、その後も浩太を思って家出しようとしたが、くにが倒れた事態と浩太から連絡がなかった(偶然、おしんは浩太と再会できたが、彼から口止めされていた)ために断念する。
- 帝大卒の政男と結婚してからは彼のやり方に不満を抱き、女一人で加賀屋を引っ張っていく。おしんが佐賀から家出してきて、くにの臨終を看取った後、事情を知った上で、酒田で加賀屋が保有していた空家をおしんに譲って、食堂兼飲み屋を開店させる。加代は夫も加賀屋もそっちのけで手伝ったため、結局おしんが店を閉める一因となる。
- だが、おしんが伊勢に移った後に、政男が手を出していた商品相場で多額の借金を抱えて自殺。加賀屋は破産、家族で東京に夜逃げするが、両親も相次いで死去。息子の希望を抱え娼妓に身を落としてしまう。
- 浩太や健の協力で上京したおしんと再会するが、娼館への借金の利子が増えて1000円にもなっており、仕事をやめられない状態だった。おしんと再会した夜、飲酒から成る胃病のため喀血し、血がのどに詰まり、昭和6年(1931年)窒息死。一人息子の希望はおしんが引き取り、遺骨はおしんが伊勢に建てた墓に両親とともに納められた[注 16]。
- 加代と浩太の関係を巡っておしんが結果的に二人の仲を裂いたことは、おしんの一生の後悔になった。
- 八代政男(やしろ まさお) 演 - 森篤夫
- 加代の夫。加賀屋の婿養子で八代希望の実父。東京帝国大学卒。
- 婿養子であることを引け目に感じ、また加代が自分を好きでもないことも察しており、外に出て女を作って子供を産ませるなど放蕩三昧の生活を送る。そのため、夫婦仲は悪化した。くにの死後、仲人を介して詫びを入れ、加賀屋に戻る。加賀屋に戻ってからは加代を立て、おしんの店を手伝うのも認めていた。
- 昭和恐慌で米問屋の経営、株取引などうまく行かず商品先物の取り引きでも失敗し、加賀屋の破産の責任を取り昭和5年(1930年)春に自殺した。
- 八代くに(やしろ くに) 演 - 長岡輝子
- 加代の祖母。加賀屋の「大奥様」。おしんの理解者。広い心で、幼いが向学心のあるおしんを見守る。
- おしんの奉公人としての働きぶりや簡単な読み書きができ、向学心があることを知って、信頼を置くようになり、加代と一緒に勉強を教え、帳簿の見方や花嫁修業としてお茶や生け花も身につけさせ、おしんがこれから生活していく術を教えてくれた大恩人でもある。
- 加代の家出の件では心を痛め、加代が帰郷直後に再度家出しようとした時に心臓病で倒れる。おしんが佐賀から家出して山形の実家に帰った頃は危篤に陥っており、駆けつけたおしんに加代のことを頼んだ翌朝、76年の生涯を閉じた。
- 八代みの(やしろ みの) 演 - 小林千登勢
- 加代の母。当初、おしんにも優しかったが、娘の加代と奉公人のおしんに対するくにの考えにズレが生じ一時冷たくなる。
- しかし、おしんが加代の命を助けたことで改心し、実の娘のように愛情を持って接するようになる。
- 加賀屋破産後、3か月入院した後、東京で死亡。上述の理由で加代は死目にあえなかった。
- 八代清太郎(やしろ せいたろう) 演 - 石田太郎
- 加代の父。母親であり加賀屋の経営を取り仕切っているくにには頭が下がる若干頼りない性格。
- しかし、娘の加代のことになると強気に。上記のみのと同じく途中からおしんを優しく接するようになる。
- 加賀屋破産後、心労がたたり東京で脳卒中で死亡する。
- 八代小夜(やしろ さよ) 演 - 大塚ちか子(0歳期:宮城望)
- おしんが子守をした加代の妹。加賀屋の次女。おしんが加賀屋を去った2年後に肺炎で亡くなる。
- 番頭 演 - 小野泰次郎 加賀屋の番頭。
- きく 演 - 吉宮君子
- 加賀屋の奉公人。おしんの少女編に登場する先輩。実家は漁師。後に結婚し、大正5年時点では既に加賀屋を辞めている。
- ウメ 演 - 佐藤仁美
- 加賀屋の奉公人。おしんの少女編に登場する先輩。実家は商人。10歳の頃から加賀屋に奉公している。後に結婚し、大正5年時点では既に加賀屋を辞めている。
