スティーブ・ジョブスの思い

スティーブ・ジョブスの伝説の卒業式のスピーチ 1-2


スティーブ・ジョブスの伝説の卒業式のスピーチ 3


スティーブ・ジョブズ＆筑紫哲也　対談


アップル(Apple）ＣＭ　クレイジーな人たちがいる




――クレイジーな人たちがいる

反逆者、厄介者と呼ばれる人たち

四角い穴に

丸い杭を打ち込むように

物事をまるで違うように見る人たち

彼らは、規則を嫌う

彼らは現状を肯定しない

彼らの言葉に心打たれる人がいる

反対する人も賞賛する人も

けなす人もいる

しかし、彼らを無視することはできない

なぜなら、彼らは物事を変えたからだ

彼らは、人間を前進させた

彼らはクレイジーと言われるが

私たちは天才だと思う

自分が世界を変えられると

本気で信じる人たちこそが

本当に世界を変えているのだから――

いい文章ですね。

次々登場する天才たちに続き、

最後に“普通”の少女の、こちら向きの顔が

アップで映し出されます。

このようなＣＭの締め括り方に、

単なる個人崇拝でない、

ジョブスの思いが伝わってきます。

その精神は、

事業が快進撃を始めた１９８４年当初から

一貫していたようです。

ところで、次に見るＣＭでは、

“普通”って何？

という問題とは別に、

――You'll see why 1984 won't be like “1984”.

（どうして1984年が1984年のように見えないのかは、

いずれ分るでしょう）――

という流れゆく文字に

体が凍るように感じ、背筋が伸びました。

行進シーンで先頭を歩いている人が

なぜかガスマスクをしてい、

まるで、このＣＭ、

事故収束に向け働く福島第一原発の作業員を想定して

作られたかのようだったからです。


Apple "1984" CMのリニューアル版


さて、本日、

アップル社の前ＣＥＯ、

そして偉大なる先覚者であったスティーブ・ジョブズが

１０月５日に膵臓がんで他界したことを知りました（Time Photos参照）。

享年５６歳。

ご冥福をお祈り致します。