上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

花の山 金山

2009年07月13日 | 山2009
火打山と雨飾山の百名山に挟まれた位置にある花の百名山 金山に行ってきました

【山 名】金山(天狗原山2197m・金山2245m:長野県)
【日 程】平成21年7月12日
【同 行】多
【天 候】曇り/雨
【ルート】自宅3:10==下仁田IC 4:00==長野IC==6:30登山口P6:45----9:50天狗原山----10:35金山11:00----13:40P
水平離 11.2km 高低差 +-1500 m 行動時間 7:00 
【地 図】地図
【天気図】天気図 
【温 泉】小谷温泉 山田旅館 500円(文化財の建物、自噴かけ流し *お勧めです)
          ナトリウム・炭酸水素塩泉 44.8℃ PH:6.8 自然湧出   

 

 自宅を3時に出発し駐車場に着いたのが6:30
 登山口近くの駐車スペースには既に5台ほど止めてあり少し手前に車を止めた
 
 


 笹ヶ峰への林道は金山への登山口までで通行止め
 奥には7月下旬にならないと通れないらしい

 


 登山道は最近刈り払ったらしく整備されている

 

 
 湿地には巨大化したミズバショウに混じって
 オタカラコウを発見
 早くも高山植物の花畑への期待がふくらむ

 


 最近まで雪が残っていた小渓には未だミズバショウが咲き残っている

 


 キヌガサソウの群落もあちこちに現れる
 
 

 
 日陰で湿った歩道沿いには


 
 ヒロハユキザサ

    
    モミジカラマツ

 
 ヤグルマソウ

 
 サンカヨウ

 
 シラネアオイ

 などがそれぞれ遠慮がちに咲いて居た

 ぬかるんだ歩道を抜け急斜面に出ると
 北アルプス北部 白馬方面がよく見えた

 


 少し乾いた尾根筋では植層も変わって来る
 尾瀬では岩質の地形に見られるイブキジャコウソウが
 粘土質の歩道沿いに咲いて居る様子には
 少しばかり違和感を覚えたが
 次々に現れる花々に足は止まり気味
 

 
 イブキジャコウソウ 

 
 タカネグンナイフウロ

 
 コオニユリ

 
 シナノナデシコ

 
 ギョウジャニンニク

 
 ニッコウキスゲ

 
 スノキ(オオバスノキ)

 
 タイツリオウギ

 
 
 天狗原山が前方に見えるころ
 シナノキンバイの鮮やかな黄色が目に入った
 いよいよお花畑が始まる様だ

 


 天狗原山山頂付近は期待に違わず
 チングルマやシナノキンバイの大群落

 
 奥は火打・妙高



 
 笹ヶ峰貯水池


 可愛い石仏が無ければ通り過ぎてしまいそうなところが
 天狗原山の山頂
 最盛期には石仏が花に覆われるようだ

 


 雲行きが怪しくなってきたのでお花畑に別れを告げ
 写真撮影もそこそこに金山に向かう

 

 
 途中の「神ノ田圃」と言われるところでは
 ハクサンコザクラの群落が見事である

 


 

 
 
 オオバキスミレ(ミヤマキスミレ)

 
 アオノツガザクラ

 
 アカモノ(イワハゼ)

 
 ミヤマキンポウゲ


 今でも残る雪渓の下部はかなり急勾配で
 先行のグループはアイゼンを付けて渡った様だ

 

 
 急斜面の下にはニッコウキスゲの群落が花盛りであるが
 余りの急斜面で近寄れない
 
 


 金山山頂からは東の焼山方面はよく見えるが
 西の雨飾方面は全く見えない

 

 
 
 焼山
  
 
 焼山は以前は登山禁止であったが
 今は登れるようで登山道もボランティアの刈り払いにより
 整備されているそうだ
 次は高谷池ヒュッテにでも泊まり火打まで縦走してみたい


 山頂で昼食を採っていると天気予報どおり雨が降ってきた
 
 ぬかるみに足を取られ
 こけつまろびつ一目散に下山した


 雨に濡れるゴゼンタチバナ
 腐りかけた根株に生える姿がオブジェの様で印象的だった


     




 


