【山 名】朝日岳 2418.3m (富山県)
【日 程】平成30年9月26日(水)~28日(土)
【同 行】田
【行 程】行程はこちら
夜中に音を立てて降っていた雨も止み、外に出れば月と星が見えた
朝日小屋の朝食は午前5時、白鳥小屋まで行くため早出を決め
朝食をとらず日の出前の午前5時に出発した
昨晩朝日小屋に宿泊した14人の内、栂海新道に向かうのは
昨日北又小屋までタクシーで同時刻に到着した8人と
蓮華温泉から登って来たカップルの合計10人
蓮華温泉からのカップルは午前4時ごろ出発
昨日一緒に登って来た静岡の山岳会の2人と女性4人組は朝食後の出発
(この後静岡2人組とはかなり絡むので、女性を疾風姫、男性をSさんと呼ぶ)
1時間程歩き朝日岳山頂(2418.3m5:40)に到着
雲の間から朝日が昇って来た
日が昇り、朝日が辺りを照らすと素晴らしい草紅葉
未だ雪が残っているところは万年雪だろうか
下に見える鞍部が蓮華温泉と栂海新道への分岐
栂海新道の終点千代の吹上だ
千代の吹上(6:10)
八兵衛平 長栂山附近の木道
照葉池 後ろは白馬方面か
先を見れば、また湿原が見える
あの湿原を超え左の尾根筋を先へ進むのが今日の行程
アヤメ平
朝食後20分程遅れて出た疾風姫に照葉池付近で追い抜かれた
アヤメ平でSさんを待っていた
朝日岳方面を振り返る
それにしても素晴らしい景色、つくづく良い時季に来た
アヤメ平で先行していた蓮華温泉からのカップルを抜いた
先には又、湿原が見える
黒岩平だろうか、湿原から湿原をつなぐこのルート
本当に素敵ですっかり栂海新道に魅了されてしまった
黒岩平手前の池塘
黒岩平(8:30)
オヤマリンドウ(御山竜胆 リンドウ科)
チングルマ(稚児車 バラ科)
イワショウブ(岩菖蒲 チシマゼキショウ科)
黒岩山から黒岩平・朝日岳方面を振り返る
黒岩山(1623.6m 8:40)
ここから先の尾根道は日陰の無い道
猛暑だったこの夏にここを通るのは大変だったろう
文子ノ池
倒れた看板を起こそうとしたがびくともしない
反対側からも字が読めるので、まあいいか
アキノキリンソウ(秋麒麟草 キク科)
ミヤマママコナ(深山飯子菜 ゴマノハグサ科)
サワガニ山(1612.3m 9:50)
出発して5時間、ここでも疾風姫は先に着いて待っていた
サワガニ山から犬ケ岳への稜線
標高を下げると明るいブナ林
ブナの黄葉も美しい
栂海山荘手前の北俣ノ水場
地図には往復10分と書いてあるがもう少しかかった
ここで3リットルの水を汲むと荷物は一気に重くなった
水を汲んでいる間に遅れていたSさんは先で休んでいた
犬ケ岳
犬ケ岳山頂(1593m 11:20)
左下に赤い栂海山荘が見える
栂海新道を拓いた小野健さんの碑
栂海山荘(11:30)
朝日小屋の女将は
「朝日小屋から白鳥小屋まで1日で行けるのは10人に一人
栂海山荘に12時までに着いて、気力体力があれば白鳥小屋まで行ける」
と言っていた
11時半に着いたが、気力体力はイマイチ
疾風姫はここでも先着しモグモグタイム
Sさんはかなり疲れている様だったが
明日は雨の予報、少しでも先へと皆で白鳥小屋へ向かうことに
ここで4人はすっかり同行の仲間となった気がした
マツムシソウ(松虫草 マツムシソウ科)
ヤマハハコ(山母子 キク科)
黄連の水場(12:50)
地図には夏は枯れるとあったが豊富に湧いていた
休憩場所では常に疾風姫は10分程先に着いている
菊石山への道も素敵なブナ林
菊石山(1209.8m 13:20) アンモナイトの化石などが付近で発見されたらしい
下駒ケ岳(1241m 14:00)
白鳥小屋(15:20)
朝日小屋を出発して10時間半、何とか10人の内の一人になれた
白鳥小屋手前には小ピークが幾つかあり着きそうで着かない上り下りに
最後はすっかり腑抜けの様な歩きになってしまった
やっと小屋が見えたと安心すると
2階から疾風姫が
「お疲れさん、寝場所の整理はできてます。Sさんは未だ」との声
こちらはやっと着いて
「膝の痛みに耐えてよく頑張った。感動した。」
「自分で自分を褒めたい」
到着の感激に様々な言葉が浮かぶばかりだった
白鳥小屋の1階
結局、本日ここに宿泊したのは、疾風姫・Sさんと我々2人の計4人
蓮華温泉からのカップルはここまで来ることが出来なかった
晩のツマミに連れが持参したチーズフォンデュを4人で食べ
山談義に花咲かせて楽しいひと時を過ごし
2階で広々と寝ることが出来た
朝日小屋名物「マスの押寿司」
ネタが少し冷凍焼けしたので1ケ250円のところ200円にディスカウント
マスとクルミの2つを朝食にした
蓮華温泉から来たカップルは白鳥小屋まで来られなかった
天候に恵まれ素晴らしい景色ですっかり栂海新道ファンになってしまった
しかしかなりキツイコースで、もう来られないかもしれない
そう思うと余計に美しい景色が脳裏に残った
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