歌うサラリーマン(ボイストレーニング)

歌は、楽しいもの。うまく歌えたらもっと楽しい。そんなちょっとしたお手伝いのページ。(完全に「今日の街ネタ」化してるけど)

発想の原点は、一見無関係のところにあるものだ、と実感した話

2004年12月09日 11時06分53秒 | Weblog
Google、Microsoft、そしてYahoo!が、デジタル映像の検索市場で熾烈なバトルを繰り広げているらしい。Microsoftはケーブルテレビの双方向通信内の特定映像ファイル検索、Yahoo!がネット上の映像検索、Googleはテレビ局が保有する膨大な量のビデオクリップ検索、ということだが、まあ、ネットで実現させたことを、他の媒体でも実現させようという意図では同じことである。

で、これはこれで「すごいなー」と思ったのだが、ふと現在の映像事情について考えてみた。CGという技術があるが、えらく進歩したもので、下手すると実写と間違えてしまいそうなものもある。動きもスムーズだ。仕組みは、最初からどんな動きにも対応するキャラクターを設定しておき、そいつに「右足を前に出せ」という指令を出せば、そいつが右足を前に出す。人間の動きをキャプチャーしているので、いちいちかつてのアニメーションのように、少しずつ動いていく様子をコマごとに撮影してそいつをパラパラ漫画の仕組みで「動いているように」見せる必要はない。

ならば。

無理に実写をネットに流さなくても、例えば全てのパソコンに最初からこの「キャラクター=操り人形」を放り込んでおき、動作の指示だけをネットで流せば、ネットワークにかかる負荷は革命的に減らせるはずだ。画質も当然きれい。

でも、やだ。

なぜか?

だって、つまんない。FOMAの「キャラ電」が、実はこれに該当するのだが、これが成り立つ要素としては、電話は双方向通信であり、動いているキャラクターが”相手の意図を補足する”ためのものである、ということが挙げられるだろう。結局のところ、本人以外のまがい物が動いているだけの一方通行の映像では現実味がないのだろう。

でも、あったらあったで、面白いと思う。例えばあるドラマで、一番最初に登場人物全ての「キャラクターの素」をダウンロードし、それから各話のストーリーをストリーミング的にダウンロードする。これで、飛躍的に負荷の少ないドラマの出来上がり。しかも、自分だけのビューポイントを設定すれば、主役以外の視点でドラマを楽しむこともできるかもしれない。

あれ?意外と面白そうだ。考えてみたら、CGだけの映画があるくらいだから、これでもいいな。CG自体を「本人」にしてしまえばいいのか。特許取れるかも(笑)