11/03(金)文化の日、思わぬ吉報をいただきました。朝食前でしたが、急いで身支度をして急行しました。
現地には、諫早ICを下りてから57号線に入るといつもよりも大渋滞、目指す干拓地でも、2014年11月以来3年振りで記憶が定かでなく、気ばかりあせって迷ってしまい、結局11時近くになってしまいました。
なんとかポイントに着くと、かなり遠くの田んぼにうずくまっているのが見られました。カラスの群れがちょっかいを出しますが動く気配はありません。伺うとしばらくは飛ばない(一説には4時間とも)とのこと。遠くでしたので、カメラをテレコン代わりのD500に交換しました。カメラの設定を確認しているとからすの数が増えて、さすがに耐えきれなくなったのか、堤防の方にカラスの大群に追われて飛んで行ってしまいました。しばらく様子を見ていましたが、皆さん、移動されましたので、小生もついていきました。(この場所の移動は一種の賭けで、留まったのが結果的に良いことも多々あります。)此処でもすぐに少し移動したようで見ることができません。
やや諦めかけていた12時過ぎになって、堤防の開けた所に降りてくれました。此処ではちょっかいを出すカラスも少なく、わりとまったりとしていました。座り込んで時折首を左右に降る仕草をして周りを警戒しているようでした。
この個体は幼鳥のようで、名前の禿はなく頭は真っ黒でしたが、顔は精悍で見ごたえがありました。
羽ばたきなども期待しましたが、少し羽を動かしただけで、最初の場所から轍の窪みに移動したため足も見られませんでした。しばらく撮影していましたが、、なんと軽自動車がやって来て通過しようとしています。小生は同じような座り込んだシーンを撮りましたので、飛ばして呉れるのはむしろ歓迎でしたが、それにしても、大勢のカメラマンが撮影しているところを通り抜けるのはかなりの心臓のお方と感心しました。
予想どおり飛ばしてくれましたが、後ろ向きで写真は全部だめでした。
クロハゲワシ(黒禿鷲、学名:Aegypius monachus、英名:cinereous vulture、科属:タカ科クロハゲワシ属、体長:L100-110cm、W250-295cm、時期:迷鳥)
【分布・生息環境】迷鳥として北海道、南千島、本州、佐渡、四国、九州、対馬、先島諸島で記録がある。海岸、河川、農耕地、牧草地など開けた環境に生息する。本来は動物の屍肉などを食する。
【特徴】日本産ワシタカ類で最大。雌雄同色。成鳥は全身黒褐色で、頭頂から後頸にかけて淡褐色で皮膚が露出し、一部は細かい羽毛がある。嘴は黒く、蠟膜と足は青灰色。
虹彩は成鳥も幼鳥もともに暗色。幼鳥は成鳥よりも、より全身が黒く、顔から耳羽、喉は黒褐色。頭頂から後頸、頸の基部に黒褐色の襟巻状に羽毛がある。眼の上と側頸はピンク色味がある肌が露出している。嘴は黒く、蠟膜、足は肉色みのある褐色。
飛翔時、成鳥は頭が白く見え、幼羽では頭が黒く見える。翼は幅のある長方形に見え、尾は短めの円尾。
【類似種との識別】本種は非常に大型で頭部に裸出部があり、頸にも襟巻状の羽毛が発達していることなどから、日本産のワシタカ類で混同する種はいない。
(真木広造 『日本の野鳥650』、平凡社、2014年 387頁)
撮影機材:カメラ:Nikon D500
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR+Ai AF-S Teleconverter TC-14E II
撮影日時:2017年11月03日12:29~
撮影場所:長崎県諫早市
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
クロハゲワシ(長崎県諫早市)
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