自民党の裏金問題から再燃した政治資金の規制について国会で議論しているそうだが、そもそもそのような規制がぬるま湯であったこと、そしてそれが機能していないということはあきらか。政治にお金がかかるといって憚らない政治家がいるわけだし、お金がなければ政治家に成れないというなら無駄な議論にしか思えない。清廉潔白を標榜する政治家でさえ政治資金は必要なわけだし、まさか国会がその監視機関となっているのだろうか?
政治資金の額にてっぺんを設けようとしているようにようだが、政治にお金が必要というなら無駄な努力、徒労に終わりそうなんだが、・・・
というか煩わしい規制をかけてもいずれは破綻するものだ。面倒な事務手続きやらお金の流れを事細かく管理することは最初は機能するだろうが、今この議論をしている政治家も年を取れば引退するし、新人が台頭してくればなし崩しになることさえありうる。人間の作った複雑な制度など複雑になるほど破綻するものだ。
しかも民主主義なのであるから、政治家の金集めを議論することには違和感がある。規制しようとする立場の人たちには社会主義というより左翼傾向のある方々、日本では左翼には潤沢な資金は集まらない。
要は、政治に関与しない第三者の資金監視機関をつくる。政治力学の入らない組織を作ってもらい、違反者を告発できるできるようにし、このような問題は司法の場で決着する。違反者には10年単位で刑事罰を科す。要するに政治生命を絶つ。
政治に、政治家に対して中立な立場の告発機関がない。メディアは、監視する立場だし、それを標榜しているが司法に告発しない。それには微妙に政治力学が介入しているように見えるし、傍観しているのみだから報道姿勢が一方的なときもあるし、政治家に向かって偉そうに対峙してるけれども、そこまでいうのだったら自分が政治家になって改革して来いよといいたくなる。