- サク 演 - 今野博美 加賀屋の奉公人。おしんの青春編に登場する。
- タマ 演 - 井沢明子
- 加賀屋の奉公人。おしんの青春編に登場する。小学校に4年間通ってから加賀屋で働き始める。
- 小女 演 - 四宮明美、岸野芳子
- 加賀屋の女中。大正7年に加賀屋へ戻って来た加代をいぶかしみ、引き止めようとする。
- 若い衆 演 - 鈴木よしひろ、大森一 加賀屋で働く男たち。
- 若い衆 演 - 新井一典
- 加賀屋で働く男。関東大震災の発生直後、加代に頼まれ、おしんの無事を確かめるために東京に来る。
- 女中 演 - 中村綾子
- 加賀屋の奉公人。突然勝手口から入ってきたおしんに困惑する。
- 丁稚 演 - 斉藤高広
- 加賀屋の奉公人。飯屋「加賀屋」でおしんの手伝いをしていた加代を迎えに来るが、手伝わされれる羽目になる。
3-2 桜木家
- 桜木徳男(さくらぎ とくお) 演 - 津村隆
- おしんの元婚約者。酒田の成金桜木家の息子。
- 泥酔しておしんに抱き着き、おしんに池の中に突き飛ばされる。結果おしんは加賀屋の奉公を辞めることになる。
- 桜木(さくらぎ) 演 - 今西正男 桜木徳男の父。
- 桜木(さくらぎ)夫人 演 - 石井富子 桜木徳男の母。
3-3 その他の酒田の人々
- 男 演 - 八木秀司 行商人。おしんを加賀屋へと案内する。
- 琴の師匠 演 - 国重歌純 八代家を訪れ、琴の弾き方を加代に教えていた。
- 医者 演 - 岩城和男
- 明治41年、おしんに突き飛ばされて頭を打ちけがをした加代を診察する。
- 工夫 演 - コント21世紀
- 明治41年、加賀屋に電気を通すために電信柱を立てようとしていたが、うまくいかず途中で倒してしまう。おしんが倒れてくる電信柱から加代を庇って以降、みのや清太郎はおしんに対して実の娘のように愛情を持って接するようになる。
- 髪結い 演 - 大原穣子 明治42年の正月、おしんと加代の髪を結い上げる。
- 八田屋 演 - 山田博行 加賀屋の客。
- 刑事 演 - 依田進、前島良行
- 大正5年、浩太を追っていたが、彼がおしんと恋人同士のように寄り添い合って歩いているのを見ると疑いの目を向けずに通り過ぎる。
- 女主人 演 - 渡辺啓子
- 浩太が「安田」という偽名を使って宿泊していた宿屋の主人。現在は、旅館は既になくなってしまっていることが おしんと圭の会話から伺える。
- 郵便配達夫 演 - 江藤漠
- 浩太からの手紙を加賀屋のおしんのもとへ届ける。
- 女 演 - 中沢敦子 女丁持ちのふじの同僚。
- 出札係 演 - 市川勉
- 酒田駅の出札係。加代と若い男(浩太)が上野行きの切符を購入したことをおしんに話す。
- 客の婦人 演 - 鳥居みえ子、西川ひろみ、関悦子、池田有希
- 桜木家で開かれた「菖蒲を観る会」に出席していた町の有力者。
- 箱屋 演 - 坂本由英 大正9年の加賀屋の取引相手。
- 大工 演 - 上原秀雄 飯屋「加賀屋」の開店準備をする大工。
- 仲人 演 - 久遠利三
- 大正14年、おしんが飯屋「加賀屋」を開店した日に加賀屋にやって来て、加賀屋の面々と政男の仲を取り持つ。
- 男 演 - 加地健太郎
- おしんが港で路上販売していたおむすびを受け取った数日後、飯屋「加賀屋」に夕食を食べにくる。
- その後、再び飯屋「加賀屋」に来店。おしんにおだてられて寿司を数種類注文する。
- 客 演 - 宍戸久一郎
- おしんが港で路上販売していたおむすびを受け取った数日後、飯屋「加賀屋」に夕食を食べにくる。
- その後、再び飯屋「加賀屋」に来店。おしんが店の裏で浩太と再会した直後、注文した酒がまだ来ないことに怒る。
- 男 演 - 大阪憲、大屋隆俊、堀隆博
- おしんが港で路上販売していたおむすびを受け取った数日後、飯屋「加賀屋」に夕食を食べにくる。
- 男 演 - 榎木兵衛
- 安くて美味しいという噂を聞き、飯屋「加賀屋」にやって来る。
- 男 演 - 三重街恒三
