【山 名】吾妻山 人形石(最高到達点)1955 m(山形県)
【日 程】平成21年3月15日(日)
【同 行】若・多・岩
【天 候】晴/曇 天気図
【ルート】 宿(白布温泉)7:40==ロープウェイ8:00==リフト3本==9:15ゲレンデトップ(1830m)9:30--9:50人形石(1955m)--11:05明月荘(1840m)--12:10砂盛山--13:40大沢駅(470m)
【行 程】 水平距離 17.0km 高低差 +360 m -1710m 行動時間 5:40
【温 泉】 温泉名: 飯坂温泉 新飯坂館 300円
泉質等:弱アルカリ単純泉 PH:8.4 58.5℃
加水・掛け流し
評 価:3.5 (古びた浴槽はイマイチだが入浴料金は安い、何時までも入っていたくなる泉質)
【地 図】 地図はこちら
少し遠出となった今回は大沢駅に車をデポし白布温泉に前泊した。 前橋を8時15分発 佐野インター経由で白布温泉に、途中の安達太良サービスエリアで昼食に食べた「ジャンボ固焼きそば」は年度末の宴会続きで太り気味の腹を更に前に出すことになった。
安達太良SA(下り) 限定10食880円
14時に旅館に着きスキー道具を置いて大沢駅に向かう。 奥羽本線は勾配がきついため引き込み線に設けられたプラットホームへスイッチバックで停車していたらしい。そのため旧プラットホームから本来のプラットホームまでは距離がある。
降りしきる雪、明日はここまで来られるのだろうかと一抹の不安を覚えながらも、案内図の現在地に車をデポ
先に見える屋根の更に奥に駅がある
薄暗い無人駅
線路は新幹線用に幅広い広軌 JR在来線は狭軌だからここの在来線は車台を替えたのだろうか?
16:32発の米沢行きに乗り込む 料金は230円。1日6本しか無い2両編成の車内でも乗客はまばら、軌道を同じにする新幹線は待ち時間に2本も通過した。
米沢駅には16:44着 白布温泉行きのバス17:40まで1時間ほど待つ。温泉には18:18着料金は920円。真っ暗な夜道を抜けると薄明かりの中に宿が見え、湿った雪が降り続いていた。
宿 不動閣は本因坊戦や名人戦が行われるほどの由緒正しき旅館のようだがリフト券付き14000円は安かった
米沢牛や鯉料理が付いた夕食も豪華でとても食べきれなかったのだが職場の同僚に頂いた自家製イワナ・ヤマメの燻製をつまみに部屋で更に飲み直した。 スモークの香りが良く丁度良い塩加減、自家製のコケモモ酒と共に山の幸を堪能。温泉と美味しい酒・肴、優雅な週末である。 外を見れば相変わらず大粒の雪が勢いよく降り続いており、明日の天候回復を願いながら就寝する。
朝 外は小雪、昨日の雪を考えると厳しい行程になる予感がしたが、朝食を済ませ宿を出る頃には急速に天候が回復してきた。 好天にロープウェイも定刻に出発したが、第2・3リフトは除雪作業のためしばらく待つことになった。一昨日は雨だったそうで昨日1日で4~50cm程積もった様だ。 準備運動兼ねてゲレンデで滑降練習して運行開始を待つことにした。
30分程待ちようやく運行開始、ゲレンデトップに立つと我々含め山スキー3組と1組の山登者が準備を始めた。
ラッセルを嫌いお互いそれとなく他の組の出発を待つが、なかなか出発しないので仕方なく先行して歩き始める。最初からキツイ登りである。
雪質も重く、先行きが思いやられるが樹林帯を抜けると表面がクラストしており心配していたラッセルは要らず、緩やかな斜面でスキーアイゼンも不要のようである。
風が当たるところは表面が凍り、日影や鞍部は重い雪で滑走には不向きなコンディション。今日の行程を考えると余り無理は出来ないので中大巓を迂回し人形石に向かう。
人形石
頭の上を覆っていた暗雲が勢いよく移動すると 青空の下に東大巓までのなだらかな尾根が広がってみえる。
ここからは下りになるが明月荘までは上り下りが繰り返されるのでシールを付けたまま先に進むことにするが滑りはぎこちない。振り返って見るが後続は居ない、前にも後ろにも誰もいない静寂の大空間に感激だ。
ここまで全くなかったトレースを弥兵衛平付近で発見。滑った後が盛り上がっている不思議なトレースだ。滑ったところは融けて凍り、柔らかい雪は風で飛ばされたのだろうか?
