本年度は夏が終わると急激に寒くなり、秋を堪能する事が出来ない様な季節でした。我が家ではせわしなく冬支度をした次第です。
しかしながらこの寒波、わるい事だけではありません。当方が所有している”スターリングエンジン”なる物にとっては、うってつけの時期なのです。
スターリングエンジンが稼働する原理は、「温度差」がある事です。例えば、手のひらの上で稼働させようとした場合、手のひらと大気温との温度差があれば稼働しようとします。加えて、この温度差が大きければ大きい程、良く稼働します。
人の手の体温はほぼ36度台です。しかしながら、大気温は季節によって変わります。つまり、大気温の低い冬にこそ、スターリングエンジンが良く稼働するという事になります。
今回は、4年前に作成したスターリングエンジンを久しぶりに稼働させてみました。
The Stirling Engine`s season has arrived.#stirlingengine #kontax #Engineering pic.twitter.com/IdV6tn9obj
— haru san (@Strings440) November 18, 2023
体温が本体に伝わり、徐々にホイールの回転が上がっていきます。
こうなれば人って欲が出るもので、もっと寒い日に、更なる高回転を目指したいと思うものです。
まだ12月の半ば、本格的な寒さはこれからなので、厳冬期の到来をスターリングエンジンと共に楽しみに待ちたいと思います。
最後にこのスターリングエンジン、夏も問題無く回りますが、その季節ですとどちらかというとインテリアに適しています。
イギリス製のスターリングエンジン KS90Rと、チェコ製バイオリン Josef Skalský.