- 飯屋「加賀屋」にやって来た酔客。酒を出すようおしんに要求し、1本15銭で飲む。
- 他の客 演 - 中村修
- 飯屋「加賀屋」の客。上記の酔客につられて自分も酒を注文する。
- 男 演 - 島村卓志、高橋雅男、原てい光、城玄太
- 飯屋「加賀屋」の馴染み客。店に現れた秀と鉄に料理を払い落とされ、驚く。
- 秀(ひで) / 鉄(てつ) 演 - 冷泉公裕 / 宮口二郎
- 顔役。おしんが飯屋「加賀屋」で酒を安く売っていることで他の飲み屋の客が減ったために、おしんを脅す。それでもひるむ様子のないおしんを見て、他の客の料理を払い落とすなど、店内で暴れ回るが、彼女が健受け売りの仁義を切る姿を見て感銘を受ける。
- 客 演 - 中村武巳、大川銀二、海原俊介
- 飯屋「加賀屋」の客。店を出た後、入れ違うように浩太が来店する。
- 郵便配達 演 - 西山渉
- 竜三からの手紙と為替を、飯屋「加賀屋」のおしんのもとへ配達する。
- 客 演 - 岡田正典、中島次雄、黒田伊玖磨、町田幸夫、後藤義明
- 飯屋「加賀屋」の客。店内で喧嘩を始めたが、止めに入ったおしんに気圧され、諦めて帰って行く。
3-4 銀山温泉の周辺の人々
- 女将 演 - 草村礼子
- 銀山温泉の宿の女将。ふじと会うためにはるばる歩いてやって来たおしんに戸惑いながらも対応し、帰り際にお菓子を渡す。
- 客 演 - 加藤正之 銀山温泉のふじの得意客。
- 酌婦 演 - 秋田ひで子、恩田恵美子 銀山温泉の酌婦。
- 運転手 演 - 西村淳二
- 昭和58年、回想の旅に出たおしんが銀山温泉へと向かったタクシーの運転手。また、おしんと圭が山形の実家の跡地へと行くのに付き添う。
- キミ 演 - 芝田陽子 昭和58年、回想の旅に出たおしんが宿泊した銀山温泉の宿の仲居。
4 東京の人々
4-1 髪結い「長谷川」
- りつ 演 - 名川忍
- 髪結い「長谷川」の奉公人。千葉の小作出身。はじめは、飛び込んできたおしんを厄介者と嫌っていたが、次第におしんを姉のように慕う。
- 洋髪主流の影響でほとんどの奉公人が辞めてしまった中、たかのために一人「長谷川」に残って奉公していた。
- 震災直後、田舎に戻り髪結いの店を持つ。
- 豊(とよ) 演 - 田中世津子
- 髪結い「長谷川」の姉さん株の梳き手。髪結い「長谷川」で働き始めたばかりのおしんに、髪結いの仕事の大変さを説く。大正10年時点では既に「長谷川」を辞めている。
- その 演 - 真野ゆうこ
- 髪結い「長谷川」の姉さん株の梳き手。大正10年時点では既に「長谷川」を辞めている。
- 袖(そで) 演 - 木瓜みらい
- 髪結い「長谷川」の梳き手。おしんが初めてたかと会った時にたかに付き添っていた人物であり、髪結い「長谷川」で働かせてほしいと頼むおしんに桂庵で別の職を探すよう言う。大正10年時点では既に「長谷川」を辞めている。
- けい 演 - 島村美妃
- 髪結い「長谷川」の梳き手。おしんとは同い年。大正6年の正月、おしんが1年も満たない内に梳き手になったことが納得できず、髪結い「長谷川」を辞めようとするが、豊に説得されて思いとどまる。大正10年時点では既に「長谷川」を辞めている。
- 夏(なつ) 演 - 富沢美智江
- 髪結い「長谷川」の梳き手。12歳の時から奉公しており、おしんとは同い年。大正6年の正月、おしんが1年も満たない内に梳き手になったことが納得できず、髪結い「長谷川」を辞めようとするが、豊に説得されて思いとどまる。大正10年時点では既に「長谷川」を辞めている。
- さと 演 - 赤井祐子
- 髪結い「長谷川」の奉公人。大正11年に働き始め、りつの後輩となる。
- 幸子(さちこ) 演 - 高橋昭朱
- 髪結い「長谷川」の奉公人。大正13年、夜の閉店間際にたかと会うために「長谷川」を訪れたおしんを客だと勘違いして追い返そうとする。
- 年子(としこ) / 仙子(せんこ) 演 - 磯辺真佐子 / 丹内由基子
- 髪結い「長谷川」の奉公人。
- 小女 演 - 木村千春 昭和25年時点での髪結い「長谷川」の奉公人。