弥兵衛平の中間点、ここで始めてツアーコースを案内する標識に出会う
東大巓を右に見ながら明月荘方面に向かう
静かな大空間がウンザリする平坦に思える頃、前方に明月荘が見えてきた。
明月荘の先で一休みをしシールを外す。いよいよ、ここから延長12km高低差1300mの大沢下りに入る。
樹林帯にはいるとコースを誤りそうになるが、明月荘へのルートを示す案内看板が所々にあり心強い。
立岩付近は崖になっており緩やかな斜面を探しながらクリアした
ここからは林道上のコース。数台のスノーモービルが走り去っていったばかりの軌跡を追うことになる。
過ぎゆく樹木に花のようなものが見えるので止まって観察すると 木の実(ハンノキ?)に氷が付いているものだった
芽吹いては居ないが青空に映える白樺の木には春を感じる
牧場に出るとツアーも終盤、牧場内はスノーモービルが我が物顔に走り回ったようだ
所々 雪が融けた林道の雪を拾う様になると大沢駅への分岐
分岐には小さな標識がある
旧プラットホームの引き込み線跡に出れば長い滑走も終わりだ
いつの間にか昨日デポした車に着いてしまった。隣には水戸ナンバーの車が1台止まっていた。
長い下りに運動不足&太りすぎの体が相当まいってしまったが、心配していた天候にも恵まれ満足な山行だった。
ゲレンデをスタートしてから最後まで誰にも会わない3人だけの大満足のスキーツアー、福島県の飯坂温泉に寄り帰路についた。
WBCもあり寝不足と疲労が重なり、明日からの仕事が心配です
気に入って頂けたら ボタンを押して下さい
【日 程】平成21年3月15日(日)
【同 行】若・多・岩
【天 候】晴/曇 天気図
【ルート】 宿(白布温泉)7:40==ロープウェイ8:00==リフト3本==9:15ゲレンデトップ(1830m)9:30--9:50人形石(1955m)--11:05明月荘(1840m)--12:10砂盛山--13:40大沢駅(470m)
【行 程】 水平距離 17.0km 高低差 +360 m -1710m 行動時間 5:40
【温 泉】 温泉名: 飯坂温泉 新飯坂館 300円
泉質等:弱アルカリ単純泉 PH:8.4 58.5℃
加水・掛け流し
評 価:3.5 (古びた浴槽はイマイチだが入浴料金は安い、何時までも入っていたくなる泉質)
【地 図】 地図はこちら
少し遠出となった今回は大沢駅に車をデポし白布温泉に前泊した。 前橋を8時15分発 佐野インター経由で白布温泉に、途中の安達太良サービスエリアで昼食に食べた「ジャンボ固焼きそば」は年度末の宴会続きで太り気味の腹を更に前に出すことになった。
安達太良SA(下り) 限定10食880円
14時に旅館に着きスキー道具を置いて大沢駅に向かう。 奥羽本線は勾配がきついため引き込み線に設けられたプラットホームへスイッチバックで停車していたらしい。そのため旧プラットホームから本来のプラットホームまでは距離がある。
降りしきる雪、明日はここまで来られるのだろうかと一抹の不安を覚えながらも、案内図の現在地に車をデポ
先に見える屋根の更に奥に駅がある
薄暗い無人駅
線路は新幹線用に幅広い広軌 JR在来線は狭軌だからここの在来線は車台を替えたのだろうか?