 
 帰りに寄った温泉は 小谷温泉山田旅館
 通り道から見るとたいしたことはない様だが
 木造3階建ての本館などは文化財に指定されている
百名山の深田久弥も宿泊したそうです


 


 明治時代ドイツで開かれた温泉博覧会で
 日本を代表する四大温泉(別府・登別・草津・小谷)
 の一つとして内務省が選出したそうだ

 


 風呂から上がると先程までの雨が嘘のようにあがっていた 
 


 金山には丁度5年前の7月12日に訪れた
 そのときと比べ残っている雪は格段に少ない
 やはり温暖化の影響なのだろうか
 子供のころ今は間氷期でこれから氷河期が訪れると聞いたのだが 
 
 気に入って頂けたら ボタンを押して下さい



 


最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
花の山とは聞いておりましたが (俄歩人)
2009-07-13 23:05:49
 頚城の花の山、この金山は雨飾山とセットで登りたいと思っていた山です。
腰痛もなんのその noyamaさんは健脚ですね。
 それに小谷温泉、山田旅館の滝のように流れ落ちる掛け流しの湯もお薦めですよね。
 
 キヌガサソウやハクサンコザクラ、皆活き活きとしています。
返信する
すてきな山ですね (mimi)
2009-07-13 23:37:16
お花の種類 すごいですね~
すてきな山ですね。行ってみたい山が増えました。
しかもかけ流し温泉 これもひかれます!
返信する
これを見たかった (みい)
2009-07-14 17:40:01
うわ~!昨年、こんな風景を期待した
行ったのですが・・・(--:)
代わりに見せて下さいました~!って
感じです

まだまだ楽しめそうですね~^-^

さら~っと書いてはるけど、結構、ぬかるんだ
嫌な道なかったですか~?

今年は、まだコザクラに出会ってないなぁ~0--0

ヒマラヤで見たけど。。。
返信する
俄歩人 様 (noyama)
2009-07-14 19:54:38
 今晩は
 頸城の山域は魅力的ですね
 熱湯温泉にも行ってみたかったのですが
 次回の楽しみとしました
 腰痛は筋力の減退が関係するのでしょうか?
 腹筋と背筋を鍛えようと思うのですが、晩酌すると面倒になって未だ実行できず、バンテリンと膏薬に頼っております
返信する
mimi 様 (noyama)
2009-07-14 19:56:28
 今晩は
 金山は素敵なところです
 妙高、火打、金山、雨飾と縦走できればもっといいかもしれません
返信する
みいさん (noyama)
2009-07-14 20:03:15
 今晩は
 みいさんも昨年 同じ日に登ったようですね
 ほんと ドロドロの道で膝から下は泥だらけになってしまいました
 連れは山田旅館に入る前にはき替えたのですが、自分はそのまま旅館に上がったので女中さんに上から下までマジマジと見られてしまいました
 
返信する
いい山ですね。 (keykun)
2009-07-15 07:18:02
花がなんと多いことでしょうか。
さすが花の百名山・・・見とれてしまいました。
たくさんの花・・・立ち止まることが多いですよね。
これだけの花が咲く「金山」・・・記憶にとどめておきます。

小谷温泉ずっと昔に泊まったことがあります。
その頃はまだ山に目覚めていなかったので雨飾山も金山も知りませんでした。
今思えば惜しいことをしました。
返信する
金山 (ひろ)
2009-07-15 10:54:37
は登りたい山でーす!
お花がいっぱいですもんね!

この時期はまだ林道って開通してないんですねー...ψ(。。)メモメモ...

ハクサンコザクラ、見たいなぁ。
平標ではもう終わってたから





返信する
keykun様 (noyama)
2009-07-15 23:27:10
 今晩は コメントありがとうございます

 金山は距離さえ近ければ
 工程も手ごろで花の種類も多く
 何度行っても良い山です
 欠点は泥濘が多いことでしょうか
 
 そして近くの温泉もおもむきのあるところがたくさんあるようです
返信する
ひろ 様 (noyama)
2009-07-15 23:29:44
 今晩は
 金山 花の種類は多いのですが
 それぞれの量はそれほどでもありません
 しかしハクサンコザクラとキヌガサソウの群落は見事でした
 林道が通れれば妙高のほうから来るのも良いかもしれません
返信する

コメントを投稿