のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

放送自粛は、人質になる危険を忘れさせる動き。特に自衛隊員に対し――。

2015年01月31日 01時34分49秒 | イスラム国
深爪‏@fukazume_taro さんのツイートです。

――「イスラム国を連想させる」と宝くじのCMが自粛の件、「『五島(ごとう)』なる人物が10億円を当てたと噂されたり『締め切り迫る』などとくじの購入を呼び掛ける内容」とあったんだけど、こういうのがすぐ自粛されるのはクレーム付ける人が多い証拠だし、意識の高い暇人は手におえないなって思った〔21:41 - 2015年1月30日 〕――

えっ、宝くじのCMが自粛!?

自分の目を疑いました。

いつから「イスラム国」がタブーになっているんです?

誰か教えて!

という気分です。

一方で、

「イスラム国」をタブー視しながら、

後藤さんの

履歴が曝されているようです。

たとえば、

こんな具合です。

ecaterinn@indivi61376924 さんのツイートに報告されてました。

――@FIFI_Egypt 後藤健二氏、過去にデリヘル風俗店経営しており、元バイト先の女性スタッフを風俗に勧誘していた と。
最初は同情していたが この事実を知り幻滅しました。

女性を裸にして自分の飯の種にしてきたような人間が今のような現状になり、他国まで巻き込んで迷惑をかけている〔23:37 - 2015年1月30日 〕――

金が目当てで危険地域に入ったのだから美談ではないって

ことなんでしょうか。

しかし、

ジャーナリストは、

普通、美談になる己の姿を思い浮かべて

危険地域に入るわけではないでしょう。

金を稼ぐという動機は

資本主義社会に住んでいる限り

当然です。

いくら金を積まれても

危険地域の取材は、

御免蒙りますという坊ちゃん記者、嬢ちゃん記者は、

ジャーナリストとして見た場合、

不要の人です。

それに、

今や風俗業は、

若い女性のセーフティネットだなんて言いますよ。

前世紀末、

異国に売られる唐行きさんでしたかね、

売春婦の話がありましたよね。

日本の生活できないから

国外に売り飛ばされてしまうのです。

後藤さんも

そういう人に言えない事情を抱えた人なのかもしれないです。

今に日本で特殊なケースではなくなってます。

それに今、そんなことを議論しているときですか。

同情するから

助ける。

と言うんなら、

今後の政治経済の問題には一切嘴を差さないで欲しい。

多分、

そう感じる人は、

安倍某が8ヶ月前に言った

「紛争国で日本人が生命の危険に晒されるような事態においても、しっかりと日本人の命を守ることこそが総理大臣である私の責任であると確信します」(2014年5月15日)

という言葉も

同情心をくすぐられたから納得されたということなんでしょう。

ちなみに、

上の安倍某の言葉は、

きっこ‏@kikko_no_blog さんが記録されていたものです

(同氏のツイート〔10:35 - 2015年1月22日 〕参照)。

忘れたことに

するにはあまりに酷いハッタリないし偽善です。

この際、きちんとこの言葉、覚え直しておこうではありませんか。

なお、付言するなら、

「命を守る」って、

単なる同情だけで解決できるような問題じゃないんです。

ヨルダンの主都アンマンで

パイロットカサスベ中尉のお母さんが

「息子が入隊した時、ヨルダンを守るのだと思っていた。

外国で戦うなんて、私たちの軍のやることじゃない」

(下記〔資料〕参照。)と嘆いておられるような問題に

日本人が直面することでもあります。

上の「自衛組織を「自衛隊」に

「ヨルダン」を「日本」に置き換えたら

決して他人事でないのが了解されるはずです。

ヨルダンと同じ事態にならないように、

後藤さんを取り返せして頂きたいと強く願います。

この願いの前では、、

後藤さんが

風俗店のオーナーであったかどうかなど、

はっきり言って

どうでもいいことなんですよ。

きっとその関係で

あんまり同情されそうでない事例であればこそ、

育ての親でなく、奥さんでもなく、

全く交流のない

お袋さんが出てきたのでしょう。

ところで、

僕が最も驚いたのは、

後藤さんの生計がどういう形で成り立っているかでなく、

イスラム国が

日本との接点として選んだ

後藤さんの奥さんという窓口につき、

自信たっぷりに

菅官房長官がこう言ったことです。

「後藤さんの奥さんのルートを使って犯人側に働きかける考えは?」と問われたとき、

間髪を入れずに

「ありません!」と切り捨てたことです。







何もかもヨルダン任せ、

イスラム国が設定したチャンネルは、

閉じちゃうんですって!

これ、ちょっとショック受けました。

後藤さんの個人事情は、

本人の名誉を傷つける方向では使いますけど、

数少ない

外交の窓口としては生かさない。

ヨルダンに

すべて取引のことはお任してありますんで、

うちはその物件、扱いません!!

って言ってるように聞こえるんだけど、

そんな他力本願でいいんでしょうか。

ところで、

あまり知られていないだろうことで、

次のようなことがあります。

徳永みちお‏@tokunagamichioさんが指摘されている事柄です。

――ホワイトハウスの報道官記者会見で人質交換について矛盾が噴出、、炎上、、。ホワイトハウスは、日本とヨルダンのイスラム国に対する人質交渉問題で、日本政府とヨルダンの方針を容認する姿勢に変わった。 〔17:30 - 2015年1月30日



こんな風に米国の態度が変わったのは、

ヨルダン政府の働きかけの影響が大きいでしょう。

なんでも言いなりの日本と大違いです。

かの政府の対応につき、

志茂田景樹‏@kagekineko さんが

――ヨルダン政府の対応はとても穏やかで寛容。イスラム国に囚われているパイロットの安否も定かでないのに毅然としている。もし、卑劣極まる行為で断じて許せないと繰り返し訴えていたら、すべてのパイプは塞がるだろう。ヨルダン政府の大人の対応に、今は期待して祈るのみである。〔0:35 - 2015年1月30日 〕――

と仰っています。

何でも米国の言いなりでいいはずがないということ、

この間のヨルダン政府の動きから

学んでもらいたいものです。


〔資料〕

「『国守るため入隊のはず』パイロットの母」

   東京新聞(2015年1月28日夕刊)

☆ 記事URL:http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015012802000250.html


典拠:coco‏@cocobluesky さんのツイート〔21:01 - 2015年1月29日


【アンマン=共同】過激派「イスラム国」とみられるグループが、拘束している後藤健二さん(47)とヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉(26)の殺害を新たに警告した二十七日、ヨルダンの首都アンマンでは市民に動揺が広がり、人質救出に向けた対応をヨルダン政府に求める声が相次いだ。


 米ニューヨーク・タイムズ紙によると、中尉救出を訴えるデモに姿を見せた中尉の母親は「息子が入隊した時、ヨルダンを守るのだと思っていた。外国で戦うなんて、私たちの軍のやることじゃない」と訴えた。

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