16:32発の米沢行きに乗り込む 料金は230円。1日6本しか無い2両編成の車内でも乗客はまばら、軌道を同じにする新幹線は待ち時間に2本も通過した。
米沢駅には16:44着 白布温泉行きのバス17:40まで1時間ほど待つ。温泉には18:18着料金は920円。真っ暗な夜道を抜けると薄明かりの中に宿が見え、湿った雪が降り続いていた。
宿 不動閣は本因坊戦や名人戦が行われるほどの由緒正しき旅館のようだがリフト券付き14000円は安かった
米沢牛や鯉料理が付いた夕食も豪華でとても食べきれなかったのだが職場の同僚に頂いた自家製イワナ・ヤマメの燻製をつまみに部屋で更に飲み直した。 スモークの香りが良く丁度良い塩加減、自家製のコケモモ酒と共に山の幸を堪能。温泉と美味しい酒・肴、優雅な週末である。 外を見れば相変わらず大粒の雪が勢いよく降り続いており、明日の天候回復を願いながら就寝する。
朝 外は小雪、昨日の雪を考えると厳しい行程になる予感がしたが、朝食を済ませ宿を出る頃には急速に天候が回復してきた。 好天にロープウェイも定刻に出発したが、第2・3リフトは除雪作業のためしばらく待つことになった。一昨日は雨だったそうで昨日1日で4~50cm程積もった様だ。 準備運動兼ねてゲレンデで滑降練習して運行開始を待つことにした。
30分程待ちようやく運行開始、ゲレンデトップに立つと我々含め山スキー3組と1組の山登者が準備を始めた。
ラッセルを嫌いお互いそれとなく他の組の出発を待つが、なかなか出発しないので仕方なく先行して歩き始める。最初からキツイ登りである。
雪質も重く、先行きが思いやられるが樹林帯を抜けると表面がクラストしており心配していたラッセルは要らず、緩やかな斜面でスキーアイゼンも不要のようである。
風が当たるところは表面が凍り、日影や鞍部は重い雪で滑走には不向きなコンディション。今日の行程を考えると余り無理は出来ないので中大巓を迂回し人形石に向かう。
人形石
頭の上を覆っていた暗雲が勢いよく移動すると 青空の下に東大巓までのなだらかな尾根が広がってみえる。
ここからは下りになるが明月荘までは上り下りが繰り返されるのでシールを付けたまま先に進むことにするが滑りはぎこちない。振り返って見るが後続は居ない、前にも後ろにも誰もいない静寂の大空間に感激だ。
ここまで全くなかったトレースを弥兵衛平付近で発見。滑った後が盛り上がっている不思議なトレースだ。滑ったところは融けて凍り、柔らかい雪は風で飛ばされたのだろうか?
弥兵衛平の中間点、ここで始めてツアーコースを案内する標識に出会う
東大巓を右に見ながら明月荘方面に向かう
静かな大空間がウンザリする平坦に思える頃、前方に明月荘が見えてきた。
明月荘の先で一休みをしシールを外す。いよいよ、ここから延長12km高低差1300mの大沢下りに入る。
樹林帯にはいるとコースを誤りそうになるが、明月荘へのルートを示す案内看板が所々にあり心強い。
立岩付近は崖になっており緩やかな斜面を探しながらクリアした
ここからは林道上のコース。数台のスノーモービルが走り去っていったばかりの軌跡を追うことになる。
過ぎゆく樹木に花のようなものが見えるので止まって観察すると 木の実(ハンノキ?)に氷が付いているものだった
芽吹いては居ないが青空に映える白樺の木には春を感じる
牧場に出るとツアーも終盤、牧場内はスノーモービルが我が物顔に走り回ったようだ
所々 雪が融けた林道の雪を拾う様になると大沢駅への分岐
分岐には小さな標識がある
旧プラットホームの引き込み線跡に出れば長い滑走も終わりだ
いつの間にか昨日デポした車に着いてしまった。隣には水戸ナンバーの車が1台止まっていた。
長い下りに運動不足&太りすぎの体が相当まいってしまったが、心配していた天候にも恵まれ満足な山行だった。
ゲレンデをスタートしてから最後まで誰にも会わない3人だけの大満足のスキーツアー、福島県の飯坂温泉に寄り帰路についた。
WBCもあり寝不足と疲労が重なり、明日からの仕事が心配です
気に入って頂けたら ボタンを押して下さい
ワクワクしながら読ませていただきました素敵な凡人さん有難うございました
ハンドルネーム何故かなつかし感じがします
転勤になり少しばかり忙しくなったので
最近山に出かけていませんが4月には活動再開します またお立ち寄り下さい
また 群馬にもお出かけ下さい
来週、大沢下りを予定しています。
大変参考になりました。
もう4月ですから雪は少なめと思います。
吾妻連峰一帯は良いツアーコースがたくさんあります
お気をつけて行ってきてください