4-2 カフェー「アテネ」
- 染子(そめこ) 演 - 日向明子
- 神田のカフェー「アテネ」の女給。おしんにとって最初の髪結い客で、最初結った髪が気に入らず怒って帰ってしまったが、店で好評だったため贔屓の客になる。
- 「アテネ」の客であった竜三に淡い恋心を抱き、字の書けるおしんに恋文の代筆を頼んだことが、おしんと竜三の結婚のきっかけとなった。
- 二人の結婚を認め、仲間たちと共に暖かく見守る。ある時、田倉商店の危機に一人豪遊して「アテネ」に訪れた竜三を叱ったこともあった。
- 震災直後、おしんとは離れ離れになってしまい、消息は不明。
- 波子(なみこ) 演 - 浦谷ひづる
- 神田のカフェー「アテネ」の女給たち。染子に影響されて、おしんの髪結いの常連客となる。
- おしんが髪結いとして独立し、徳造・カネ夫婦の家で暮らし始めた際には、裁縫道具、ヤカン、火鉢を譲る。
- 八重子(やえこ) 演 - 谷川みゆき
- 神田のカフェー「アテネ」の女給たち。染子に影響されて、おしんの髪結いの常連客となる。
- おしんが髪結いとして独立し、徳造・カネ夫婦の家で暮らし始めた際には、鍋、瀬戸物を譲る。
- 茂子(しげこ) 演 - 古館ゆき
- 神田のカフェー「アテネ」の女給たち。染子に影響されて、おしんの髪結いの常連客となる。
- おしんが髪結いとして独立し、徳造・カネ夫婦の家で暮らし始めた際には、ちゃぶ台、座布団、土瓶、湯飲みを譲る。
- 支配人 演 - 伊藤正博
- 神田のカフェー「アテネ」の支配人。出髪をするために「アテネ」に来たおしんを店内へと通す。
- 大正10年、おしんと竜三の結婚祝いを染子が開催した際には、客の少ない時間帯を見計らって「アテネ」の店内を貸し切りにする。
4-3 田倉商会
- 今村源右衛門(いまむら げんえもん) 演 - 今福将雄
- 田倉家(佐賀)の奉公人。12歳の頃から奉公している。竜三やおしんからは「源じい」と呼ばれる。田倉の本家で竜三の子守をしていた。竜三のお目付け役として一緒に上京し田倉商店の従業員として働く。 当初はおしんを貧しい小作人の娘ということで、田倉商店に転がり込んだおしんのことを快く思っていなかった。 だが家事全般はもちろん、読み書きやそろばん、お茶・生け花などが出来て気立ての良いところを知ると次第に彼女を認め、大五郎への手紙に竜三とおしんの結婚に太鼓判を押すほどになる。 田倉商会の工場落成の際は商会本店で雄の子守りをしていたが、関東大震災が発生すると本店の家屋が崩落。崩れてきた柱から雄を庇い、死亡した。
- 店員 演 - 佐藤了一、野上修 田倉商会の店員。
- 川辺梅子(かわべ うめこ) 演 - 大畑ゆかり
- ミシンの縫い子。山口ミサに紹介され、子供服店として再出発した田倉商会で働く。
- 阿部糸子(あべ いとこ) 演 - 中尾和子
- ミシンの縫い子。山口ミサに紹介され、子供服店として再出発した田倉商会で働く。
- 大正12年、ミシンを踏んでいる最中に指を怪我してしまい、竜三からはクビ同然で辞めさせられそうになったが、おしんに止められる。
- 敏子(としこ) 演 - 百瀬三那子
- ミシンの縫い子。かつて勤めていた店に竜三がたびたび訪れていたことから彼とは顔見知りであり、田倉商会の子供服が大野屋で売れるようになった後、竜三に誘われて田倉商会で働くことになる。
- 弓枝(ゆみえ) / 勝子(かつこ) / 久代(ひさよ) 演 - 西沢正代 / 野沢由香里 / 大越章子
- ミシンの縫い子。敏子と共に田倉商会で働き始める。
ーーー※➌に続く 3万字制限
ーーー 初版20221023
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(画像・1) いつも背負っている子が重そうな大っきな子だったなぁ… /ドラマねたばれ
(画像・2) この子も、、 /NHK
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